自然派ワイン&地酒専門店オネストテロワール

ヤン・ドゥリュー VdFマノン2016年 750ML

14,143円(税1,286円)

定価 16,500円(税1,500円)

在庫状況 在庫 0 本 品切れ中

ヤン・ドゥリュー
VdFマノン2016年です!!!

※販売に際してのご注意
ヤン・ドゥリューのワイン
それぞれ少量入荷となりますので
各ワイン御一人様1本限りでお願いいたします。
複数種類ご購入は可能となります。

これぞブルゴーニュの真髄!思わずため息が出てしまう...ヤン ドゥリュー
とご案内いただける
野村ユニソン様のブルゴーニュですね
孤高の存在として
なんというかもう突き抜けた生産者でありワインだと思います。
先日ご来店されたお客様
ワインエキスパートを目指しておられるという方で
一度で良いから飲んでみたいと思うワインあるとのことでお聞きすると
・・・・
なんと
プリューレ・ロックのシャンベルタン クロ・ド・ベーズ・・・
すごい名前が出てまいりました。
いろいろと話しているうちに
なんだか私も熱くなってきて・・・
そんな時オファーいただき入荷したワインが
ヤン・ドゥリュー
しかも今回はたくさんのキュヴェが!
ただどのワインも極々少量ずつの入荷
なんだかこれも運命的なものあり
プリューレ・ロックとの話の中で出てきたフィリップ・パカレ
それもあり
今回
フィリップ・パカレ
ヴォーヌロマネ1erCruレ・ショーム2013年
そして
ヤン・ドゥリューから
これも私の中では2012年のパカレのペルナン・ヴェルジュレス レ・ベル・フィーニュ
あのワインが繋がってしまい
ヤン・ドゥリュー今回入荷のワインの
PV(ペーヴェー)2017年
飲んでしまいました。
これ系好きな方にはどうしようもなく贅沢な飲み比べかと思いますが
そこにフレデリック・コサールのNSG1erCruクロ・デ・ザルジリエールなんか入ったら
もう昇天ものです。

ということで
まずは
パカレのヴォーヌロマネ1erCruレ・ショーム2013年
グラスに注ぐとどこまでもクリアーで澄み渡る液体
なのにすごいレベルでのルビーレッドの赤黒さ
輝きなど個人的にどこかむずかしさをイメージしていた2013年ですが
そのへんを吹き飛ばすような色み
香り素晴らしい集中力黒さヴォーヌロマネの官能的なそのDNAが確実に出ていると思われる
ロースト香に黒蜜のような美しく黒く深い
なのに羽がはねたような軽快さも持ち合わせる
さらにはパカレ香的なカーボン炭素系もあり
液体は2013年的な酸が張りのあるいまだにしっかりと感じつつ
黒さにクリーミーさも出てくる柔らかく繊細な液体
レ・ショームとなると液体にある程度のグリップ感や厚みも期待しそうですが
パカレのそれには
特に2013年のこのワインにはそうじゃない魅力を引き出したワインとも感じます。
薄旨系の範疇にある旨味のグリップ感余韻の長さ
ドライで美しくエキスのみの昇華させたレ・ショーム
シリアスさもこのワインの持つ魅力をより研ぎ澄ませたものへと加速させるものあります。
時間の経過や二日目以降などいきなり落ちることもたまにあるパカレでも
二日目でも三日目以降もまだ保ち続ける絶妙なバランスとワインが持つポテンシャルも
まだあるワイン
あと数年後さらなるもの期待できると思います。
まだ枯れたようなニュアンスはほとんどないと思います。
またパカレの新たな力というかワインが発するこの表現力
それを感じることできたと思います。

次に
ヤン・ドゥリュー
PV(ペーヴェー)2017年
ヤン・ドゥリューが保有する畑
ペルナンヴェルジュレスの畑からのワイン
まずですがペルナンヴェルジュレスでこの価格は考えては全くいけません。
ヤン・ドゥリューのワインは御存知のように
アペラシオンを超越しているとそういった感覚ですね
一般的な認識だとペルナンヴェルジュレスといったら
赤系果実のシンプルでピュアさあってもそれ以上の高貴さとかそのへんは
求めないワインなそのくらいしかないですが
パカレのペルナンヴェルジュレスも昔はそうでもなくとも
一時期のワインはクラスを超えた魅力あるワインでありました。
ヤン・ドゥリューのPVは
グラスに注いだ時点で
ヤン・ドゥリュー!な感じ
色のこのもやがかり赤紫の液体でもくすみある
なんとも言えない液体の淀みかたで
どうしてもこの感じから霊妙感を感じずにはいられない
想像どおりに
オリエンタルなスパイス香
紫は花よりも紫蘇系の酸度との合わさるものがあり
果実の突き抜けた感じはまだ悩みながら生まれる前の段階の
でも確実のそこに生命が誕生しようとしている力があります。
バラ系のシュールさもふっとでたり甘草のような黒や紫のリキュール的なエキスが
でたり味わいはやや舌先にピリリと感じるものと揮発酸のまだ少し荒れた様子が
感じられます。
もちろんこのクラスヤン・ドゥリューのワイン
2017年ものをもう飲んでしまうのはかなり勿体ないことでありますので
ただその中で何か熱いものを感じられればということ
パカレとの何かこの流れ運命めいたものそこで飲んでみたいと思い
突き進んでしまっただけに初日のこの何か生まれようとしている生命力を
まずは感じただけ
でも二日目以降グラスを変えることで違った魅力が
本来の魅力が少しずつ顔を出し始めました。
赤系紫系が大きめグラスで単に大きいだけのグラスだと余計な要素も大きくしてしまいますが適度の大きさを保ちつつも余計な要素を開放してくれるグラス
私の中ではグラヴナーのグラス
これがある意味はまった感覚で
それにより揮発酸系はだいぶ大人しくなり二日目による落ち着きもあり
よりダークさとしっとりとした質感もではじめ
それにより紫の密度があがりオリエンタルな印象もよりコンパクトにまとまり
美しさそしてピュアさがより伝わる状態へ
それと同時に細やかで落ち着きない中からコアがふんわりと浮き上がり
その先の強固な酸さらにさきにあるミネラルが繋がるように感じられました。
確かに普通じゃないPV
ペルナンヴェルジュレス
このクラスのワインは最低でも5年は待ち少しまとまり出始め飲み頃となると
10年はゆうに待つ必要あるかと今回でも感じました。
でもそこに必ずや出てくるであろう大地香の解き放たれた姿を
さらに果実香もさらには美しい野趣感を持ち
その先にどんな世界を見せてくれるのであろうと期待を持たずにはいられないワインでもありました。
それと同時にやはり飲み手も選ぶワインなのかなと
感じるところもあります。
好きな方にはもうはまるワインなのかと思います。

ということで
今回ヤン・ドゥリュー
8種類ものラインナップです!

○VdF PV(ペーヴェー)2017年赤
○VdFマノン2016年白
○VdF DH(デーアッシュ)ブラン2015年白
○VdFラ・グゼット2017年赤
○VdFナイト・コスト2017年赤
○VdFマーズ・アタック2017年赤
○VdFレ・ポン・ルージュ2017年赤
○VdFテートゥ・ド・ポン2015年赤

となります。
ワインの詳細はインポーター様情報で
ご確認ください。

以下インポーター様情報となります。
◯ VdF Manon 2016 / VdF マノン 2016白
産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:シャルドネ
ニュイ サン ジョルジュの東、メサンジュにある粘土石灰質土壌の区画で、南東側向きの斜面。タンク発酵の後、25%新樽を使用し2年間樽熟成。以前は100%キューヴタンクでの熟成でしたが、2014年より樽熟成に切り替えたそう。キュヴェ名の由来は愛娘マノンちゃんから。
アカシアの花、レモンと言ったフレッシュな香りに、時間とともに白桃、ハチミツの濃厚な香り、更にはバター、ローストしたナッツ、胡麻のニュアンスが立ち上がってきます。味わいは、フレッシュで上質なオリーブオイルの様にネットリとした滑らかな質感でありながら、素朴で軽やか。柔らかい酸が全体のバランスを取り、空気に触れる度にどんどん変化していきます。1時間以上も変化し続けるので、時間を掛けて飲むことをオススメします。彼のファンキーさが最も表れたキュヴェと言えます。

◯ VdF DH Blanc 2015 / VdF デー アッシュ ブラン 2015白
産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:シャルドネ

ニュイ サン ジョルジュ1er Cruの畑から500メートルのところにあるダム ユゲットの畑(粘土石灰質)に植えられたシャルドネから造られる。非常に浅い土壌で、根が直接岩盤に触れているほど。1〜2年の古樽で24ヶ月熟成。
抜栓したては若干還元していますが、直ぐに飛ぶレベル。非常に素晴らしい香りに、黄色く華やかな香りを放つ花や林檎、軽やかなメロンのニュアンス。そして、時間の経過とともにトーストやローストしたナッツ、アップルパイのようにバターと蜂蜜が交じり合ったとろけるような香りに溢れます。鋭く切り込む様なキレの有る酸と石を舐めているようなミネラルは全体のバランスを保ち、甘口ではないのに甘く感じる程の熟度を軽やかにまとめあげています。その為、果実味は軽やかでありながらギュッと詰まった集中力の有る液体になっています。大振りのグラスで、比較的高めの温度で飲むことをオススメします。


● VdF La Gouzotte Rouge 2017 / VdF ラ グゼット 2017赤
産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:ピノ ノワール

オート コート ド ニュイの畑にある樹齢15〜20年のピノ ノワールをキューヴタンクで発酵熟成させたキュヴェ。1ヶ月間のマセラシオン。グゼットとは、昔ブルゴーニュで収穫に使用していた器具のことで、引っ掛けて葡萄を収穫する道具。今回初めて造られたキュヴェで、手頃に飲んでもらいたいとの思いから、上級ラインのキュヴェを飲んで貰う前の、入門用ワインとしての意味合いで造られました。ヤン曰く「僕の名刺代わりだ」との事。
淡いルビー色の外観。フレッシュなイチゴやラズベリー、日本のさくらんぼの香りが立ち上ります。時間の経過とともに岩のようなミネラルを感じるチョークのニュアンスやロックっぽいシャンピニオン香も出てきます。とてもフレッシュでエレガントな味わいで、今直ぐに飲むことも出来ます。フレッシュで活き活きした果実のニュアンスを楽しむワインで、若いって良いなとつい口ずさんでしまいます。

● VdF Night Cost 2017 / VdF ナイト コスト 2017赤
産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:ピノ ノワール
今回初めて造られたキュヴェ。オート コート ド ニュイの畑から収穫された葡萄を使用し、キューヴタンクで発酵熟成。1ヶ月間のマセラシオン。キュヴェ名が英語表記なのは、ヤン曰く「樽を使っていないから」との事。(ラ グゼットはどうなんだと質問した所、スルーされました...)ちなみにラベルのデザインは「夜は高くつくだろ」と言いつつ、ニヤッと笑っていましたので、そういうニュアンスを汲み取って下さい。抜栓したては若干還元していますが、数分スワリングするだけで飛ぶ程度。赤系ベリーや苺の香りに加え、煮詰めたようなジャムのニュアンスも感じられます。味わいは、甘い果実のフレーヴァーを強く感じますが、岩盤に近いところまで根を伸ばしたと感じられる、樹齢の高いワイン特有の硬質なミネラルもドンッと鎮座しているため、ベタ付いた感じは微塵もありません。アフターに感じるちょっとしたタンニンが全体を引き締めており、ダレたニュアンスを感じさせませんが、柔らかい果実味が良い意味でスルスルと飲めて、飲み手をリラックスさせてしまう危険な緩さを持ったキュヴェです。

● VdF Mars Attack 2017 / VdF マーズ アタック 2017赤
産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:ピノ ノワール
マルサネ ラ コートの区画から。マルサネにちなんでキュヴェ名を付けたそう。1ヶ月間のマセラシオン、キューヴタンクで発酵熟成。このキュヴェのみ、他に比べ収穫が2週間遅く、更に標高も高い区画のため、良質な酸とミネラルが獲得出来るそう。抜栓したては北の畑らしい控えめな香りですが、時間の経過とともに華やかな果実が溢れます。ラズベリーやサクランボ、アサイーベリーの様な香りに、スパイスやブラッドオレンジのちょっとシトラス系のニュアンスも加わります。味わいは他のキュヴェに比べると冷涼な果実のニュアンスが特徴で、ヤンの新たな一面を垣間見る事が出来ます。冷涼ながら凛とした質感の果実、ミネラルが広がりつつ、時間の経過とともに全体に丸みやふくよかさが口いっぱいに拡がります。非常に魅力のあるキュヴェで、直ぐ飲んでも美味しく飲めますが、2年後位から大化けすること間違いありません。


● VdF PV 2017 / VdF ペー ヴェー 2017赤
産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:ピノ ノワール
彼自身が保有する1haのペルナン ヴェルジュレス畑から。コルトンの丘の下の区画で、樹齢35〜40年。1ヶ月間のマセラシオン、キューヴタンクで発酵熟成。一見地味なアペラシオンですが、彼はアペラシオンというルールには従わない為、オリジナリティのあるVdFを産み出します。現地試飲時、ヤン自身最も気に入っていたキュヴェ。熟したイチゴ、ラズベリーと言った赤系ベリーの凝縮しつつもこもらない突き抜けるような果実の香りに一瞬で魅了されます。更に薔薇のような濃いフローラルな香りに加え、エスニックなエピスのニュアンスが外向的に広がっていきます。味わいは正統なコルトンのテロワールを表現したようなキュッと締まった美しい果実に強固な酸と芯のあるミネラルが全体を引き締め、ワインのランクを1段上へ引き上げたかのような凛とした質感を感じられます。正に「普通」ではないペルナン ヴェルジュレス。ピュア、洗練、と言う表現が最も似合うキュヴェに仕上がっています。

● VdF Les Ponts 2017 / VdF レ ポン 2017赤
産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:ピノ ノワール

オート コート ド ニュイとオート コート ド ボーヌの境目にあるレ グラン ポンの区画からほど近い、粘土石灰質土壌の区画から収穫。樹齢40〜50年、キューヴタンクで発酵熟成。濃いルビー色の外観。ラズベリーやクランベリーと言った赤系のベリーや木の皮の香りと言った偉大なブルゴーニュに共通する香りに加え、バラや香水のフローラルな香りが溢れます。極若干の揮発も感じつつ、次第に鉄っぽいニュアンスやクミンの様なスパイス、コーヒーの様な香ばしさも感じられ、非常に目の詰まった凝縮した香りを楽しめます。
味わいは小粒の凝縮したベリー主体の味わいで、リッチで骨格の有る美しい酸とミネラルがその存在を際立たせています。ヤン ドゥリューらしい旨味も感じられ、今飲んで既に美味しく飲めますが、半年落ち着かせるだけで大化けするポテンシャルも持ち合わせています。しっかりした酸と果実のバランスがお好みのお客様にオススメのキュヴェです。


● VdF Tete de Pont 2015 / VdF テート ド ポン 2015赤
産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:ピノ ノワール

100%新樽で2年熟成させた後、セラー内で瓶熟。熟成させないと香り、味共に本領が出ないとの考えから、リリースを極力遅くしています。
濃いガーネット色。真っ先に薔薇の様な赤系の力強い花の香りに、濃厚で集中力の有る香水の香りが一気に飛び込み、次第にバルサミコやプルーンっぽい酸の有る煮詰めたニュアンスが膨らんできます。味わいは新樽由来の樽っぽいニュアンスは有るものの、熟成により果実、酸とともに一体化しており、全く気になりません。濃厚で集中した果実がありつつもビシッと存在感のある酸が有ることでバランスを保っており、気持ちの良いブレットの香りと相まって素晴らしい満足感を得ることが出来ます。余韻も品が良くエレガントでありながら非常に長く、正にグランクリュの風格を感じられるクオリティです。今でも美味しく飲むことが出来ますが、素晴らしいヴィンテージの為、熟成させることもオススメします。

【ヤン本人によるヴィンテージ解説】
2015
素晴らしいヴィンテージ!太陽の光をたっぷりと浴び、高い熟度と素晴らしい酸のバランスが取れていて、良い葡萄の収穫量も多く、良いワインが簡単に造れたヴィンテージです。

2016
とても悲しいヴィンテージ。霜、雹、湿度これらの影響によりミルデューが発生し、収穫量は考えられないほど少なかっですが、収穫された葡萄のクオリティが想像以上に高く、ワインが素晴らしいバランスに仕上がった年でもあります。最も豪華でグラマラスな品質を得られたヴィンテージのひとつ。

2017
とてもフレッシュな果実とスルスル飲める質感で飲みやすい良いヴィンテージ。1年を通じて良好な天候にも恵まれ、良い意味で畑に手を掛け過ぎなくて良かった。熟度はそれほど高くはありませんが、果実、酸のバランスが取れたワインで、今飲むのであればこのヴィンテージのバランスはかなりいい驚きを与えてくれると思います。

【ドメーヌ説明】
ヤン ドゥリューは、オート コート ド ニュイのエリアでニュイ サン ジョルジュとアロース コルトンの間に位置するヴィレ=ラ=フェイ村を中心にワイン造りを行なっています。2010年がデビューとなるヴィンテージで、3haほどの広さの畑から革命的なワインを生み出しています。
ジュアリン ギュイヨの下で7年間ワイン造りを学び、その後、DRC社の共同経営者としても知られる故アンリ フレデリック ロック氏のドメーヌ プリューレ ロックで2008年から栽培を担当していました。彼は、自身のワインをリリースするようになってからもプリューレ ロックでの仕事を続けていて、ロックでの仕事を終えた後や休日などを利用してブドウを育て、ワイン造りに取り組む情熱ある生産者です。
ヤン ドゥリューは、ブルゴーニュでも比較的注目されていない土地の中から、可能性を秘めたテロワールを発掘し、その土地で素晴らしいワインを生み出すことに情熱を注いでいます。
「ブルゴーニュには、今評価されている区画以外にも、誰も挑戦していないけれど素晴らしい可能性を秘めた土地、テロワールがある。私の人生はそういった土地を発掘し、素晴らしいワインを生み出すことです。」
そんな彼のアンテナにキャッチされたのがオート コート ド ニュイという地域でした。オート コートという格下に見られがちなこの土地で、徹底的にテロワールの可能性を引き出し、従来の常識を凌駕するワインをファーストヴィンテージから生み出すことに成功したのです。
ブルゴーニュというともすれば保守的になりがちな土地で、ここまでリスクをとって覚悟を決めたワイン造りに取り組むヤン ドゥリュー。その結果はボトルに詰められたワインからしっかりと感じることができます。「攻めた」といってもあらゆる要素が完璧なバランスのブドウから造られるワインは、豊富なミネラルと芯のある果実味があり、非常に端正で美しさのある味わいとなっており、不安定さとは無縁です。ロックやパカレに通じる雰囲気もありますが、その偉大な先輩たちすらも持っていない「明るさ」も備えていて、気難しさはなく常に外向的で人懐っこい味わいを楽しませてくれます。そのワインから感じる「明るさ」が、造り手本人に会った際に感じる人柄とシンクロしているというのも興味深い点で、実際ヤン ドゥリューは笑顔を絶やすことのない好青年という雰囲気でした(ただし腰まで伸びたドレッド系の髪ともじゃもじゃの髭というファンキーな風貌でもあります)。
彼に理想のワインの姿を尋ねると「その日最初に飲むワイン、朝起きて最初に口にして清々しい気持ちにさせてくれるワイン」と答えてくれました。その明るく、清々しいワインを生み出すために自分自身のすべてをワインに注ぎ込んでいるヤン。思わず踊りだしたくなる「明るさ」を備えた新時代のブルゴーニュワイン。パリ中のカヴィストやソムリエが話題にするヤン ドゥリュー!新しいブルゴーニュワインへの扉を開けてくれます。



以下2014年ご紹介文
ヤン・ドゥリュー
レ・プルミエ・ポン ルージュ2014年です!!!

※販売に際してのご注意
ヤン・ドゥリューのワイン
それぞれ少量入荷となりますので
各ワイン御一人様1本限りでお願いいたします。

2020年年末最後の最後に
ヤン・ドゥリュー!
です。
相応しいというか年末年始とかって
その信仰心とか霊妙的なものを大事に
心を清めるそんな気持ちありますが
飲みたいワインも
最終的にはなんというか
自分の好みのワインそして素直にそれに従い楽しみたいそう思ってしまいます。
へんに格付けワインとか高級ワインとかじゃなく
体が心が喜ぶワイン
それを年末が近づくとなんとなく
最後に飲むワインとか心のどこかで
考えていたりします。

そこで一つだいぶ前から決めていたワイン
それが今回のヤン・ドゥリューです。
たぶん一年の途中とかだったら
割り当てで入る本数も極々少量のワイン
たぶん飲めなかったと思います。
でもこの時期
私も一年頑張ってきたその自分で自分のご褒美的なそんなワインとして
今回ヤン・ドゥリューの
レ・プルミエ・ポン ルージュ2014年いただきました。

多くを語らずともわかるワインでもありますが
でも敢えて言うとすると
VdF
ヴァン・ド・フランス
・・・・
なのにこの価格!!!

いやいや格付けは関係ない
その目の前の液体から発せられる魅力
それに対して
ちゃんと対価があるかどうかが大事
ただその魅力がだれもが同じ尺度ではないということが
なかなか難しいのですが
好きな方には
さらに上の対価になりますし
逆に騙されたとなるかたもいるのかと思います。
それを決めるのは飲み手しだい・・・なのかと

なんかそんなこと言ったら逃げのようにとられそうですが
でもそれが嗜好品というものなのかと
先日も
お知り合いの二人の方ご来店で
御一人の方はワインエキスパートも取得する方
自然派ワインもジョージアまで飲み倒す経験の深い方で
その方に極ナチュラル系希望されて
おすすめしたワイン
敢えて名前は増えておきますが私も大好きなロワールガメイ
そのやりとりを聞いていたお連れのかたも
同じワイン欲しいとのことで
事前にそのへんお伝えしましたが
ご購入された翌日にこのワインちょっと悪くなっているみたいだと
でももう一人のかたは
あの魅力はなんとも難しさもあるけど癖になってしまいましたと
これだけの違いあるワインでもあります。

でも経験が深いかただから大丈夫というわけでもなく
全くまっさらな方がすごくハマる方もおりますし
やはり今までの人生での食
それだけじゃなく衣食住
そして考え方
様々なものが絡み合いどう受け取るかなのかと思います。
それだけ深い世界なのかと私も改めて勉強になったしだいでございます。

ということで
今回飲んだ
ヤン・ドゥリュー
レ・プルミエ・ポン ルージュ2014年
香りでまずうっとりです。
どこかに情報でこの香りだけで飯が三杯は食えると書いてあったような無いような・・・・
この透け感ダークさ
妖艶さももちろんですが
香りのキノコ系土系
カーボンビューティフル
うちの三男も香り嗅いだら
友達で鉛筆いつもなめている子いるんだよと
なんだかいきなりそんな話が出てくる感じです。
香りもその中で変化出てきて
ロースト香このへんも単なる樽系とかじゃなくなんか湿度感ひんやり森感と
重なりあって生まれてくる感じ
飲むと・・・
酸味!でも高貴なる酸味
そして滋味~旨味に繊細でも多層的な大いなる滋味深さあり
でも現状で強くでる酸味
このへんはまだまだ飲み頃早いとは思いますが
このへん落ち着いてくるとこのキノコ系に旨味の出汁が入り
さらなる壮大な世界へと誘ってくれるのかと思います。
これ系のワイン飲み頃がまた難しいのですが
あと4年は待ちたいかといや・・・・それ以上か・・・

でもこの年末を飾るに相応しいワイン
なかなか飲めないワイン感じることできました!

それ以外のワインですが
○レ・ボン・ブラン2016年
白ですが
シャルドネじゃなくアリゴテなんですね
そのアリゴテのマセラシオンワイン
プリューレ・ロックのマセラシオンの白もスンバらしいワインに出会ったことありますが
このへんどうなのか
ドライフルーツ感にビシッとフォーカスの定まったところもあるワインとのことで
期待大ですが
確実に何かほかにない魅力を感じさせるワインであるかと思います。

最後は
○ラヴ&ピフ2017年
こちらアリゴテの白ですね
だいぶ前のビンテージ飲んだ記憶しかありませんが
リアルフルーツそのもののアリゴテ
そしてミネラル感もシャキシャキジューシーなワイン
その当時よりまた何年も経過しておりますので
さらに進化したヤン・ドゥリューの世界あるアリゴテではと思います。

今回新着三種類ご紹介ですが
当店セラーに眠る
ブラック・ピノ2010年も実は極々少量のみ放出です!

以下インポーター様情報
◯ VdF Love & Pif 2017 / ラヴ&ピフ 2017
産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:アリゴテ

音楽好きのヤンが当然ラヴ&ピースとかけて名付けたキュヴェ。ピフとは「ワイン」という意味らしく「愛とワイン」という全くもってハッピーな名前のワインです。アリゴテと聞いてどうせ酸っぱいだけのワインでしょ?という先入観は彼のワインには禁物で、グランクリュレベルの栽培をアリゴテでしたら、という現実的にはありえない贅沢な造りのアリゴテ。ドメーヌ ルロワ、ド ムール、パタイユ等、突き抜けたアリゴテを造っている生産者は数人いますが、このキュヴェもアリゴテらしさを追求しつつフルスイングしているアリゴテです。
平均樹齢40年のアリゴテをステンレスタンクにて発酵させ、そのままタンクで9ヶ月ほど熟成。亜硫酸は使用せずノンフィルタにて瓶詰め。ヤンは気軽に飲んでもらう為のフルーティーキュヴェと話しますが、とても気軽には飲めないクオリティ。2017年は夏に伸びた枝を切らず(トリートメントをしない)、光合成を促進させ、樹そのものの力を強くさせようと言う栽培に切り替えたとのこと。オート コート ド ニュイにあるサンヴィヴァン修道院近くの畑から収穫されます。
薄い麦藁色の外観。抜栓直後は極若干還元していますが、10分で気にならなくなる程度に落ち着きます。火打ち石やミネラルに加え、白い花系の香りが立ち上がりますが、奥に潜む複雑な要素が塊のように存在し、時間とともに少しずつ解れてきます。口に含むと立体的な酸やミネラルを感じ、リッチでフレッシュな果実味が拡がります。
2日目以降は表面的だったフローラルな香りと果実味が立体的に立ち上がり、1日目に比べて柔らかくなった酸と交じり合い、絶妙な味わいを表します。

◯ VdF Les Ponts Blancs 2016 / レ ポン ブラン 2016
産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:アリゴテ

Love & Pif で使用されるアリゴテの中でも、樹齢の高いアリゴテだけで造られたアリゴテのマセレーション キュヴェ。タンク発酵タンク熟成。
濃い黄金色。抜栓したては還元気味ですが、大きめのグラスでスワリングすると気にならなくなります。オレンジやレモン、またはそれらの皮、火打ち石や若干のスモーキーなニュアンス等の非常に複雑な香りが溢れ出し、30分後位から蜂蜜のニュアンスも出て、更に複雑さが増していきます。とてもドライで引き締まった味わい。マセレーションキュヴェである為、若干のタンニンを感じられつつ、非常に張りのあるピュアな果実味と石を舐めているかのようなミネラルが堪りません。時間とともにドライフルーツの様な凝縮した果実も現れ始め、より複雑になっていきます。Love&Pifが楽しめるキュヴェだとしたら、こちらは生真面目ながらビシッとフォーカスの定まったエネルギッシュなキュヴェです。

● VdF Les 1er Ponts Rouge 2014 / レ プルミエ ポン ルージュ 2014
産地:フランス ブルゴーニュ地方
品種:ピノ ノワール

オート コート ド ニュイにあるサンヴィヴァン修道院がそびえる丘の中腹に位置する区画で、非常に深く岩盤まで根を張った極めて古い樹齢の葡萄から造られます。1〜3年使用した樽を使用し、2年間の樽熟成後に瓶詰め。
照りの有る濃いルビー色の外観。熟成により輸入直後の刺々しさは和らぎ、プリューレ ロックを思い起こさせる柔らかで洗練された特徴的なシャンピニオン香が飛び込んできます。この香りだけでブーダンノワール1本は食べられるでしょう。味わいは荒々しい部分が全て丸く柔らかくなった赤系ベリーやプラム、酸、ミネラルが渾然一体となっていますが、アフターに非常に細やかなタンニンが有ることで、全体を引き締めています。非常にデリケートな質感の液体は全体的に繊細で華やか、全く重さを感じさせることのない洗練さとピュアな果実を感じられ、エレガンスの極みとも言える質感を感じることが出来ます。
非常に高価なヴァン ド フランスですが、ブルゴーニュの更なる可能性を感じずにはいられません。ピノ ノワールに魅せられた事のある人には、必飲の1本です。





以下2012年ご紹介文
ヤン・ドゥリュー
レ・プルミエ・ポン オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ2012年です!

※販売に際してのご注意
ヤン・ドゥリューのワイン
それぞれ少量入荷となりますので
各ワイン御一人様1本限りでお願いいたします。


2013年に鮮烈なデヴュー飾った
ヤン・ドゥリュー
インポーター様からも
ポストパカレやポストプリューレ・ロックなどと話題になり
実際プリューレ・ロックでの栽培など担当しながら自身のワインを
生み出すヤン・ドゥリュー
アペラシオンの概念を超える価格帯のワイン
そして味わいもアペラシオンを超える
独自性を持つワイン
まさにプリューレ・ロックのワインにあるような感覚ですね
ACブルゴーニュとか
ヴァン・ド・フランス格付けなのに
一万円とか軽く超えてきたり
でもちゃんとそれに見合う内容
それはグランヴァン的な見合う内容ではなく
プリューレ・ロック節がしっかりと価格に見合う内容あるワイン
そんな意味合いでのワインでありますが
ヤン・ドゥリュー
正直初リリースからその後のなかなかコンスタントには
リリースは無く
当たり前といえば当たり前なのですが
今回新リリースとなったのが
2012年とか2013年2014年と
完全に世の中のリリース状況とは全く別物で進んでいく
それがまた何かこだわりとかそこに何か魅力を感じて
手にしてしまうそんなワインなのではと思います。

今回リリースで極少量割り当ていただけましたが
でもとても飲める状況ではなく
ただやはりヤン・ドゥリューのワイン何か感じたいということで
実は当店に2013年に入庫しているワインで
寝かせていたものございます。

今回合わせてご紹介ですが
○マノン オート・コート・ド・ニュイ白2010年です。
このワイン
なんかなかなか手を付けることできなかったワイン
なんでか
一年たち二年たちと・・・そのままになり
記憶からも少し消えたりして
なんだっけ?このワイン的な・・・
そしてモルゴン・・?白?こんなのあったっけ?的な・・・う~ん・・・みたいな
でもよくよくみたら
モルゴンじゃなくマノンじゃないの!

そう
ヤン・ドゥリューの娘さんの名前を冠した白
マノン
オート・コート・ド・ニュイの極小区画から少量生産される白
エチケットにある小さな手形はその娘さんの手形とのこと
そしてそれを確認してから今回の久しぶりにリリースあるまで
待ちました。
そして今回テイスティング
2010年のオート・コートの白です。
通常だったらもうだいぶ落ち着き弱くなっている要素もありそう
ですが
開けてグラスに注ぐと
!まだ緑っぽい印象もありどんより黄色けい鈍い光を発して
なんとも美味しそう!
2010年ですよね?
まだシュパシュパするようなミネラル感迸る
生きてる生命力バンバン感じるワイン
ネットリとしたコク密度感ある液体
厚みでもこいわけじゃなく自然体
ゆったりとした時間流れメロン、柑橘広がり重心低く
満足感高し!
熟成で要素がまとまり塊になり余分な力は抜け
自然体の旨味が凝縮したオート・コートの白
ヤン・ドゥリュー素晴らしいです!

そして今回リリースの
ヤン・ドゥリューです。
価格もかなりのものですがそれ以上に
それぞれ数が少ないです。
今回は三種類ご紹介となります。

まずは今回唯一の白
○レ・グラン・ポン・ブラン2014年です。
VdFということですが
レ・ポン・ブランシリーズはすべてアリゴテで造られる白
その中でもクラス分けがあるようで
レ・ポン・ブラン
レ・プルミエ・ポン・ブラン
レ・グラン・ポン・ブラン
と三種のクラス分けとなるようです。
あくまでヤン・ドゥリューの中の判断でとのことで
今回ヤン・ドゥリューの中では特級グランクリュクラスの
レ・グラン・ポン・ブランですが
やはりVdFということです。

ポテンシャルの高いブドウが得られる区画のアリゴテをマセラシオン(果皮と果汁を浸漬)し妖艶で複雑なアロマを引き出しました。すっと軽妙な飲み心地があるにも関わらず、高い成熟度を感じ、奥行きと複雑な余韻が怒涛のように押し寄せてきます。ある種マッサ ヴェッキア的なスケール感がありながら、11.5%の軽妙さが共存する不可思議なバランス。まだまだ時間軸の長い熟成が期待できるワインでもあります。

とのことで
高いポテンシャル持つアリゴテそれをマセラシオン
軽快さと複雑妖艶なアロマ有するワインとのことで
プリューレ・ロックにもマセラシオンの白ありましたね
極上のワインでしたが
ヤン・ドゥリューのワインもそれに追随するそんなワインとなるのではと
想像いたします。

次に赤ですが
赤は二種類です。
○レ・プルミエ・ポン オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ2012年
そして
○VdFレ・プルミエ・ポン・ルージュ2013年です。

当初のご案内ですと
レ・ポン・ルージュと
レ・プルミエ・ポン・ルージュのようでしたが
どちらもレ・プルミエ・ポン・ルージュですが
ビンテージ違いで
2012年と2013年
そして2012年のほうはオート・コート・ド・ニュイの格付けがあるようです。

レ・プルミエ・ポン・ルージュ2013年
こちらも表示アルコール度数10%と驚異的な低さにも関わらず、それを微塵も感じさせない様々なエッセンスの塊のようなワインです。以前にも増して妖艶さが加わり、香水のような華やかな芳香とピュアなベリーの香りが同居する不思議なバランス。味わいも同様にみずみずしい清涼感のある果実味と共にじわじわと余韻に広がる膨大な旨味があり、飲み干したあとの舌に、鮮烈な印象を刻み込む特異なワインです。

レ・プルミエ・ポン オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ2012年
ヤン ドゥリューにとっての1級畑となるレ プルミエ ポン ルージュ。カシスやブラックベリーのような艶やかな風味にキノコや森の下土のような微生物と有機物が織りなす複雑な香りが加わり、素朴でともすれば野暮ったいようでいて、その奥にはぐぐっと惹き込まれるような色っぽさを備えたワイン。ヤン ドゥリューの手がけるワインにはどれも、相反する表情の二面性を内包していると感じることが多いですが、このワインもまさにその典型。自身のドメーヌ発足から3年目ということもあり、近年の磨き上げられた雰囲気とも異なった輪郭の緩さがあるのも興味深いポイントです。

ということで
ヤン・ドゥリューの赤というと以前飲んだのは
ブラック・ピノ
その当時このワイン飲んでその軽やかで繊細さナチュラル感
素晴らしいレベルにあるワインでしたが
その当時2010年ものが2013年にリリースで
まだまだ本領発揮までには早い段階その後今飲んだら最高なんだろうなと思いつつ
今回の赤
2012年と2013年
非常に楽しみなワインです。
ヤン・ドゥリューの赤にある霊妙感
なんとも言えない不思議な世界でも引き込まれる
森、大地、妖精まででてきちゃうんじゃないか?くらいの勢いあるワインではと思います。



以下2011年ラヴ&ピフご紹介文
ヤン・ドゥリュー
当店初入荷です!
といってもできたてほやほやのドメーヌですので
それも当たり前ですが
当店新店舗のなんやかんやあってご紹介おくれましたが
すでに市場では
注目を浴びているのではと
思います。

インポーター様からは
ポストパカレ!ポストプリューレ・ロック!
なんてご紹介で
まずそれだけで扱ってみたいと思っておりましたが
エチケットなども
なんとも興味ひくようなデザインで
これは何か違うもの持っているそんな気がして
忙しい最中でも
なんとかご発注そして入荷となったワインであります。

でも2010年が初ビンテージですので
入荷本数も限られております。
瞬殺になる可能性あるだけに
ナチュール大好きなお客様必見ですぞ!

そして初入荷ということで
数少ないながらも
テイスティングさせていただきました。

今回の入荷は
ブラック・ピノ!
そして
ラヴ&ピフ!であります。
どっちもいきました。

こちらは
ラヴ&ピフ2011年
アリゴテであります。

先にブラック・ピノ飲んでいただけに
このアリゴテには並々ならぬ期待がかかっておりました。

ブラック・ピノもすごいですが
やはり価格がネック
でもこちらアリゴテは
3000円台ですので
もちろんアリゴテとしては高いですが
ヤン・ドゥリューのワイン味わえるとすれば
手ごろではと思えてしまうところがすごいですね

その様子です。

ラヴ&ピフ
この名前のピフはワインという意味でつかわれているようで
愛とワイン
そんな名前のピフいやワインであります。

ブラック・ピノ同様に
興味ひくワインでありますが
早速抜栓しグラスに注ぐと
こちらは色は適度に完熟感もある黄色み帯びた液体で
清澄度あり白交じりで
清々しい
そう
ヤン・ドゥリューのイメージそのままのワインではと思います。

香り
ムムム!
けっこう凝縮感ある果実の集中
蜜のニュアンス
アリゴテらしい清涼感ある酸
シャッキリ果実の柑橘系などもありエキスの厚みもしっかりありそうな
香りあります。
ブラック・ピノの印象とはまた違った
仕上がりにちょっとドキッとしました。

そして味わい
うわおう!
ドライでジューシーですが
ほんのりピリピリとガスも感じ爽快感あり
エキス濃度も適度に存在感ありますので
なんだか感じる要素がたっぷりあります。
アリゴテらしいキレある酸にたっぷりミネラル感
そしてやや塩気感じるような
中域の広がり方
締めもキュ~っと切れ上がり
最高
大好きな感じです。

これはいいですよ

その後インポーター様情報確認すると
なんでもグランクリュ並みの栽培をしたとか
それでこのアリゴテがあるわけですね
おすすめです!!!

以下インポーター様情報
Love & Pif (Bourgogone Aligote) / Yann Durieux
ラヴ&ピフ / ヤン ドゥリュー
参考価格 3,700円(税別)
フランス ブルゴーニュ地方
アリゴテ 100%

音楽好きのヤンが当然ラヴ&ピースとかけて名付けたラヴ&ピフ。ピフとは「ワイン」という意味らしく「愛とワイン」という全くもってハッピーな名前のワインです。アリゴテと聞いてどうせ酸っぱいだけのワインでしょ?という先入観は彼のワインには禁物で、グランクリュレベルの栽培をアリゴテでしたらという現実的にはありえない贅沢な造りのアリゴテで、アリゴテらしい清涼感や綺麗な酸こそありますが、複雑味や余韻の長さ、上質なミネラル感などはそんじょそこらのブルゴーニュのシャルドネでは到達できないレベルです。

樹齢40-45年のアリゴテをステンレスタンクにて発酵させそのままタンクで9ヶ月ほど熟成。基本的に醸造中に亜硫酸は使用せず、ノンフィルタにて瓶詰め。

「まだ見ぬブルゴーニュの可能性を求めて」 ヤン ドゥリュー

神の恵みを最も受けた土地、ブルゴーニュ。テロワールを語る中で、常にヒエラルキーの最上位として評されるワイン生産地です。ワイン造りの歴史は、ヨーロッパで生きた人々の歴史に密接に関わってきました。その長い歴史の中で、実力を評価され大切に守られてきた土地、それがブルゴーニュなのかもしれません。

しかし今、その荘厳なブルゴーニュへの評価や期待が、それに携わる人の創造性を抑圧しているように感じる時があります。ブルゴーニュかくあるべしという伝統や形式、常識のプレッシャーが造り手にのしかかり、自然と人が関わり合ってこそのワインであるはずのものが、最上のテロワールという反論不可な概念に押しつぶされてしまいそうになるといったように…。

2010年、そんな重く陰鬱な空気を払いのけるような明るく才能に溢れた若手生産者が登場しました。彼の名前はヤン ドゥリュー。伝統や形式に囚われる事なく、純粋な気持ちで畑に向き合い、その繊細な表現力を精彩にワインに映しとる。人柄もワインも「オープン マインド」という言葉がぴったりな快活なヴィニュロン(=ブドウ栽培・ワイン醸造家)です。

ヤン ドゥリューは、オート コート ド ニュイのエリアでニュイ サン ジョルジュとアロース コルトンの間に位置するヴィレ=ラ=フェイ村を中心にワイン造りを行なっています。2010年がデビューとなるヴィンテージで、3haほどの広さの畑から革命的なワインを生み出しています。

ジュアリン ギュイヨの下で7年間ワイン造りを学び、その後、DRC社の共同経営者としても知られるアンリ フレデリック ロック氏のドメーヌ プリューレ ロックで2008年から栽培を担当しています。彼は、自身のワインをリリースするようになってからもプリューレ ロックでの仕事を続けていて、ロックでの仕事を終えた後や休日などを利用してブドウを育て、ワイン造りに取り組む情熱ある生産者です。

ヤン ドゥリューは、ブルゴーニュでも比較的注目されていない土地の中から、可能性を秘めたテロワールを発掘し、その土地で素晴らしいワインを生み出すことに情熱を注いでいます。

「ブルゴーニュには、今評価されている区画以外にも誰も挑戦していないが素晴らしい可能性を秘めた土地、テロワールがある。私の人生はそういった土地を発掘し、素晴らしいワインを生み出すことです。」

そんな彼のアンテナにキャッチされたのがオート コート ド ニュイという地域でした。オート コートという格下に見られがちなこの土地で、徹底的にテロワールの可能性を引き出し、従来の常識を凌駕するワインをファーストヴィンテージから生み出すことに成功したのです。

その秘密はやはり栽培にありました。ロックで栽培を担当しているだけあって自然なアプローチでの栽培に習熟しており、さらには古き先達の話をよく聞き、実際の経験とも融合させて独自の栽培哲学を備えています。その実践の場が自身の畑です。収穫量を徹底的に抑える(最低でも25hl/haを超えないようにする)こと、丁寧にブドウが熟すように収穫を遅くすること、遅い収穫時期であっても過熟にならないように剪定の時期をギリギリまで遅らせブドウの生育サイクルを導くことなど、プリューレ ロックにおいてでさえリスクを考えて避ける方法であってもヤン ドゥリューは挑戦します。つまりロックのグランクリュ畑で行われる仕事と同レベル、いやそれ以上にリスクを取った栽培をオート コート ド ニュイのピノ ノワールやシャルドネ、アリゴテで実践しているのです。

ブルゴーニュというともすれば保守的になりがちな土地で、ここまでリスクをとって覚悟を決めたワイン造りに取り組むヤン ドゥリュー。その結果はボトルに詰められたワインからしっかりと感じることができます。「攻めた」といってもあらゆる要素が完璧なバランスのブドウから造られるワインは、豊富なミネラルと芯のある果実味があり、非常に端正で美しさのある味わいとなっており、不安定さとは無縁です。ロックやパカレに通じる雰囲気もありますが、その偉大な先輩たちすらも持っていない「明るさ」も備えていて、気難しさはなく常に外向的で人懐っこい味わいを楽しませてくれます。そのワインから感じる「明るさ」が造り手本人に会った際に感じる人柄とシンクロしているというのも興味深い点で、実際ヤン ドゥリューは笑顔を絶やすことのない好青年という雰囲気です(ただし腰まで伸びたドレッド系の髪ともじゃもじゃの髭というファンキーな風貌でもあります)。

彼に理想のワインの姿を尋ねると「その日最初に飲むワイン、朝起きて最初に口にして清々しい気持ちにさせてくれるワイン」と答えてくれました。その明るく、清々しいワインを生み出すために自分自身のすべてをワインに注ぎ込んでいると言います。

ヤン ドゥリューのワインの特徴は味わいだけではありません。メインラベルにはアペラシオンなどの記載がなく、パンクやロック、ヘビーメタル、クラブミュージックを思わせるような斬新なデザインのエチケットを採用している点です。これはオート コート ド ニュイやブルゴーニュ アリゴテといったアペラシオンが格下であるといったイメージや先入観を持って飲むのではなく、真っ白な心で飲んで中身の実力で評価してほしいという彼からのメッセージであり、挑戦でもあります。これはまさに、あのボジョレーの鬼才、フィリップ ジャンボンにも通じるロックな魂以外の何物でもありません。と同時にエチケットのデザインがロックやクラブといった音楽系なのもヤン ドゥリュー自身が大の音楽好きであり、かつてDJ活動も行なっていたということが影響しています。正面のエチケットはダフトパンクかブラック サバスかという風情ですし、アペラシオンの表記のあるバックラベル(特にフォント!)はドイツのテクノイベントのポスターのようです。

思わず踊りだしたくなる「明るさ」を備えた新時代のブルゴーニュワイン。パリ中のカヴィストやソムリエが話題にするヤン ドゥリュー!新しいブルゴーニュワインへの扉を開けてくれます。

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