自然派ワイン&地酒専門店オネストテロワール

ドメーヌ・ド・シャソルネ ヴォルネイ1erCruレ・リュレ2020年 750ML

11,472円(税1,043円)

定価 13,420円(税1,220円)

在庫状況 在庫 0 本 品切れ中

ドメーヌ・ド・シャソルネ
ヴォルネイ1erCruレ・リュレ2020年です!!!

無事今年もコサールのワインが到着して一安心
というのも
今のこのブルゴーニュの品薄感
そして今後への不安などもある状況
ちゃんと入ってくるかどうか
また種類は?本数は?となるわけで
当たり前のように毎年いただけるかどうか
今後は一年一年詰めていかなくてはいけない状況なのではと思います。

当店は当店で
コサールのワインに関して
お気づきの方もおられるかと思いますが
・・・
現在コサールのワインほぼゼロに近い状況
今後の価格上昇する可能性しかない状況や
品薄になる可能性
そういった様々なことが絡んで
当店長年かけて少しずつ積み重ねてきた在庫など
ではありますが
ほぼほぼ完売状態であります。
当店08よりお取扱いですが
初めての状況ですね

なのである意味例年よりも今回の到着を心待ちにしていたところございます。
ということで
フレデリック・コサール&ドメーヌ・ド・シャソルネ
2020年です!!!

今年も若干の価格上昇ございますが
驚くほどの急激なものではなくそれなりの許容できる範囲のものかと
思います。

そして仕上がりですが
まず2020年のコサールの状況ですが
本当に素晴らしい理想的な状況だったようで
2020年は太陽にも恵まれそのぶん早熟
あまりに早熟だと根からの要素を十分に吸い上げられないままに早くに完熟と
なってしまうともいわれることもございますが
そのへん収量を無駄に増やしたり
また太陽からの影響を恩恵として受けつつも
見極めが大事なわけで
そのへんしっかりと良いものはふくらませ取り入れその他の必要な要素も
陽の部分だけじゃんく陰のほうもあるワイン
さらには
大きな転換をした
クヴェヴリでの造りと卵型タンク熟成など
そのへんの良い面の引き出しについても
一年一年深まり2020年期待の大きなワインとして
登場となったようです。

個人的なテイスティングとしては
今年も試飲会のほうには参加できませんでしたので
到着後飲んだワイン
といっても
上位ワインなどは飲んだらなくなるほどの少量ですので
下位のワインを飲んだだけですが
その感じからも
まず赤に関してはやはり素晴らしいコサールらしさ
コサール節がより引き締まった中に表現されるワインであり
さらなる熟成によるポテンシャルもあるワイン
白に関しては
まだ未知数なところもあるのですが
現状でやや還元状態のようなところあり開けたては少し清澄度が下がる状態など
この先を待ちたい
その分エキスの芳醇さと骨格のしっかりとしたボリューム感あるワイン
このへんは一つ飲んで気になったので
もう一種の白飲んだ印象からも
一種のみではなく他のワインに関してもある程度似た状況にあるのではと
あくまでもそれ以上多種飲めませんので想像の域ではありますが
感じるところです。

そして毎年のように
これには驚きますが
新たなワイン
そんな挑戦を毎年やっているかえてくる
少しでも良いもの新たなものへ
いくつになってもそのへん衰えないどころか
逆にそういった点に関してはさらに精力的になっているのではと思うほどです。

ということで
2020年
今回も注目度大のワインです!!!

詳細は飲んだワインのみで
あとはインポーター様情報のみで失礼させていただきます。

まず今回飲んだワイン
といっても本当に
飲めるワインが限られてきたそれだけに年々品薄になっていく
ひしひしと感じます。

○ブルゴーニュ・ルージュ ブドー2020年
いつもの一番ベーシックなコサールのワインですね
2020年の大まかな情報など先にお伝えしましたが
コサールのワインはドメーヌものネゴス
ローヌものからジュラなど多岐にわたるわけで
さらにはブルゴーニュのものでも
同じ2020年でも
アペラシオンによるもの
ブドーのようにアッサンブラージュするものも
その元となる葡萄の産地の微気候の違いにより
かわってきます。
またそこにコサールの場合
熟成容器の違いなども絡んでくるから
正直2020年の大まかな情報が
ワインごとに考えると当てはまらないものも多いのかなと思います。
このブドーの2020年も
太陽の年早熟なイメージもってテイスティングにあたると
またちょっと違う
というのも
ニュイ・サン・ジョルジュ側の葡萄がかなり焼けもでるような熟した状態だった反面
コート・ド・ボーヌ側の葡萄は
瑞々しく仕上がったことでそのへんあわさることで
今回のブドーのバランスの良い仕上がりとなったようです。
赤紫も色素の濃さも感じつつも美しくほどよい透け感もあり
バランスの良さを予感させる
香りも黒みもありながらも冷涼さシュールさもある
バラ系にほんのりスパイシーな赤系あり
そのへんの出方がすでにバランスあり調和もある
美しく芯があるあたりもコサールらしさがある
程よい中庸な仕上がりもあり
のんでもしなやかでキュッと締まるところは締まりつつも
柔らかく瑞々しいじんわりと大人っぽく染みだす旨味
この出し入れの上手さがすでに感じられるブドー2020年で
いや
やっぱりコサールのワイン美味しいなぁ~としみじみ感じてしまう

そして次は
○ブルゴーニュ・ブラン ビゴット2020年
こちらはそう
印象がまた変わり
グラスに注いだ時点で黄色濃いめさらに若干のにごりもあるのかなと思うような
印象
蜜系も太さもあり厚みと野趣感ここに若干の還元などもあるように感じます。
野の蜜黄色果実もほんのり熱量あり感じ
飲んではやや丸い膜でたぷんとまとまるような印象もあり
それが少しこもっている状態と感じる
厚みと同時に内包するミネラル感もしっかりとある
酸度に関しては例年よりは少し低めのようですが
それでも支えとなるようなレベルではあり
果実味の例年よりも少しボリューミーなところがそう感じさせるくらいかなと
骨太さもあり若干のぴちぴち感もあるところからも
白に関してはこのビゴットでも
もう少し待つ必要あるかと感じました。

このへんからも
白もう一種飲んでみたいと思い
かといってネゴスの上位はなかなか難しいので
○サンロマン・ブラン コンブ・バザン2020年
いただきました。
このサンロマンも太陽を感じるボリュームのあるワインに仕上がったとのことで
今回飲んでもそれがまず感じます
こちらも若干の清澄度の低さも開けたては感じますが
このへんってまた時間とともに変わってきますね
情報では葡萄のタンパク質が多かったために澱がなかなか沈殿しなかったとのことで
そのへんも少し影響あるのかと思います。
となると飲み手としてもそのへんを落ち着かせたり
熟成のほうでも考えながら良い状態で楽しむ必要が出てくるのかと思います。
香りは熟度ある果実香とふくよかさからも
グレフルパインもありつつ黄色果実落ち着いてくると
桃系もまろやかでスモーキーさも感じる
じょじょにミネラル感がしっかりと張り出し果実だけじゃないサンロマンらしさも
引き戻しますが
まだ少し落ち着きない部分もあり
やはり太陽の恩恵をしっかりと受けたワインなどは
そのへんの待つこと必要かと思います。
要素の量や方向性もまだややバラつきありますが
ミネラル感や果実だけじゃない要素もあるためにこのへんが
上手くバランスとりつつ調和してくると面白いのかと思います。

○サンロマン・ルージュ スー・ロッシュ2020年
こちらは飲んでおりませんが
白同様に
いつもは一番遅くに収穫する地域でも
例年よりはだいぶ早くに収穫となり
赤に関してもいつも冷涼さ美しい果実味が伝わるサンロマンでも
ヴァンクゥール様のコメントdめお濃厚という言葉もあるほど
もちろん濃厚なだけのワインではないので
印象は違ってもそれらを引き戻す要素もあるワインだと思います。

以下インポーター様情報
テイスティング
コメント
ダークチェリーの熟した果実の香りにク
ローブやナツメグなどのオリエンタルな
スパイスの香り。ワインは濃厚でストラク
チャーがあり、コクのある凝縮した果実
味をキュートな酸、洗練されたミネラル、
ほんのりビターなタンニンの収斂味が優
しく引き締める!

ちなみに!
収穫日は2020年9月4、5日。収量は40
hL/ha!スー・ロッシュは区画名で名前
の通り薄い表層土のすぐ下を分厚い石
灰岩層が続く。畑面積は1.2 ha。ピュア
な味わいを引き出すため卵型セメントタ
ンクを使用!

○ヴォルネイ2020年
○ヴォルネイ・クヴェヴリ2020年
○ヴォルネイ1erCruレ・リュレ2020年
○ヴォルネイ1erCruレ・ロンスレ2020年
○ポマール1erCruレ・ペズロール2020年
個人的にもこのへんのワイン
好きですね
もちろんネゴスの煌びやかなワインも素晴らしいのですが
フレッドのヴォルネイはやはりこの魅力の出し方とか
奥から湧き上がる果実味地中のニュアンスも含みつつ
無駄に華やかさを求めない
いやあまり関係ないところにある魅力で勝負するワインだからこそ
そこをフレッド節でまとめ上げるワインですかね
あとは毎年ワインによって状態も違うし
購入された方それぞれが見極める飲み頃を今か今かと心待ちにする
そんなワインですね
しかも
今回2020年
サンロマン、ヴォルネイ、ポマールはフレッドの考えるある意味当たり年
2020年の太陽がしっかりと生き届きそれにより凝縮感ある魅力を備えるワインとのこと
飲み頃はその分待たないといけないと思いますが
単なる力のあるワインというだけじゃなく中心にあるエレガントさ
それぞれのワインの魅力を熟成を経ることで浮き上がるワインであると
フレッドも考えるようで
そのへんも含めて当たり年のワインと注目すべきワインとなっているようです。
さらにはヴォルネイのクヴェヴリが現段階ですでに素晴らしい柔らかさも持ち合わせるとのこと
クヴェヴリゆえの状態なのかと思いますが
だからといってすぐに飲んでしまうのはもったいないわけで
やはり今後の熟成を楽しみたいですね

以下インポーター様情報
○ヴォルネイ2020年
テイスティング
コメント
ダークチェリーの熟した果実の香りに甘
草の甘い香り、スミレの爽やかな香りが
重なる。ワインはふくよかかつジュー
シーなコクがあり、芳醇な果実の凝縮味
を洗練されたミネラルと繊細なタンニン
が優しく引き締める!

ちなみに!
収穫日は2020年8月30日。収量は
35hL/ha!区画はコミューンのレ・リュレ
の畑0.63haとレ・グラン・ポワゾの畑
0.25 ha、レ・ポー・ボワの畑0.27 ha、そ
してレ・プティ・ポワゾの畑0.13 haの合
計1.28 haの畑面積。ピュアな味わいを
引き出すため卵型セメントタンクを使
用!

○ヴォルネイ・クヴェヴリ2020年
テイスティング
コメント
ダークチェリーの熟した果実にバラの花
弁の高貴な香りやスミレの爽やかな香り
が重なる。ワインは柔らかくジューシーな
コクが染み入るように優しく、ダシのよう
な凝縮した旨味、キメの細かいタンニン
の収斂味が詰まっている!

ちなみに!
収穫日は2020年8月30日。収量は35
hL/ha!区画はコミューンのレ・リュレの
畑0.63haとレ・グラン・ポワゾの畑0.25
ha、レ・ポー・ボワの畑0.27 ha、そして
レ・プティ・ポワゾの畑0.13 haの合計
1.28 haの畑面積。ミネラルを最大限に
引き出すために熟成はジョージアから特
注したクヴェヴリを使用!

○ヴォルネイ1erCruレ・リュレ2020年
テイスティング
コメント
ミュールやドライプルーンの黒い果実に
甘草、キャラメルの甘い香りが重なる。
ワインはリッチかつ濃厚でボリュームが
あり、コクのある凝縮した果実味に溶け
込んだ鉱物的なミネラル、キメの細かい
タンニンの収斂味が骨格を形成する!

ちなみに!
収穫日は2020年8月27日。収量は35
hL/ha!レ・リュレとロンスレは標高も畑
の方角も土壌の性質も全く同じ!いつも
はレ・リュレの方がロンスレよりも繊細で
女性的だが、今回も前年同様にリュレの
方が力強く仕上がっている!畑面積は
0.25 ha。ピュアな味わいを引き出すた
め卵型セメントタンクを使用!

○ヴォルネイ1erCruレ・ロンスレ2020年
テイスティング
コメント
ミュールやダークチェリーの黒い果実に
甘草やプラリネの甘い香りが重なる。ワ
インは濃厚かつスマートでコクのある凝
縮した果実味にはっきりとしたストラク
チャーがあり、鉱物的なミネラルとキメの
細かいタンニンの収斂味が骨格を支え
る!

ちなみに!
収穫日は2020年8月27日。収量は
35hL/ha!ロンスレの畑はヴォルネイで
一番有名な区画シャンパンのすぐ下に
隣接する!今回も前年同様にロンスレ
の方がレ・リュレよりエレガントに仕上
がっている!畑面積は0.29 ha。ピュア
な味わいを引き出すため卵型セメントタ
ンクを使用!

○ポマール1erCruレ・ペズロール2020年
テイスティング
コメント
ダークチェリーやブルーベリーの熟した
果実にスミレの爽やかな香り、お香のよ
うなオリエンタルな香りが重なる。ワイン
はしなやかかつストラクチャーがあり、コ
クのあるジューシーな果実味に溶け込
む筋肉質なミネラル、キメの細かいタン
ニンが骨格を形成する!

ちなみに!
収穫日は2020年8月27日。収量は
35hL/ha!区画はポマールで有名なレ・
グラン・ゼプノの北に隣接しており、標高
のある分よりエレガントで女性的なワイ
ンに仕上がる!畑面積は0.25 ha。ピュ
アな味わいを引き出すため卵型セメント
タンクを使用!


以下2019年ご紹介文
フレデリック・コサール
ブルゴーニュ・ルージュ ブドー2019年です!!!

待望のコサール2019年です。
昨年のコロナ禍の影響もあり
通常リリース春時期だったものが
秋口に変更となりました。
今年も同様にこの10月のタイミングでリリースとなりました。
昨年そして今年を感じてですが
この秋口のタイミング
数か月の違いではありますが
試飲するタイミング的にもより良いタイミングではと思います。

ただ!
昨年もコロナ禍で試飲会への参加できず自宅で
飲める範囲でのテイスティングとなりましたが
今年2021年も
9月末まで緊急事態宣言
それが終わり10月初めのテイスティング会でしたが
諸事情あり今年も参加することができませんでした。
なんか寂しい気持ちありながらも
引きずっていてもしかたのないことですので
自宅でのテイスティングで極一部ではありますが
2019年のコサールを感じたいと思いました。

来年こそは晴れて試飲会に参加するぞ!という意気込みで
おります。

ということで
まず2019年の仕上がり云々ですが
何より楽しみにしていた2019年
たぶん多くの方が待ち望んでいたビンテージではと思います。
というのも
フレデリック・コサール
その行動力の凄さゆえに
次々と新たなことへ挑戦し続ける”人”
齢60にもなるというのに情熱の塊か!くらいの勢いございます。
今までも
ネゴシアンワインへの挑戦
そして南仏プロジェクトワイン
ジュラワインにローヌワインのスキンコンタクト
様々挑戦し続ける人ですが
それが個人的には二年目のワイン
これに注目しております。
初年度はやはり初めての挑戦
たまに?が浮かぶこともありますが
これが二年目になるとこの一年でこんなに自分のものにできるのか!?的な
レベルにまで押し上げてきます。
それゆえに
現在最終の大きな変化
樽からの脱却
クヴェヴリ仕込みワイン
そして
卵型セメントタンク仕込みワイン
この最終着地点
これの二年目
そのワインをじっくりと楽しんでみたかったその想いが非常に強かった
今回の2019年ものです。
たくさんのキュヴェを知ることはできませんでしたが
逆に
1本のボトルを最後まで何日もかけて感じることできる
自宅でのテイスティング
これはある意味良かったと思っております。
たぶん試飲会に行ったとしても帰ってきてから
ボトル開けていた可能性はありますが・・・・
でもこの2019年収量も少なくさらに日本以外からも引っ張りの強いワイン
2019年はさらになんか少ない本当に少ない印象
いただけるワインの本数が本当に限られてきております。
これは数年続いている印象ありますので
今後もさらに割り当ては厳しくなる傾向にあるのかと思います。

そのへん嘆いていてもしかたのないことですので
あるワインを楽しみたい

そしてこれはまだどう影響してくるかわかりませんが
ヴァンクゥール様のホームページに記載のあった件
コサールも60歳を迎え
後継者問題も考えないといけないわけで
でも自分の息子さんはまだ12歳とかでまだ後継となるわけにもいかず
そこで繋がったのが
あのブルゴーニュのオーレリアン・ヴェルデ!
どこで繋がっていたのかわかりませんが
オーレリアン・ヴェルデはさらに拡大路線で考えているようで
そこで
ドメーヌ・ド・シャソルネの所有者をなんと
オーレリアン・ヴェルデがなるという
そして
パートナーシップを組んでドメーヌの持続の可能性を広げる
そしてコサールはワイン造りに注力するとともに
最終的な夢でもある
グランクリュ モンラッシェをいつか仕込む!という
夢に向かっているようです。
壮大ですね
そしてその夢に向かって貪欲で真っ直ぐ
凄いです。

そして今回の2019年
私の方で飲んだワインは
サンロマン・ブラン コンブ・バザン2019年
サンロマン・ブラン コンブ・バザン クヴェヴリ2019年
サンロマン・ルージュ スー・ロッシュ2019年
サンロマン・ルージュ スー・ロッシュ クヴェヴリ2019年
この四本となります。
通常物の卵型コンクリートタンクの進化は
そして
クヴェヴリもののさらなる進化は
といった点これを確認すべく飲みました
そしてものの見事にさらに次のステージへと進んだコサールのワインがありました。
なんで?と思うほど
これも運命なのかもしれませんが
2019年というビンテージがさらに関係しているものもあるかと思います。
ヴァンクゥールさんの表現としても
”ミラクル”という言葉があるほどのビンテージで
そこにこの大変革の二年目にあたるコサールのなにか持っている感が凄いです。

そのワインですが
○サンロマン・ブラン コンブ・バザン2019年
コサールのワインでこのサンロマンは
定番でありますが
始まりのワインでもあり
たださらにスタンダードのブルゴーニュ赤、白のブドーとビゴットあるので
初めてという方はそちらに流れる傾向もあり
今までのイメージでは
いぶし銀的な存在で少し中途半端な位置にいるところも否めない
そんな印象ありましたが
2019年のサンロマン
赤白ともに見事に弾けている一押しワインともいえる仕上がりとも感じます。
残念ながら他のワイン飲んでいないので
このワインだけが突出しているのか
いや同レベルですべてが高い次元にいるのかこのへんは確認できないのですが
想像や評価からすつと、たぶん全体的な高いレベルの仕上がりがありながら
価格対比でもこのサンロマンは伸びの凄いワインとなっているのではと
想像いたします。
飲むタイミングやそれもあるかと思いますが
私にとっても忘れられないワインの一つになった気がいたします。
白サンロマンの卵型コンクリートタンクのほうですが
注いだ瞬間これはクヴェヴリものもそうでしたが
一瞬濁りとも思える瞬間があったのですが
でも少しするとグラスの中はクリアーな色調へと
不思議
香りゴマ油、パイン、蜜にバニラこのバニラ系が
ノン樽なのになぜ?と思うところあり
これらの香りの集中力さらにはそこからの抜ける課程
この出し入れの感覚が凄い
じょじょにマロンのようなそしてほんのりブリュレ香からのキャラメル
これはなんなのか
飲んでもまろやかでボリューム感ありトロンとポロンと口中を踊る感覚
さらにボリューム感ありながらも程よい緊張感とともに磨きこまれた感が
あり
飲んで喉を、食道をそして胃へと行く過程の熱さ
熱量が燃えるようです。
すべてが見事に繋がり余韻も長く
サンロマン コンブバザン
そのイメージがまた変わる1本でした。

次は
○サンロマン・ブラン コンブ・バザン クヴェヴリ2019年
こちらもグラスに注いだ瞬間濁り?と思う感覚あり
でもすぐに消えてクリアーな液体へと
ほんのり黄色
通常バージョンよりも薄めと感じるようですがほとんど変わらない程度
ゴマ系これは還元から来るものもあるかと思いますが
甘味密度あるパインありますが果実系はすぐには出てこない
その分鮮烈なミネラル感が湧きだし
清水のような感覚少しずつ立ってくる
透明感と厚み
なんか不思議な両立なのですが
これが現れるクヴェヴリワイン
そして表したかった純粋性なのかと
スワリングでフローラルな香りが立ち出し
飲むと想像超えるエキスのねっとり感そして口中でパワフルさが増していく
洋梨や蜜系黄色果実フレーバーなどは
後から後から湧き出すも基本にあるピュアさミネラル感の多量さ
これは総量が多いというよりはより引き出された
配置された場所の違いのように思えます。
両ワインともに
非常にメリハリのあるそれでいて角があるわけじゃなく
丸みと持続性の中に存在する
同じワインでもこうも明確に表現をかえてワインにするコサールに脱帽です。

次は赤
○サンロマン・ルージュ スー・ロッシュ2019年
2019年白はボリューム感と低い位置からの酸があり
コサール自身もミラクルと呼ぶ仕上がりとのことですが
赤に関しては今回飲んだワインでも感じたことですが
タンニンの繊細さや柔らかさそして要素が多量に存在する
コクのある旨味にジューシーさもでるワインとなっている
そんな赤
その中の
サンロマンの赤卵型コンクリートタンクものです。
赤紫の落ち着いた色調でリリースしたての段階ながら色の張りは非常にありますが
何とも言えない深みのある色
やや還元状態から始まり
そこからより森の木々の中にあるような
フランボワーズ
シュールさありドライさその気のバラ系も程よい野性味も加わりつつ
でもコントロールできている香りの要素
これらもやはり同系の要素そして絶妙にズレ感を出しながら
複雑性を醸しだしている
液体は飲むとトロリとしてゆったりとボリューム感のある液体
やはり白同様に熱いエキス感
黒系の凝縮感とかじゃなく
エキスの旨味の濃さがある
旨味のふっくらとしたそしていつもより高級感漂い
これも樽系のリッチさじゃなく素の中にある妖艶さのようなものを纏いながら
抜ける段階でもフランボワーズなどの森のような感覚が呼びさまされる
ピュア果実
卵型コンクリートタンク熟成でもどこかに木質感が加わる
熟成じゃなく醗酵やマセラシオンの中での木桶などの記憶からなのか・・・
基本のピュアさありながらも要素も多彩そして充実感あるワインゆえに
飲んでいて満足感の高い1本です。

次は
○サンロマン・ルージュ スー・ロッシュ クヴェヴリ2019年
クヴェヴリのほうは気持ち赤紫が鮮やかな気がいたします。
バラ感、フランボワーズよりストレートに妖艶さ纏う赤系が滲み出す
卵型コンクリートタンクものよりも
ほんのり甘さも感じつつエキスのねっとり感
充実のふっくらとした旨味
シュールでドライさもある
クヴェヴリものでもいわゆる野性味ある個性強いものではなく
非常に細やかなアクセント程度に表現を豊かにする要素はある感覚ですが
これまた二年目のコサールの凄さというか
自分のものにしている感が確実にあります。
当たりは柔らかくふっくらとしていながらピュアさと筋肉質な
程よい緊張感も漂いながら余韻の長さを楽しめるサンロマン クヴェヴリ

2019年コサール
この四本しか飲んでおりませんが
何か私のほうでも自信となったコサールのワイン
乱暴にすべてのワインが
2019年コサール凄いです!とは言えませんが
卵型コンクリートタンク
そして
クヴェヴリ仕込みを自分のものとした、着実に1歩進んだ
その姿が現れた2019年ものとなっているそう信じております。

以上今回飲んだワイン
そしてその他のワインですが
今回本当にそれぞれのワイン極少量ずつ
ただ種類は豊富です。
コサール好きな方はそれぞれのワインに思い入れあるかた多く
どれが一番とかじゃなく
その方その方に一番のワインあるのではと思います。
私も今まで様々飲んできて
記憶に深く刻まれるワイン多くございます。
その時その時のタイミングで出会いあり
こんな美味しいの!?と驚くときもあり
またこんなエレガント!?とビビるときもあり
こんな成長遂げるの!?と感嘆の声を発するときもあり
それがコサールのワインだと思います。

2019年今回飲んだワインそしてインポーター様の情報からも
ある程度自信をもってご紹介できるワインばかりかと思います。
それぞれのワイン飲み頃を考えて楽しむ必要はあるかと思いますが
詳細お伝えできませんので
インポーター様情報でかえさせていただきます。

先にコサールからのネゴス系の情報ありますので
掲載させていただきます。

ネゴシアン白
2019 年は、収量的にかつてないほど厳しい年だった。4 月の霜と干ばつにより、ピュリニー・モンラッシェ1er Cru ガレンヌとクロ・ド・ラ・ガレンヌはブドウがほとんど収穫できなかった。その他、ピュリニー・モンラッシェ、ピュリニー・モンラッシェ 1er Cru レ・フォラティエール、ボーヌも例年に比べ約 5 割減、シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru アベイ・ド・モルジョ、ビゴットに至っては約 8 割減と惨憺たる結果だった。2019 年は、重心の低い酸が乗ったストラクチャーある味わいに仕上がっていて、フレッド曰く
「暑い年でありながら、酸がしっかりと残った 2015 年に通じる」とのこと。今回、ビゴットのクヴェヴリと卵型セメントタンクでの仕込みは前年と変わらず、その他ボーヌ、ピュリニーも卵型セメントタンクを使用した。
唯一シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru アベイ・ド・モルジョだけ、タンクを満たす量がなく、例外的に樽を使った。「卵型セメントタンクの魅力はピュアなミネラルを引き出すこと」とフレッドが言うように、
今回新しく卵型セメントタンクで仕込んだボーヌとピュリニーは、ピュアかつシャープでワインに透明感があり、まるで凝縮した旨味たっぷりのミネラルエキスを飲んでいるようだ。

ネゴシアン赤
コート・ド・ボーヌ地区に比べて、コート・ド・ニュイ地区は霜の被害が少なく、むしろ収量減は干ばつの影響が大きかった。収穫したブドウは、夏の干ばつにより途中ブドウの成熟にブレーキがかかったことで、酸が最後まで落ちなかった。醸造は、ブドウにポリフェノールが多く含んでいたので、タンニンを抽出しすぎないようドメーヌの赤同様にマセラシオンにアンフュージョンを取り入れた。そして熟成は、樽を廃止し、卵型セメントタンクもしくはクヴェヴリを使用した。品質的には、フレッドも「初っ端のブドーからすでに、今までのどのミレジムにも例えることのできない驚くほど魅力的なワインに仕上がった!」と大絶賛する。
出来上がったワインは、樽による味わいのマスクがない分ピノノワールの持つ純粋で多彩な味わいのグラデーションを畑ごとに堪能できる。特に彼の注目は、ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ダモードと今回新しく仲間入りしたニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャルモット、そして、モレ・サン・ドニの 1er Cru レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュとレ・モン・リュイザン。それぞれ同じアペラシオン同士なのに一方がエレガントさを、他方がしっかりとした骨格を、と個性が対極に分かれる点は、テロワールのディテールを知る意味において非常に興味深いとのこと。その他、メルキュレイは、クヴェヴリで仕込むことによりしなやかさが増し、また教科書的にはパワフルで「王のワイン」と言われるジュヴレ・シャンベルタンは、そのイメージを覆す程エレガントで柔らかい。シャンボール・ミュジニーは、これぞまさにブルゴーニュの女王と言えるビロードのようなふくよかな果実味とストラクチャーを持ち、そして、ヴォーヌ・ロマネは、果実の気品さと厳粛さが完璧に表現されている。どのキュヴェもフレッドの脱樽熟の理念に脱帽する、説得力のあるワインに仕上がっている

以下インポーター様情報
○ブルゴーニュ・ブラン ビゴット2019年
テイスティング
コメント
クエッチ、スイカズラの花、マジパン、カ
シューナッツ、ヨーグルトの香り。ワインはミ
ネラリーで厚みのある洗練された旨味があ
り、みりんのような凝縮したエキスと塩気の
あるミネラルが口の中で複雑に合い舞う!

ちなみに!
収穫日は2019年9月14日。収量は
20hL/ha!ビゴットとは「信心に凝り固まった
人」という意味。ピュリニー村内の区画とヴォ
ルネイとポマール近辺との区画のブドウが
主。前年同様に、ピュアな味わいを引き出す
ため卵型セメントタンクを使用!

○ブルゴーニュ・ブラン ビゴット クヴェヴリ2019年
テイスティング
コメント
青リンゴ、梨、白い花、フェンネル、ブルー
チーズ、日本酒、鉱石、潮の香り。ワインはミ
ネラリーかつ複雑でみずみずしい透明感が
あり、塩気のあるダシのような旨味エキスを
骨格のある酸、鉱物的でチョーキーなミネラ
ルが支える!

ちなみに!
収穫日は2019年9月14日。収量は20
hL/ha!ビゴットとは「信心に凝り固まった人」
という意味。ピュリニー村内の区画とヴォル
ネイとポマール近辺との区画のブドウが主。
前年同様に、ミネラルを最大限に引き出すた
めに発酵熟成はジョージアから特注したク
ヴェヴリを使用!

○ブルゴーニュ・ルージュ ブドー2019年
テイスティング
コメント
グロゼイユ、グリオット、シャクヤク、シソ、鉱
石の香り。ワインはキュートかつコクのある
柔らかな赤い果実が染み入るように優しく、
ダシのようにピュアな旨味に滋味深いミネラ
ルとチャーミングな酸、キメの細かいタンニン
が融合する!

ちなみに!
収穫日は2019年9月15日、18日。収量は
25hL/ha!ピュリニーとサシャーニュの間の
教会の近くにある区画のブドウとニュイ・サ
ン・ジョル・ジュ・クロ・デ・コルヴェの国道を
挟んで対面にある区画のブドウをアッサンブ
ラージュ!ブドーは「カトリック司祭の案内
係」という意味があり、教会の近くにある畑と
ワイン名を関連付けている。前年同様に、
ピュアな味わいを引き出すため卵型セメント
タンクを使用!

○ブルゴーニュ・ルージュ ブドー クヴェヴリ2019年
テイスティング
コメント
グロゼイユ、シャクヤク、カーネーション、オ
レンジピール、プラリネ、赤味噌の香り。ワイ
ンはキュートで明るく、赤い果実の艶やかか
つ優しく染み入るような果実味があり、チャー
ミングな酸、鉱物的なミネラル、繊細なタンニ
ンがボディーに張りを与える!

ちなみに!
収穫日は2019年9月15日、18日。収量は25
hL/ha!ピュリニーとサシャーニュの間の教
会の近くにある区画のブドウとニュイ・サン・
ジョル・ジュ・クロ・デ・コルヴェの国道を挟ん
で対面にある区画のブドウをアッサンブラー
ジュ!ブドーは「カトリック司祭の案内係」と
いう意味があり、教会の近くにある畑とワイ
ン名を関連付けている。前年同様に、ミネラ
ルを最大限に引き出すために発酵熟成は
ジョージアから特注したクヴェヴリを使用!

○VdFラ・シャソルナード2019年白・泡
品種 アリゴテ
テイスティング
コメント
レモン、ベルガモット、ゼスト、シトラス、フェ
ンネル、白い花の香り。泡立ちは繊細かつ爽
やかな清涼感とキレがあり、透明感のある
まったりとしたエキスにグレープフルーツのよ
うな柑橘系の心地よい苦みが溶け込む!

ちなみに!
収穫日は2019年9月14日。収量は
35hL/ha!コルクの上に王冠を付けたペティ
アンボトルでリリース!残糖は2 g/L以下!
ガス圧は5.2気圧!区画名はVevesでブドー
の畑に隣接する。

以上まずはフレデリック・コサール名義のワイン
スタンダードもの
ブドーとビゴットですね
それぞれ卵型コンクリートタンク熟成ものと
クヴェヴリ熟成もの
コサールの基本を知るワインであり
ここからコサールを知ることとなるワインになるかと思いますが
2019年期待のワインです。

そしてもう一つこれだけは
全く別物のワイン
ラ・シャソルナードですね
白泡ものアリゴテで作る試飲会などでもこのワイン飲んで
一気に頭の中が吹っ飛ぶような爽快感と
リフレッシュする最高の泡物です。








以下2018年ご紹介文
ドメーヌ・ド・シャソルネ
サンロマン・ブラン コンブバザン2018年です!!!

いよいよ待ちに待ったシャソルネ&コサール2018年がリリースです!
なんというか
何からお伝えしてよいか悩むほどに
大変革となった2018年
まずコロナ関係ですが
この時期にリリースとなったこと
これは例年ですと
春時期新ビンテージリリースなので3~4月頃なのですが
実際ワインはリリースできたようですが
やはりヴァンクゥール様
もっとも力を入れて愛情込めて伝えているワインの一つ
単純に予約とってリリースとはしないあたりさすがです。
ちゃんとコロナのある程度の収まりを待って
限定的な試飲会やお客様にわかってもらえて魅力伝えてからの
リリースにしたかった
その想いがこの時期のリリースとなったことです。

ただ・・・ただですが
私自身
タイミングずれて本来ですと8月や9月に試飲会
あったのですが
様々な状況鑑みて
どうしても福島の地から東京はそんなに遠方でもないとも思いつつも
嫁の看護師という仕事からも
万が一があり得ない状況で試飲会は泣く泣く断念です。
なので
今回の2018年は試飲会参加しての全キュヴェ試飲は参加できませんでした。
ということで
家での試飲ですが
今回2018年とにかく本数が少ないワインが多い
コサールの話では2018年ブルゴーニュ全体的に久しぶりに収量とれた年となったわけですが
それでも引き合いが強いのもあり
なかなか少ない
人気のピュリニーなどはほぼ無しなど例年ともまた違います。
そして大きな変更点
というか大改革に近いです。

脱樽!です。
そしてクヴェヴリ導入
ジョージアワインが数年前から一気に世に広まり
その影響を受けた造り手が
導入しているクヴェヴリ
ただほとんどの造り手が
メインとなるワインは今まで通りで
それ以外にクヴェヴリ使用したワインも出している
まぁ普通に考えればそれが当たり前かと思います。
チャレンジするとしてもそれに大きな割合をあてることは
あまりにもリスキーですから
ましてはブルゴーニュワインでそれをやろうとするとなると
なんというか
私も初めて聞いたときはありえないと
そう思うほどで
価格云々だけではないとしてもやはり高額なワインとなるブルゴーニュワイン
ワインの価格だけじゃなくそれ以外の葡萄の単価や
様々なことにおいて別次元のブルゴーニュ
ブルゴーニュの畑の価格とかでもたまにニュースになるくらいですし
所有するなんて夢のまた夢みたいな世界
それらが絡み合う世界だからこそ
少しの変革もかなりの勇気がいる世界

な・の・に!!!

いきなりの
脱樽宣言!
今回2018年は
もちろんすべてではないですが
スタンダードキュヴェのブドーやビゴットだけじゃなく
サンロマンにヴォルネイ
ジュヴレシャンベルタン!
モレ・サン・ドニなども!
驚きです。
驚きとおりこしてあっぱ口です

インポーター様情報みてもすんごいのですが
2017年~2018年にジョージアへ赴き
なんとその場でクヴェヴリを注文
しかも10基も!
その決断力動きの早さ凄いです。
今まで積み上げてきたものそれを壊すかもしれないとか
そんなネガティヴなことは一切ないのがコサールなんでしょうね
それが好きでいままで追いかけてきたところはあるかもしれません
でも今回に関しては
ワインを飲むまではどこか心配とか不安もありました。
でも飲んで
納得させられてしまうんですね

すべてがクヴェヴリというわけじゃなく
最終的には
卵型のコンクリートタンク

クヴェヴリ
この二種類にすべて収まるようです。

卵型コンクリートタンクですが
17hLサイズ(ブルゴーニュサイズの樽 7.5樽分)の卵型コンクリート(シリスが含まれている)タンクを導入しています。密閉性が高く、卵型によるディナミザシオンの効果があり、発酵中はガスを抜き、発酵後は酸化防止のためガスを足しコントロールができる優れもので、スキンコンタクトシリーズで使用される特注のステンレスタンクと同じような構造となっています。
とのことで
コサールのユーチューブ動画で後ろに映っているものがそうかと思います。
黒くて上にステンレスタンクの蓋がついてるもの
卵型により容器内でワインが静かに循環するようでこれが良い影響をあたえるとか
そして
クヴェヴリですが
ジョージアでその場クヴェヴリの造り手に発注したものですが
9.5hL~14hLサイズ(ブルゴーニュサイズの樽 4樽~6樽分)のステンレスの蓋がついた甕を10基
このクヴェヴリのためにすっぽり地中に埋まる盛り土と石積みの壁をわざわざカーヴ内に施していますとのこと
クヴェヴリは本当は同じサイズのものを頼んだけど
若干サイズ違いが届いたようでこのへんは手造りだからこそもあるのかなと

この二つですがどちらも密閉性の高いもの
このへんがいわゆるジョージアワインクヴェヴリワインとも違う部分でもあるかと思います。
ジョージアのワインクヴェヴリのワインあまりあるパッションあるワインながら
酸化的なワインも少なくなくそのへん心配もありましたが
コサールのクヴェヴリワインにはそのへんの心配は皆無です。
また個人的に気になった点として
クヴェヴリの内側に蜜蝋を塗ることでワインにも特徴的な香りが出るのですが
これは無しということで
これも一安心

樽についてですが
今まで使っていた新樽は一切使用無しで
6~9年程度使用の古樽は2018年では使用ありです。
このへんは2019年もワインによっては使用ありですが
2020年からは完全に
卵型コンクリートタンクかクヴェヴリに移行していくようです。

そして一番大事ななぜその変革をしたかというと
どこまでも純粋性を求め
葡萄本来の魅力を伝えるため
そのために
樽熟成による余計なものを排除したいという思いから
この大変革へと進んだようです。

確かにブルゴーニュワインでも
中身の表現力乏しいながら樽だけが浮いているようなワインもありますが
コサールのワインは
それでも樽の影響は今までもできるだけ抑えて葡萄本来の旨味強さパッションを伝える
ワインだったと思いますが
その少しの影響さえも排除したい
その熱意それがジョージアのワインに触れて沸々と燃え上がってしまったのかと思います。

ということで長くなりましたが
大きな変革それが以上となります。

そしてさらに大事なこと
仕上がりはどうなのか?ということですが
素晴らしい仕上がりとなった2018年
その良さがより深く引き出されている
そんな気がいたします。
今回飲んだワインですが
悩みましたが
この変革それを知る必要性が第一と考え
赤は
ブドー2018年
ブドークヴェヴリ2018年
白は
ビゴット2018年
ビゴットクヴェヴリ2018年
この四種類を比較テイスティングいたしました。

まずビゴット2018年
卵型コンクリートタンクを使用のほうですが
グラスに注ぐと
液体はクリアーで黄色の色調まずまずの濃度もあるようです。
香りはレモン、洋ナシ、桃など
かなり熟度ありまったりコク
密度感厚み感じる
卵型コンクリートタンクの影響なのか
そのまろやかさワインの雄大さもより出ている気がする
脱樽熟成ですがどこかバニラ、ナッティさも存在する
果実の熟度といつもよりスモーキーさがあり
そこから酸度は高め同時に果実のパワフルさ
エネルギーもしっかりと感じる
コサールのユーチューブ動画であったように
2018年の白は
成熟度高く果実の強さもあるのに後から酸がしっかりと出てくる
これが見事に伝わります。
そして次は
ビゴット クヴェヴリ2018年
まずクヴェヴリのほうは
表ラベルなど同じですが裏ラベルにクヴェヴリの形を模したもので
ここで判断ですね
グラスに注ぐと色の濃さ
通常のものも黄色系濃いめですが
濃度感は同程度ながらオレンジなど入るような感覚
でも液体はクリアーです。
液体の旨味の濃さを物語るようなテリ、液体の流れもオイリーな感覚あるような
香りはやや杏系もありつつミネラル感がまず先にくる
閉じ気味で果実香などはまだ立ち上がらず後から
奥から少しずつ果実が存在してくる
味わいクヴェヴリのなんというか
なんとも言えない感覚
単純に言えないのですが物々しいコアがあり
ドライでも骨格と密度感そして上質さ
クヴェヴリワインながらこのエキスの感じるところに
粗野なところがなく集中力感じ上質さに繋がる
じょじょにまったりとドライで骨太さある中に果実の芯が出てくる
甘やかさとか親しみやすい表現ではなく
鉱物的なミネラルでもごつごつではなく
なめらかに塊感ある表現そこに旨味がこめられているような
ややストイックさ保ちながらよりピュアさ引出ていると感じながらも
やはりまだ閉じ気味
コサールが伝えたい何かを感じつつも
これからまた数年でよりそれが明確になっていくのであろうと
そこは信じられるところでもあります。

次は赤
○ブドー2018年
こちらもビゴット同様に
卵型コンクリートタンク使用のワイン
グラスに注ぐとクヴェヴリワインと比べると少し明るめながら
2018年の良さが色調の濃さにも出ている感じです。
そして香りもダークな森へといきなり誘い
下草などその雰囲気がすでに素晴らしい域へと
そこから野バラきらりと光りでも基本のダークさある中に
生きた表現少し湿度ある中に存在
いつものブドーの線上にはあると思いますが
軽やかな表現よりもより実の詰まったでも
重いようなワインじゃなく
酸も支えとしてある
ややダークさある赤系果実に妖艶さのある花など
そして旨味は出汁系
リリース時期春から秋へとかわりながらも
2018年は全体のスケール感もありやや時間を要するワインとも感じます。
そして卵型タンクにより
ピュア感の増したところこれもこの先熟成進んでくるとより明確に
表現されていくと感じます。

次は
○ブドー クヴェヴリ2018年
グラスに注ぐと
あきらかにこちらのほうが力のある濃度感ある色調
健全さも伝わる赤紫のピュア液体
ただ香りは開けたては少し還元ある状態
通常のブドーも少し固い印象ありましたので
クヴェヴリのものはさらにやはり時間が必要な印象で
タンニンの渋みなどもやや固め
白でも感じたクヴェヴリのよりストイックさこれが出ている
それによりワイン全体にワイルド感もある
ただ奥に旨味の凝縮した甘味もかんじるようで
まだすべてを感じ取れる段階でもないとも思うところありますが
中には鉱物的なミネラルそして山を連想するような
そこに野生の森
植物の印象
バラ系や高山の植物などこのへんもよりピュアさを引き出し
ワインに映し出すことで今までの端正な仕上がり親しみやすいブドーよりも
ピュア感そしてナチュラル感も出ている印象です。
でもその生命力と気になる存在
このへんの答えはやはりまだ数か月先もう少し寝かして
答えを見つけたいそんなところございます。

ブドー、ビゴット
通常のもの
通常といっても卵型コンクリートタンク使用となり
そして
クヴェヴリのもの飲んで
まだとらえきれていない部分もございますが
より普段引き出せないものも顕在化していると感じる部分ございます。
それが熟成を経て調和していく中でどう新たな魅力を創造していくか
ここらへんが楽しみなところ
でもやはり少し待つことも必要なワインとなります。
クヴェヴリはじめ
今までもマセラシオンワインそしてジュラワインローヌワイン
ことごとく一年そしてその後の二年目では
確実のコサール自身のものとして
より魅力を引き出したワインを生み出しております。

それを今回の大変革
必ずや信じていけるものであると思います。
今後少しずつその変革がもたらす意味
これを少しずつ楽しんでいきたいと思います。
宜しくお願いいたします!

ブドー、ビゴットインポーター様情報

○ブルゴーニュ・ブラン ビゴット2018年
テイスティング
コメント
白桃、梨のコンポート、アカシア、ヘーゼル
ナッツ、モミの木、ウエハース、ピート、火打
石の香り。ワインはピュアかつスパイシーで
ボリュームがあり、透明感のあるまったりと
したエキスにほんのりビターで滋味深いミネ
ラル、繊細で強かな酸が溶け込みそのまま
余韻に続く!

ちなみに!
収穫日は2018年9月9日、11日。収量は
45hL/ha!ビゴットとは「信心に凝り固まっ
た人」という意味。買いブドウの畑は1.9 ha
で、ピュリニー村内の区画とヴォルネイとポ
マール近辺との区画のブドウが主。ピュア
な味わいを引き出すため樽は使用せず卵
型セメントタンクを使用!(前年は新樽
20%、古樽80%を使用)

○ブルゴーニュ・ブラン ビゴット・クヴェヴリ2018年
テイスティング
コメント
パッションフルーツ、パパイヤ、アカシア、カ
シューナッツ、ホワイトチョコレートの香り。
ワインはフルーティーで上品なストラク
チャーがあり、深みのある芳醇なエキスに
塩気のある凝縮した旨味が溶け込み、鉱物
的でチョーキーなミネラルが骨格を支える!

ちなみに!
収穫日は2018年9月9日、11日。収量は45
hL/ha!ビゴットとは「信心に凝り固まった
人」という意味。買いブドウの畑は1.9 ha
で、ピュリニー村内の区画とヴォルネイとポ
マール近辺との区画のブドウが主。ミネラル
を最大限に引き出すために発酵熟成は
ジョージアから特注したクヴェヴリを使用!
(前年は新樽20%、古樽80%を使用)

○ブルゴーニュ・ルージュ ブドー2018年
テイスティング
コメント
フランボワーズ、グロゼイユ、パッションフ
ルーツ、シャクヤク、昆布の香り。ワインは
しなやかかつジューシーで、みずみずしい
果実味にダシのように染み入るような旨
味、ほんのりビターで滋味深いミネラル、繊
細なタンニンがきれいに融合する!

ちなみに!
収穫日は2018年9月4日、6日。収量は40
hL/ha!ピュリニーとサシャーニュの間の教
会の近くに1 haの買いブドウとニュイ・サン・
ジョル・ジュ・クロ・デ・コルヴェの国道を挟
んで対面にある1haの買いブドウのアッサ
ンブラージュ!ブドーは「カトリック司祭の案
内係」という意味があり、教会の近くにある
畑とワイン名を関連付けている。ピュアな味
わいを引き出すため樽は使用せず卵型セメ
ントタンクを使用

○ブルゴーニュ・ルージュ ブドー・クヴェヴリ2018年
テイスティング
コメント
グリオット、チェリーのコンポート、バラの花
弁、シソ、フュメ、なめし革の香り。ワインは
みずみずしくしなやかで旨味のある果実味
が染み入るように優しく、後から鉱物的なミ
ネラルとキメの細かいタンニンの収斂味がじ
わっボディーを引き締める!

ちなみに!
収穫日は2018年9月4日、6日。収量は40
hL/ha!2ピュリニーとサシャーニュの間の
教会の近くに1 haの買いブドウとニュイ・サ
ン・ジョル・ジュ・クロ・デ・コルヴェの国道を
挟んで対面にある1haの買いブドウのアッ
サンブラージュ!ブドーは「カトリック司祭の
案内係」という意味があり、教会の近くにあ
る畑とワイン名を関連付けている。ミネラル
を最大限に引き出すために発酵熟成は
ジョージアから特注したクヴェヴリを使用!
(前年は新樽15%、古樽85%を使用)

その他のワインですが
こちら
サンロマン・ブラン コンブバザン2018年
そして
サンロマン・ブラン コンブバザン・クヴェヴリ2018年

サンロマン・ルージュ スー・ロッシュ2018年
サンロマン・ルージュ スー・ロッシュ・クヴェヴリ2018年

コサールブドー、ビゴットに次ぐメインのワインですね
本拠でもあるサンロマン
2018年まず白のほう
コンブバザンですが
通常のコンブバザン
こちらも2018年らしい凝縮感ある仕上がりのようで焼きバナナ!黄桃など
蜂蜜にブリオッシュなどまったりふっくら仕上がりのサンロマンのようで
2018年らしい酸や鉱物的なミネラルも健在
内容の充実した仕上がりのようです。
それに対してクヴェヴリのほう
鉱物的なミネラル感はよりぎっしりそこにグレフルに洋ナシ
ネクターのような凝縮感ありながらクヴェヴリワインのミネラル感そしてよりワイルドさも
引き出されたワインになっているようです。

次は赤のほう
サンロマン・ルージュ スーロッシュ2018年
フランボワーズにグロゼイユ、ザクロ
そしてバラ系とサンロマンらしい繊細さもありながら2018年の複雑性も
加わるワイン旨味の出汁系の感じも2018年ならではでしょうか
そしてクヴェヴリのほう
コクのある果実味ありながら
香りはいちご、クランベリーなど
美しさも表現されるワイン
そこにほんのりビター感滋味深さなどはよりクヴェヴリにより引き出された
魅力も加わるようです。

以下インポーター様情報
○サンロマン・ブラン コンブバザン2018年
テイスティング
コメント
焼きバナナ、黄桃、カリン、熟したバナ
ナ、ハチミツ、ブリオッシュ、グランマル
ニエの香り。ワインはまったりとふくよか
で、ネクターのような凝縮した旨味エキ
スに繊細で重心の低い酸と鉱物的なミ
ネラルがきれいに溶け込む!

ちなみに!
収穫日は2018年9月14日。収量は40
hL/ha!区画はコンブ・バザンの中でも
上方に位置する。2009年の地質調査
でコンブ・バザンはモンラッシェと同じ地
層にあることがわかった!畑面積は2.5
ha。新樽は一切使用せず2~4年樽を
使用!(前年の新樽と古樽の比率は
20:80)

○サンロマン・ブラン コンブバザン・クヴェヴリ2018年
テイスティング
コメント
熟れたグレープフルーツ、洋ナシ、カモ
ミーユ、ミョウガ、蜜蝋、鉱物の香り。ワ
インはまったりとふくよかで、ネクターの
ような凝縮した旨味エキスに繊細で重
心の低い酸と鉱物的なミネラルがきれ
いに溶け込む!

ちなみに!
収穫日は2018年9月13日。収量は40
hL/ha!区画はコンブ・バザンの中でも
上方に位置する。2009年の地質調査
でコンブ・バザンはモンラッシェと同じ地
層にあることがわかった!ミネラルを最
大限に引き出すために発酵熟成は
ジョージアから特注したクヴェヴリを使
用!


○サンロマン・ルージュ スーロッシュ2018年
テイスティング
コメント
フランボワーズ、グロゼイユ、ザクロ、メ
ロン、バラ、シソ、ザワークラウト、鉱石
の香り。ワインはみずみずしく滑らか
で、ダシのように染み入るような果実味
の旨味とほんのりビターで滋味深いミネ
ラル、繊細なタンニンが複雑なハーモ
ニーを奏でる!

ちなみに!
収穫日は2018年9月13日、14日。収量
は45 hL/ha!スー・ロッシュは区画名で
名前の通り薄い表層土のすぐ下を分厚
い石灰岩層が続く。畑面積は1.2 ha。
ピュアな味わいを引き出すため樽は使
用せず卵型セメントタンクを使用!(前
年は新樽20%、古樽80%を使用)

○サンロマン・ルージュ スーロッシュ・クヴェヴリ2018年
テイスティング
コメント
イチゴ、クランベリー、フランボワーズ、
カーネーション、アーモンド、バジル、
フュメの香り。ワインは柔らかくまろやか
でコクのある果実味が染み入るように
優しく、ほんのりビターで滋味深いミネ
ラルとキメの細く繊細なタンニンの収斂
味がきれいに融合する!

ちなみに!
収穫日は2018年9月13日、14日。収量
は45 hL/ha!スー・ロッシュは区画名で
名前の通り薄い表層土のすぐ下を分厚
い石灰岩層が続く。畑面積は1.2 ha。ミ
ネラルを最大限に引き出すために熟成
はジョージアから特注したクヴェヴリを
使用!(前年は新樽20%、古樽80%を
使用)









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