ローラン・バーンワルト トライ・オクス2011年 750ML
トライ・オクス2011年です。
再入荷いたしました!
アルザスの挑戦者!と評される生産者
80年代に父の跡を継ぎその後ビオディナミに転換したようですが
その当時はまだ醸造は通常というかクラシックなものだったようで
その後の出会いがじょじょにヴァンナチュールの深いほうに深いほうに
進んでいったのではと思います。
まずは
クリスチャン・ビネールとの出会い・・・
この出会いの後に
醸造のほうもより自然なほうへと変化していき
そして次が
ジャン・マルク・ブリニョとの出会い
これも大きな転換となったのではと思います。
ローラン・バーンワルトの葡萄を使いジャン・マルク・ブリニョがネゴシアンワインとして
仕上げたこと
亜硫酸も無添加で仕上げるわけでそのへんが与える影響も非常に大きいのではと思います。
自分の育てた葡萄が醸造一つでこうも変わるのかと
そう思えば引き込まれていくわけですね
現在ではアンフォラでの仕込みなども挑戦しているようで
益々目の離せない生産者であります。
私自身も2010年のシルヴァネール飲んでその当時は
まだまだワインにも安定感あり
でもワインに生命力あり今後シュレールなどの方向へとも思うときもありましたが
完全に最近のワインは突き抜けた感あるワインスタイルとなっていると感じます。
今回入荷のワインは
五種類です。
ピノー2013年
(ピノブラン・オーセロワ)
シルヴァンネトル2011年(微発泡)
(シルヴァネール)
トライ・オクス2011年
(ピノグリ)
ラ・プティット・フォリー2013年(微発泡)
(ゲヴュルツトラミネール)
ゲヴュルツ・モナムール2013年
(ゲヴュルツトラミネール)
以上5種類白と白微発泡となっております。
ですがどれも限定数量の割り当て入荷となっております。
どのキュヴェも数百本ほどの日本への入荷のようです
今回のワイン
ローラン・バーンワルトのワインであれば気になるワインばかりですが
そうはいってもただご案内いただいて発注となると
たぶんこの5種の中から2種ほど特に気になるワインだけの
ご発注だったのではと思います。
ただ今回は初めてですがヴォルテックス様のオフィス試飲会に参加しました。
その中で5種類飲んで
間違いなく5種類すべてお取扱いしたいと感じたワインでありました。
かなり踏み込んだワインもありながらもワインとしての生命力しっかりと感じるワインゆえに
全然不安定さなど感じないもの
ピノーやシルヴァントネルなどはまだその中でも大人しい仕上がりとはいっても
その完成度の高さ塩っぽいミネラル感じる高次元のバランス保つワインであります。
トライオクスは
その名前が示す通り
酸化的なニュアンス
その表現をいかに生かして取り入れるべく考えられたキュヴェなのかと
酸化と逆に生命力ある果実味がとろけるように存在し
旨い!という感覚にかならず振れていただけるのではと思うキュヴェ
ラ・プティット・フォリー
トロピカルな濁りがジュワ旨な最高のアルザス
アルザスなんだよなとそんなことはどうでもよい享楽的なおいしさあるワイン
最後のゲヴュルツ・モナムール!
最後の三種は特に
どれもまったく違ったキャラクター見せつけるワイン
それぞれが存在感の塊のようなワイン
なんとも言い難い幸福な気持ちにそして心がフニャリとトロケル瞬間がそこにあります。
ヴォルテックスさんの
テイスティング会
20種類近くのワインございましたが
中盤から後半にかけてフルスロットルな勢いあるワインばかり
確実のその中核をなしていたローラン・バーンワルトのワイン
心に刻むそんなワインでありました。
ということで
少量ではありますが
こちら
トライ・オクス2011年
酸化色全開のこのキュヴェ
名前もトライ・オクス
オクス=Ox
そのへんの意味で攻めたワインでありますが
今回攻めた造りのワインでも全然楽しめる余裕が感じられるワインなのです
攻めたワインでもう生命力が衰え残りカスのようになったワインは何一つなく
まだまだ成長そして変化していく力に満ちたワイン
2011年でもまだまだ若さも感じる様なワイン
こんな酸化的なニュアンスありながらそれが実現できてしまうワイン
すんごいですね
酸化とそして貴腐のニュアンスが入り混じり複雑な世界表現するこのトライ・オクス
記憶に刻まれるワインとなりそうです。
以下インポーター様情報
●<トライ・オクス>
本来は辛口用のピノ・グリを摘む区画なのに一部にボトリティスが付いたため、その葡萄のみを使って発酵
させたもので、
収穫時のブドウの潜在アルコール度数は17度以上ありました。そのためか発酵が早めに止まって残糖があ
り、加えて酸化的
だったため他のワインに混ぜることもできず、試しにタンクから抜いて樽に移してみたところ発酵が再び始
まりました。
樽での発酵期間中にウイヤージュ(補液)せずに3年間置いたもので、味わいには微妙に酸化的なところが
あります。
琥珀色に近い濃い目の黄色で、熟成感と優しい酸化のニュアンスが落ち着きと複雑さを感じさせます。
蜂蜜やリンゴの蜜にタバコ等のハーブの香りにビターカカオの様な風味が混ざり、芳醇でボリューム感のあ
る
味わいです。貴腐や酸化のニュアンスもそれほど強い印象ではなく、ほどよい甘みに平行してしっかりとし
た酸を
感じるので、ボリューム感のバランスも整えてくれています。
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