シリル・ファル　ルージュ・ゴルジュ　ジョンヌ・ヴィーニュ2023年　750ML

4,893円(税445円)

定価 5,300円(税482円)

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本

シリル・ファル
ルージュ・ゴルジュ　ジョンヌ・ヴィーニュ2023年　750MLです！

二番通り酒店様のワイン
年末近くになると
やはり特別なワインもお目見えするわけですが
その中の一つ
ルーションのグランヴァン的存在の
シリル・ファルのワイン
ドメーヌ名は
今までは
クロ・デュ・ルージュ・ゴルジュでしたが
クロという言葉がなんでもAOCの各付けワインにしか使えないとかで
実際シリル・ファルの畑は
クロと呼ばれる石に囲まれた畑となっているようで
だからこそのクロ・デュ・ルージュ・ゴルジュなのですが
役所さんの関係なんでしょうね
また
アぺらシオン取得のための品種もあるようで
シラー、ムールヴェードルなどを持っていないために
周囲からの批判などもあり
ドメーヌ名の名称変更となったようで
シリル・ファルのドメーヌは
ルージュ・ゴルジュと変更になったようです。

そんなドメーヌワインの
ルージュ・ゴルジュ
ジョンヌ・ヴィーニュ2023年
ドメーヌワインは今回この一種のみで
ジョンヌ・ヴィーニュ
他の生産者のワインでも
ジューヌ・ヴィーニュという名前の付くワイン
ラ・フェルム・ド・サンソニエール
の赤とか
アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールのワインでも
アリゴテJV（ジューヌ・ヴィーニュ）というワインありましたね
樹齢の若いものから造られたワインにはそういった名称つけることあるようですが
シリル・ファルのワイン
確かに若木だったもののようですが
すでに樹齢は30年を超えてきたようでそろそろ他のワインと
合わさる時がくるのかもと思います。
でもそのギリギリの線だとすると
ワインの品質は上がっているのに価格はジョンヌ・ヴィーニュのものと
なると
これはお買い得ワインともいえるのかと思います。
今回こちらいただきました。
以前もそうでしたが
シリル・ファルのワインには
洗練された筋肉ともいいましょうか
無駄に肉のついたものではなくそぎ落とすことで浮かび上がる
引き締まった体躯
それを感じます。
若さと紫の美しい液体
グルナッシュのワインですが
いわゆるグルナッシュの果汁感や果実味のふくよかな表現とは違い
ドライな表現の中に美しさを見出すワイン
根や葉そしてピュアな果汁感も洗練されて表現される
香りや色調からは若々しい新鮮味ある表現中心でも
飲んだらドライなのに本格派
ルージュ・ゴルジュのポテンシャルの高さを有するワインで
それでいて派手さなどは求めない実直さ
真っ直ぐさそして骨格
それらも無駄な肉は無く土壌からの研ぎ澄まされたミネラルが
支えとして形作るようなワイン
そしてその果実味の飲みこんだ後にふわっと立ち上がる
黒いエキスも記憶は樹齢が上がってきたことによる
深みと捉えると自分では思います。
これがさらに大きさを増していくことで上位キュヴェで
占めるグランヴァン的魅力へとつながるのかと
上質さや大人っぽさ
まさに通好みのワインではと思います。

以下インポーター様情報
ROUGE GORGE JEUNES VIGNES 2023 [ nouveauté ]
ルージュ・ゴルジュジョンヌ・ヴィーニュ
品種：グルナッシュ
ジョンヌ・ヴィーニュは1.5haある片麻岩(花崗岩のような石)に植えられた樹齢約30歳のグルナッシュ。だんだんジョンヌ・ヴィー
ニュ(若樹)とは呼べなくなってきたなと笑顔のシリル。木樽で1週間マセラシオン。大樽で8ヶ月間熟成。どの区画に対しても常に
ベースとしている醸造スタイルです。2022年は残糖が残り揮発酸があがり納得するまで寝かせるそうです。2021年から1ミレジム
スキップしての2023年のリリース。「2023年は2021年と同様に、年間で250mmしか雨が降らなかった。アリゾナの雨量と同じ
だ。雨にはミネラルはないが、水を求める根が地中の岩の奥深くまで入り込み、隅々から吸い上げた水にはミネラルがある。暑くて
乾燥した年にもかかわらずアルコール13.5%に仕上がり、繊細できめ細やかなタンニン、美しいミネラルをたたえている。」そうシ
リルが語るとおり、私たちも素晴らしい仕上がりと感じる2023年。タンニンは驚くほどに繊細で、冷んやりと柔らかいミネラルが液
体に満たされています。南仏でこの美しいミネラルを淡々と表現するシリルというヴィニュロンの、派手さはないですが揺るぎのな
いメッセージを込められたワインをより多くの人に感じていただけたら嬉しいです。どこまでも静かに深く、南仏に一輪だけ咲く美
しい花のようなワイン。

その他今回新たなワイン
シリル・ファルのネゴスもの
買い葡萄で造られたワイン到着です！

前回もユヌ・ヴィ・ラ・ニュイ2022年
買い葡萄で造られた赤は
手ごろな価格ながらシリル・ファルのワインらしい
均整のとれたワインでコスパも良いワインでありました。

今回ネゴスワインは
オー・シャンシリーズという名前でのリリースとなるようで
飲んだワイン
○オー・シャン　ミュ2023年マセラシオン
ミュということで
ミュスカ・プティ・グレンで造られるマセラシオンワイン
シリル・ファルと同地域の葡萄を買い入れて
初めて造られたマセラシオンワイン
まずは色の濃さ濃厚でエキスもたっぷりある感覚
香りはミュスカのマセラシオンらしく
華やかさもありつつ熟度あり
濃厚な柑橘
たぷたぷでトロリンな雰囲気
これは攻め攻めなのかと思いきや
飲むとやはりシリル・ファルのワイン
初めて造るマセラシオンワインでも調和あり
旨みの濃さなどはあってもドライな方向へ
しかも雑味等があるのではなくまったりと一体感あるオレンジワイン
まだ若い段階ではありますので
果皮感やさらにとろけるような感覚出てくるにはもう少し寝かせてから
楽しみなワイン
すでに飲めてしまいますが
オレンジワイン造らせても調和と真っ直ぐな魅力あるワインです。

以下インポーター様情報
MU 2023 [ nouveauté ]
ミュ
品種：ミュスカ・プティ・グラン
収量の厳しい年だった2016年以降、少量つくりはじめたネゴスキュヴェ。ネゴスといえども妥協を許さないシリル。同じラ・トゥー
ル・ドゥ・フランスでシリルと同じような哲学を大切にブドウを栽培する生産者から購入したブドウ。全房で10日マセラシオン。シ
リルが初めてつくるオレンジワインですが、果皮のニュアンスやベジタルな要素、ワイン全体の複雑味を考えると10日くらいの浸漬
がちょうど良いのかな...と最初のオレンジワインの試みで感じたそうです。ただタンニンがもう少し欲しいと、プレスしたあとの
ジュースにドメーヌの区画"Coup de Loup"のマールを1ヶ月漬け込みました。そこからスーティラージュをして、古樽で8ヶ月熟
成。エチケットのイラストは、南仏の太陽と漬け込まれたブドウの実を表しています。控えめに静かに、少量のみのドメーヌワイン
をストイックにつくってきたシリルですが、もうベテランの領域へと達しています。これからの南仏を大きく引っ張っていって欲し
いと心から期待しています。味わいには触れませんが、シリルの初めてのオレンジワイン。楽しんでもらえたら嬉しいです。

次は
○オー・シャン　ラ・ファム・ソレイユ2023年
グルナッシュ・グリ50％
マカブー50％で造る白
こちらも地元ラ・トゥール・ドゥ・フランスの葡萄
熟したプラムやアプリコット
白桃やミラベルのタルトなど
ボリューム感と力強さがある白とのことで
その先にあるまとまりの良さなど完成度の高さはシリル・ファルのワインですので
間違いないかと思います。

以下インポーター様情報
La Femme Soleil 2023 [ nouveauté ]
ラ・ファム・ソレイユ
品種：グルナッシュ・グリ50%、マカブー50%
収量の厳しい年だった2016年以降、少量つくりはじめたネゴスキュヴェ。ネゴスといえども妥協を許さないシリル。ラ・トゥール・
ドゥ・フランスから南に15kmほど、テ渓谷の標高400mの粘土石灰質土壌。川が流れたあとにできる丸い小石などが見られる土
壌。若樹のグルナッシュ・グリとマカブー。プレスディレクト。古樽で9ヶ月熟成。美しい黄金色の色調。熟したプラムやアプリコッ
ト。白桃やミラベルのタルト。アタックのボリュームと力強さ、余韻の削ぎ落とされ整った美しくシャープなミネラル。兼ね備えた
二つの要素に翻弄されるような美しい世界。2017年からこの区画でつくってきたLa Femme Soleilといキュヴェに対して、シリルの
焦点が定まってきたことを感じる素晴らしい仕上がりの2023年。エチケット通り、太陽のような女性を思わせるパッと笑顔になる液
体はさらに進化しています。

次は
○オー・シャン　ル・ルージュ・エ・ル・ブラン2023年ロゼ
ル・ルージュとはいっているのに
さらには
ル・ブランとも入っているのに
結局ロゼ！みたいな
なんともややこしいですが
品種はグルナッシュ50％
ミュスカ・プティ・グラン50％のロゼ
こちらも地元の葡萄
このロゼも素晴らしいみたいですが
濁りあるアセロラ色の液体とのことで
バラやライチ
シャインマスカットにアセロラやザクロと
なんとも多彩でそしてフレッシュなアロマ
弾けんばかりにクリアな果実味と
もう最高なロゼ間違いないでしょう

以下インポーター様情報
LE ROUGE ET LE BLANC 2023 [ nouveauté ]
ル・ルージュ・エ・ル・ブラン
品種：グルナッシュ50%、ミュスカ・プティ・グラン50%
収量の厳しい年だった2016年以降、少量つくりはじめたネゴスキュヴェ。ネゴスといえども妥協を許さないシリル。同じラ・トゥー
ル・ドゥ・フランスでシリルと同じような哲学を大切にブドウを栽培する生産者から購入したブドウ。グルナッシュ、ミュスカ・プ
ティ・グランを一緒に全房で短時間だけマセラシオンしてすぐにプレス。古樽で9ヶ月熟成。濁りのあるアセロラ色の液体。バラやラ
イチ、シャインマスカットにアセロラやザクロといった、花と果実のフレッシュなアロマがグラスいっぱいに広がります。昨年以上
に弾けんばかりのクリアな果実味が押し寄せるヴィヴァンな味わい。ドメーヌワインの生産量が少なすぎて、彼のワインは一部の人
だけの楽しみでしたが、ネゴスのワインが生まれたことで、シリルのつくるワインの素晴らしさがより広まることを期待せずにはい
られません。彼がワインをつくりつづけるために始めたネゴスのワインですが、長年ストイックにテロワールと向き合ってきた彼の
見識、経験をもとにネゴスのブドウに対してもとことん突き詰めたいと、彼が年々楽しんでいるのを感じています。

以下前回ご紹介文
シリル・ファル
ユヌ・ヴィ・ラ・ニュイ2022年　750MLです！！！

二番通り酒店様より到着の新着ワインです。
シリル・ファルです。
南仏ルーションのグランヴァン的な存在の
シリル・ファル
以前のお取扱いで飲んだ赤、白
ともに予想を超えるレベルのワインを産する造り手
葡萄一つ一つの凝縮感も高いものですが
個人的にはそれよりも肉厚さ緻密さの中に秘められた
ドライでリッチなミネラル感
その他の要素との結びつきと完成度スケール感これがの次元が非常に
高い位置にあるワイン
まさに南仏のグランヴァンと呼べる代物かと思います。

ただ
以前のお取扱いから本当に長いことその後のワインを手にすることはできない状況
やはりそれだけに引き合いの強いワインなのかと思います。

今回そんなシリル・ファルから
新たなワイン到着です！

ユヌ・ヴィ・ラ・ニュイ2022年
今回のワインは
買いブドウのネゴスラインのワイン
ただシリル・ファルのワインあれだけのレベルのワインを産する造り手
やはりネゴスも期待のかかるところ
今回いただきましたが
また違った方向性での魅力あるワインのように感じます。
品種は
シラー80％グルナッシュ20％
何よりもワインの親しみやすさがいいです。
ドメーヌワインのほうは若くても飲めてしまう緻密さ完成度ありますが
やはりワインのスケール感あり
どうしても熟成を待ちたいワインとなりますが
こちらのネゴスワイン
抜群の飲み心地あるワイン
なんでもその区画なども
以前の区画よりもフレッシュさと適度な熟度
そのへんのバランスを求めて標高の低い区画の葡萄
それで力強くなりすぎず今回の魅力がでたワインとなっているようです。
グラスに注いだワインは赤紫のフレッシュ感伝わるもの
還元から始まりスワリングでそのへんは飛び
シラーらしい柔らかく程よい熱量そしてほんのり梗や茎系のニュアンスありつつ
葡萄の甘ジューシーな果実感
飲んでもそのまんまふっくらと広がり
スパイシーさとグルナッシュ的なベリーに紫の花
そしてこれらの感じ南仏ワインでもわかりやすいようなワインもありますが
そこからの滋味深く染み入る旨味その中にも程よい複雑性と
ザクザク感
なのにやはりシリル・ファルのワイン
柔らかく飲んでその後の旨味の流れなどじんわりと長く続く印象
上質さもあり親しみやすく
良いバランス感覚あるワイン
ネゴスとはいえどもシリル・ファルのこの魅力ありこの価格のワイン
貴重な存在です。

以下インポーター様情報
Une vie la Nuit 2022 [ nouveauté ]
ユヌ・ヴィ・ラ・ニュイ
品種：シラー80%、グルナッシュ20%
収量の厳しい年だった2016年以降、シリルが少量つくりはじめたネゴスキュヴェ。ネゴスといえども妥協を許さないシリルらしくド
メーヌのワインよりも生産量が少ないですが2022年のこのキュヴェは少し生産量が増えました。コルビエール近くのパジオルという
村にある北向き斜面。粘土石灰質土壌に植えられたシラーと少しだけグルナッシュが入っています。2017年までは標高600mの区画
のシラーを使っていましたが、フレッシュさと適度な熟度を求めた結果、2年前から標高の低い区画のブドウを選びました。窪地に
ある区画でゆっくりと成長するので力強くなりすぎず、シリルがここと思った区画。全房で7日マセラシオン。ステンレスタンクで
9ヶ月熟成。スミレや白胡椒、シナモンの香り。イチジクやダークチェリーの紫の果実。2022年のワインはどのキュヴェも総じて酸
が美しく余韻が長いです。酸と絡み合うタンニンのバランスと冷ややかさが他にはない世界を感じ、シリルがワインに求めるものや
収穫したブドウに対しての彼の見据える的確な着地点を感じます。シリルが真剣に選び抜き醸造される秀逸なネゴスです。

以下前回ご紹介文
シリル・ファル
クロ・デュ・ルージュ・ゴルジュ　ヴィエイユ・ヴィーニュ・ルージュ2017年です！！！

2020年今年のGWは
ある意味日本人の本質が問われるのかと
そんな気がいたします。
それぞれの地域で状況は異なり
深刻な状況もそれぞれ
でもそれぞれの都道府県だけじゃなく
日本が一つになり助け合わなければいけない状況
ただ救済措置などもお金のある自治体そうじゃないところ
それぞれ格差が生まれたり
そうするといざ医療崩壊またはそれに近い段階での助け合いでも
隔たりがうまれてしまうような・・・
今こそ一丸となって医療がたりていないところは余裕のあるところでカバーして
今苦しい業種の方への救済措置もこんな緊急事態なのですから、そのへんの壁を越えての
対応それが
気持ちの面でもみんなで乗り越えていくことに繋がるような気がいたします。

常に不安、ストレスの中の毎日
ちょっとした発散、ちょっとした喜び、ちょっとした優しさ
こんな時だからこそちょっとした思いやりが
感じられると嬉しい
だから誰かにもちょっとだけお裾分けできるよう
私も心がけたいです。

でも私も不安でちょっとした悪戯する子供に怒ってしまったり
でも子供たちもストレスたまっている
でもそんな自分も責めずに気が付いたときに、その分フォローして愛情注いでいければなと思います。

そんな中の私のちょっとした喜び
ほっこりタイムはやっぱりワイン
二番通りさんのワインやっぱり開けるちょット前のワクワク感
その時だけは少し解放される気がいたします。

今回の二番通り酒店様のワインです。

シリル・ファル
当店初めてのお取扱いワイン
二番通り酒店様新規生産者ではなく
当店で初めてお取扱いするワイン
比較的お手頃価格本当に中身考えると非常に良心的な価格帯のワインが多い
二番通り酒店様ですが
その中にあって
南仏ルーションワインですが
比較的価格帯も高めの設定
そのへんもありなかなか手の出ないワインでありました。

ただ今回そのワインに触れて初めてわかる
やっぱりこの価格であるその意味のあるワインであると思いました。
産地はルーション
ラトゥール・ドゥ・フランスという地域
ほとんど聞いたことない地域ですが
スペイン国境に近い町とのこと
スペイン国境近くでルーションというとどうしてもバニュルスのワインなど
思い浮かべてしまいますが
また違った地域のようです。
造り手はシリル・ファル
もともとロワールでワイン造りをしていたようで
その後2002年ころに移り住んだようですね
そして生み出すワインは・・・・
どこまでも根を深く深く伸ばすことできるよう
そう日々たゆまぬ努力を続け
それにより
スペイン国境近くという南仏ワインなれど
外的な暑さなどのテロワールの影響をできるだけ排除した
ピュアな液体それを目指す造り手のようです。
そして
実際そのワインにはその意志が感じ取る事できるワインであります。

今回初めてのお取扱いということで
二種類
赤、白ご紹介です。

まさに南仏グランヴァン的な存在
まず白
○クロ・デュ・ルージュ・ゴルジュ　ブラン2018年
品種は
マカブーです。
大抵マカブーの白
やはり前にくるのは南国風の果実感だったりしますが
わかりやすく明るく甘みと酸味
かな～と思いきや・・・・
グラスに注ぐと
白、黄色系程よい濃度感もあります。
香りは蜜、柑橘系それも南仏系の甘み先行ではなく酸味先行のもの
そしてほんのりバニラ
ほんのりビネガーも奥にあるのかそしてパインなどは後から少し加わる程度
よりミネラル感と透明感ありそれがメロンの風味もあるような
そして浮かび上がる栗など
どれもが完熟感を前に出すようなものではなく
一貫した上品な表現でまとまる感じ
液体もなめらかで厚みもありふくよか
これもジューシーとかパワフル感あるよりは
落ち着きと密度感のあるロワール、ブルゴーニュに通じるような
やはり支えにミネラル感地中深くから吸い上げたものが
あり
この地の熱量とともにバランスよく酸味、キレ、ミネラル感が存在するがゆえの
表現かと思います。
二日目になりより落ち着きリッチ感まし南国フルーツ感も顔を出すようになりつつも
穏やかでしっかりと酸が締めてくれる白
非常に充実感ありこの先の熟成も楽しみなワイン

次は赤
○クロ・デュ・ルージュ・ゴルジュ　ヴィエイユ・ヴィーニュ・ルージュ2017年
クロ・デュ・ルージュの上位のワイン
品種はカリニャン！

それを聞いてカリニャンか～と思った方
以前は私もカリニャンってどこか補助的な品種の印象ありましたが
南仏だとやはりグルナッシュ、シラーあたりがメインの
銘酒となるとそんな品種のワインが多いように思えますが
カリニャンはまだまだ可能性ある品種でもあると思います。
ドゥーテールのブリック・ア・ブリックなども数年寝かせたものは
素晴らしい凝縮感深みあるワインとなります。
そちらは南仏らしい表現のワインとなりますが
今回
シリル・ファルのクロ・デュ・ルージュ・ゴルジュ　ヴィエイユ・ヴィーニュ・ルージュ2017年
ブルゴーニュほどの冷涼感ではないですが
でもブルゴーニュ、ロワールのような美しさしなやかさ繊細さ
それを伴い熱量がグッと塊のようにあるワイン
かといって濃い系で酸が不足したようなワインじゃなく
赤黒く引き締まった液体
穏やかでしっとり
カリニャンワインによっては赤系の妖艶さも出てくるそんな良さもありますが
まだそんな軽やかに広がる段階ではないのですが
何とも言えない旨味の詰まるワイン
でも自然体でいて
ふっとロースト感モカ系のニュアンスも大人っぽくほろ苦く
繊細にリッチでも酸がじんわりと
シリル・ファルが努力を重ねて辿りつく世界なのかと
ヴィエイユ・ヴィーニュということで樹齢90年のカリニャン
特別にこの2017年はカリニャンの出来が
指折り数えるほどの素晴らしいミレジムとのことで
それにも起因しているようです。
正直飲んだ感じ今はまだまだ早い段階かと思います。
ただそれでも調和や美しさがあり飲めてしまうのですが
数年は待ちたいワインです。

カリニャンの銘酒そして南仏グランヴァン！その一つかと思います。

以下インポーター様情報
Clos du Rouge Gorge Blanc 2018 [ NEW ]
クロ・デュ・ルージュ・ゴルジュブラン
品種：マカブー
片麻岩(花崗岩のような石)に植えられた樹齢80歳のマカブー。大樽で8か月間熟成。2018年はほんのり濁りあり。洋ナシや柑橘のニ
ュアンス。ふくよかなアタックからドライな余韻までの流れが美しく、非常にバランスのとれたワインです。

Clos du Rouge Gorge Vieilles Vignes Rouge 2017 [ NEW ]
クロ・デュ・ルージュ・ゴルジュヴィエイユ・ヴィーニュ・ルージュ
品種：カリニャン
片麻岩と砂地の土壌に植えられた樹齢90歳のカリニャン。全房で木樽でマセラシオン後、大樽で20ヶ月熟成。その後さらにステンレ
スタンクで6ヶ月熟成。古樹がつける小粒のブドウは暑い年でも根が深く張りミネラルと水を吸収しフレッシュさを保つそうです。紫
色の深みのある液体。複雑かつ繊細。タンニンが絹のように広がり、その先に確かに感じるミネラル。南仏で生み出される深みのあ
る液体。乾いた大地でミネラルを吸収した凛々しいブドウの樹が思い浮かびます。シリル曰くこの2017のカリニャンは指折り数える
素晴らしいミレジム。

アペラシオンという先入観を超えて生み出されるグランヴァン。
ロワールでワイン造りをしていたシリル・ファルが、南仏のラトゥール・ドゥ・フランスに移り住みワイン造りを始めたのは2002年のこと。ラトゥール・ドゥ・フラ
ンスはスペインとの国境に近い町、ペルピニャンの西にある小さな村です。ドメーヌ名は、CLOS DU ROUGE GORGE（クロ・デュ・ルージュ・ゴルジュ）。ルージ
ュ・ゴルジュはのど元の赤い小さな鳥の名前から来ています。シスト土壌からなる5haの畑を丁寧に、自然循環を大切にしながら畑仕事をしています。いくつかに点在
する区画は、標高200mから250mに位置しており、古樹のカリニャンやグルナッシュ、サンソー、マカブーなどが植えられています。ラトゥール・ドゥ・フランスと
いう日本では馴染みのない場所でつくられるワインですが、シリルのつくるワインは私たちにとって南仏で出会った指折り数える素晴らしいワインの一つです。シリル
は凝縮したタンニンのある、ある意味で南仏らしいワインを造りたいとは思っていません。根が地中深くに張り、限りなくシンプルに、ミネラルを液体にピュアに反映
したワインを目指しています。人と大地とを繋いでくれるピュアな液体を造るためだけに、日々畑仕事と向き合います。根が1cmでも深く地中深くに根を下ろせるよう
に、彼は知識を蓄え、畑と向き合い、経験を積み重ねています。誰からも愛される人柄ですが、決して自分から外に出るタイプの人ではなく、試飲会にもほぼ参加する
ことのないシリル。南仏において変人とも呼べる存在かもしれませんが、その誠実な人柄で多くの造り手やカーヴィストから絶大な信頼を得ています。素晴らしい生産
者がひしめくルスィオン地方にあっても孤高の存在とも呼べる、誇り高い造り手であり、液体もまた唯一無二のものだと感じています。南仏の照りつける太陽や凝縮し
たブドウ...といった外的なテロワールすらも削り取られたワイン。地中深くのミネラルのみが美しく、甘美に宿ったワインです。サロン(試飲会)や人と会う時間を惜しん
で畑に出て仕事をするペイザン（農家）としての姿が印象的でありつつ、求める液体を探求し続ける彼の言葉、在り方に"アーティシャン・ヴィニュロン"とはさもある
ものか...心から尊敬の念を抱かずにはいられません。