ドメーヌ・グラムノン コート・デュ・ローヌ ラ・メメ セップ・サントゥネール2015年 750ML
コート・デュ・ローヌ ラ・メメ セップ・サントゥネール2015年です。
ローヌ自然派巨匠
グラムノン
まだまだ把握しきれていない生産者の一人と自分では思っております。
でも何度もテイスティング重ねることで
少しずつ核心に迫っていく
この感覚好きですね
一度や二度ですと勘違いや間違い思い込みあるんですね
でもだんだんと修正していくわかるそんか感じです。
テクニカルデータや資料それでわかった気になってしまうこと
私もあるんで
そこは反省しつつ
今回テイスティングで感じたのは
グラムノンのワインはやっぱり偉大なんだが
純粋性を求めるそれゆえに
時間も必要とするワインなのかなと
ただソフトで完成度高いので若い段階でも飲めてしまう
だもんでまだまだ奥があるのにその前の段階でう~ん凄いような気がするけど
こんなもんかな・・・とで終わってしまうこともあるのかなと
すでに古くから感じている方はそのへんももう知っているのでしょうね
とまだまだ熟成したグラムノン飲んだ経験は少なくすべてを伝えきれないのですが
ラシーヌさんから
一年、二年経過するだけでも驚くワインになるとのお話いただいたワイン
やっと今回飲みました。
そのワイン
コート・デュ・ローヌ ラ・メメ・セップ・セントネール2015年です!
今回2016年極少量おわけいただいたのですが
その前に入荷して寝かせていたワイン
ほんとはまだまだ寝かせて飲むべきなのですが
ガマンしきれずに今回テイスティングとなりました。
めっちゃ貴重なのは知っておりますが
こういった経験しないと感じることできないしと思いながら
グラムノンの歴史を語るうえで外せないワイン
ラ・メメ
インポーター様情報でもあるように
グラムノンの初めて産することとなったワイン
それが1979年に誕生したキュヴェ
セップ・サントネールすでに樹齢100年のグルナッシュだったというのですから
凄いことですね
そこから少しずつ苗木を植え拡大していったようですが
1979年から今2018年
39年経過した今なお
このラ・メメ セップ・セントネール造られるわけで
単純に100年+39年=139年
1本の樹からどれほどのブドウが実を付けるのか
毎年収穫できるのか
そこまで心配になるほどの樹齢ではと思います。
もちろんそこから産するワインは貴重なものとなることは間違いありません。
少なくとも1~2年は置く
10~15年熟成可能とのことですが
まだまだ先はありそうですね
そんな貴重なラ・メメ2015年飲んだのですが
赤黒紫それぞれが濃密ですが
いわゆる濃厚ワインのような濃度とは全然違って
濃いのに自然な色調なんですね
紫ケーキ密度熟度すごいのですが
まったく隙無しでも品あり極上の品そして冷涼感もある
ふっくらとボリューミーでまとまりとか
というかそういったレベルの話はもちろん当たり前のもので
旨味凝縮して濃いのにナチュラルに語りかける
そしてどこかこのなんとも言えない懐かしい感じがある
知っていた!?と思わせる様な
初めてなのに、はじめてじゃないこの知り合い感覚
どこかでルーツは一緒なのかなと
いや求めるものが同じ方向みているのかなと
ただ断然早い段階でしたね
一年とか二年で飲むワインではないのね・・・
でも旨くて
グルナッシュの名品ですね
いつかまた5年10年たったもの飲んでみたいです。
そして今回白は新しい2016年
コート・デュ・ローヌ ラ・ヴィ・オン・ニ・エ2016年
飲みました。
この2016年リリースしたてでのテイスティングとなりましたが
以前飲んだのが2013年
今回2016年でしたが
以前飲んだ2013年とまた違った感覚
ただこれももう少し待たないとわからない部分もありですね
以前飲んだ2013年は少し待ったから飲んだのですが
素晴らしい果実の熟したヴィオニエで
豊潤という言葉があてはままる丸みやジューシーな旨味が
感じられるワインでしたが
今回2016年
クリアーなテリ明るい黄色
香りもまずフローラルでシトラス、すごくクリーン
白い花にミネラル感がより鮮明に浮き上がる感じ
味わいもはじめ軽やかでゴマっぽさやシュガー系
ドライな感覚で飲み進められるヴィオニエに
ちょっと以前の仕上がりと違うような感覚さえありました。
シュールでライムもでてきて
後味にビターな苦みも少々
でもひっかかるのはねっとりとしたエキス感もあるので
これやはり二日目以降になると
やや軽く早熟なニュアンスの表現は落ち着き重心下がってきます。
ただ瑞々しいヴィオニエ感あり
完熟な感じは出てこないのでビンテージの影響や
仕上げかたを少し変えてきているのか
あとは熟成でどの辺まで成熟していくのかそのへんが気になるところであります。
ちなみに2014年も入荷しておりますが
以前のエチケットのデザインから
2016年は変更になっているんですね
そのへんも関係しているのかもですね
・・・と思ったら葡萄品種違うんですね
エチケット変更となる2014年までは
ヴィオニエ100%だったのに
2015年以降はクレレットは入るようになったようです。
2016年はヴィオニエ60%にクレレット40%に
その影響なんでしょうね
やはりじょの後、熟成してきてどう進むのか楽しみです。
今回ご紹介のグラムノンですが
白
○コート・デュ・ローヌ ラ・ヴィ・オン・ニ・エ2014年
葡萄品種 ヴィオニエ100%
○コート・デュ・ローヌ ラ・ヴィ・オン・ニ・エ2016年
葡萄品種 ヴィオニエ60% クレレット40%
泡
○VdFトゥー・タン・ビュール2016年
葡萄品種 クレレット
赤
●コート・デュ・ローヌ ポワニェ・ド・レザン2016年
葡萄品種 グルナッシュ
●コート・デュ・ローヌ ラ・サジェス2016年
葡萄品種 グルナッシュ
●ヴァンソーブル ラ・パぺス2016年
葡萄品種 グルナッシュ
●ラ・メメ セップ・サントゥネール2015年
葡萄品種 グルナッシュ 樹齢100年以上
●ラ・メメ セップ・サントゥネール2016年
葡萄品種 グルナッシュ 樹齢100年以上
以上ですが
初めてご紹介のトゥー・タン・ビュール
泡ものですが
こちらはけっこうご機嫌な仕上がりでフルーティさもあり
軽やかに楽しめる泡もののようです。
白はヴィオニエとヴィオニエにクレレット入る2016年
この違いも楽しんでいただきたいですね
そしてグラムノンといえばグルナッシュ!的な
グルナッシュのポテンシャルの高さ
そしてグラムノンの目指す純粋性
そこを感じていただける赤ですね
以前飲んだポワニェ・ド・レザンなんかも
やはりグラムノンのワインはできることならば少し待ったから飲んでいただきたい
そう思います。
以下インポーター様情報
【ドメーヌについて】
フィリップ・ローランとミッシェル・オベリー・ローラン夫妻はモンブリゾン村にある古樹が植わっていた12haのブドウ畑と古い建物を1978年に購入した。すぐにワイン造りを始め、1979年に誕生した最初のキュヴェのひとつがセップ・サントネール(=樹齢100年のブドウの樹)だった。2人は少しずつ苗木を植え面積を徐々に拡げた。1999年にはAOC コートデュ・ローヌ・ヴィラージュ、ヴァンソーブルに4.5haを購入。同年の暮れに事故で夫のフィリップを失ったミッシェルは、1人でワイン造りを続けていくことを決断する。2006年、3人の子供の1人マキシム・フランソワがドメーヌに入り、同時にマキシムは小さなネゴシアン業(ブドウを購入し醸造)を始める。2007年に5.5haの畑をヴァルレアスとヴァンソーブルの間にある台地に購入し、現在26haを所有するドメーヌである。
ローランが購入する以前からモンブリゾン村の畑では自然なビオロジック農法が実践されていた。それは30年前の造り手達からは《普通の栽培法》と呼ばれていた手法で、冬には樹の根元に土を被せ、春に土を取り除き、ウドンコ病やベト病を防ぐためだけに銅や硫黄を使用した。またほとんどの畑で摘芽の作業をおこない、プレパラートを使用して栽培を行っている。
【畑について】
栽培:ビオロジック
認証機関:AB、デメター
土壌:石灰の層の上に形成された粘土石灰質、畑によっては砂利、小石や砂質
【醸造について】
醗酵:ヴィンテッジによって醗酵槽を使い分ける
熟成:古いバリック(新樽は不使用)
《純粋》なワインを造ること それは到達のできない幻想的なゴールに向かっているようなもの。それでも私たちはヴィンテッジによる影響を受けつついつでも裏切ることなく、テロワールとブドウに最も近い表現力を持つワインを造ることを心がけています。(ミッシェル・オベリー・ローラン)
以下2012年ご紹介文
ドメーヌ・グラムノン
ポワニェ・ド・レザン2012年です。
インポーターはラシーヌさんからです。
ドメーヌ・グラムノンといえば
ローヌ自然派であまりに大きな存在
そんなワインではないでしょうか
でもすごいすごいと頭の中ではなんとなくわかっていても
ワインはどんなん?と聞かれると
さっぱりわからないワインでもありました。
ただそれ以前にお取扱いの
マキシム=フランソワ・ローランのワイン飲んで
その汚れ無きローヌワイン
こんなにピュアで伝えたい部分だけしっかりと凝縮しているワイン
ローヌワインなのになんてピュアで繊細で力強いんだと
思った記憶ございます。
そして
マキシムさんのワインはグラムノンの息子さんのドメーヌになるので
本艦はこのグラムノンですね
ラシーヌさんでお取扱いとなったようで
でも中心的なワインは激レアとか
それでなんとなく知らなかったような感じで
でもたまに残ったワインでしょうか
ちょこちょことグラムノンのワインもスタンダードなものだけ載ることあるようで
その中で
今回入荷が
ポワニエ・ド・レザン2012年
こちらがグルナッシュ
そして
シエラ・デュ・シュッド2012年
こちらがシラーとなります。
その後実はグラムノンの貴重なキュヴェのオファーもあったのですがその時は
まだ飲んでおりませんでしたので
いっこうに気にせずスルーしてしまいましたが
もしかして貴重なワインスルーしていた!?とやや後悔の念が
でもそれはしょうがないということであるワイン
楽しみましょう
ということで
グラムノンのワインはすごい確かに昔すごい評価で一躍注目されたワインのようで
あります。
その後お取扱いの状況などでいろいろあり
いまいちな状況になったこともあるとかで
でもワインは本当に素晴らしいものであったようでそれがやっとラシーヌさんのお取扱いに
なって浮かばれた感じでしょうか
今回ポワニェ・ド・レザン2012年だけテイスティングいたしました。
当店入荷は2014年3月で
今回10月ですので約半年寝かしてのテイスティングであります。
まずその完成度
さらにはやはりマキシム=フランソワ・ローランで感じた
なんでこんなに伝えたいことだけでワインを完成させられるのか?
そんな不思議さえ感じるワインでありました。
落ち着いた赤紫色
香りはしっとり穏やかにでもその密度の高さ
果実味凝縮していながらドライでジャミーさそれが安っぽくなく
高級感の塊のようなそれでいてピュアな真っ直ぐストレートなワイン
一口飲めばそのすごさ気づくはずであります。
グルナッシュ100%のワインですが
グルナッシュってこんなんなるんかい?と言いたくなるような
コク深く質感が非常になめらかでスムース
甘みがにじみでるじんわりと
まとまりと調和がしっかりとあり
シンプルな感じもしますが
じょじょにビターなニュアンスも出てきて
まったりそして満足感高いワイン
まったく隙なく完成されたワインでありますね
ワインが面白いか?そういわれると
そうでもないかもと言うかと思いますが
ローヌの真の力を見たというか
正統派ヴァンナチュールとでもいいましょうか
そんな世界あるワインであると思います。
やや格式高い世界好きな方には喜んでいただけるようなワインと思います。
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