自然派ワイン&地酒専門店オネストテロワール

ジョルディ・ロレンス ブラン・ダンセーラ2021年 750ML

3,772円(税343円)

定価 4,400円(税400円)

在庫状況 在庫 0 本 品切れ中

ジョルディ・ロレンス
ブラン・ダンセーラ2021年です!

ディオニーさんお取扱いのスペインのヴァンナチュール
なかなかに攻めたワインもあり
どのワインも個性ありで
面白いですね
今回はだいぶ前に少しずついただいていたもの
忘れていたワインなのですが
少量ですがご紹介です。

○ブラン・ダンセーラ2021年白
品種はマカベオとモナストレル
SO2無添加
アルコール度数は11%程度で低めなのですが
エキスの濃密感もありでもそこから解放していくような感覚もあり
私が飲んだ時はアンフォラの独特な風味というか
果実香もやや枯れた感じもありでもグリーンな風味
ドライな中にもまったりとした感じもあり
なかなか捉えづらいところもありながらもそのへんもまた一つの面白さ
そんな白です。
その当時から8か月ほど経過しております。

次は
○ブランカフォルティ2021年赤
品種はガルナッチャ主体カベルネソーヴィニヨンにシラー
こちらのワインは最近飲んだのですが
赤紫ダークさもあり程よい抜け感
香りは控えめで落着きそして土壌の感じ
ダークさあるベリー
ほんのり黒味も
飲んではなんだかびりびりするようなガスとも違うはじける感じが
まだある果実味
ピュアさもあり程よい若々しさと親しみやすさ程よい深みと
なんか後引くワインです。

以下インポーター様情報
9月下旬に収穫したグルナッシュとシラーを一緒に醸し、10月中旬
に収穫したカベルネソーヴィニヨンは単体で醸し、それぞれステンレ
スタンクで発酵・熟成、瓶詰め1週間前にアッサンブラージュしまし
た。紫ガーネット色、木いちごやブラックチェリー、火打石の香りを
感じます。骨格のしっかりとした果実味豊かなアタックに心地良く拡
がるタンニンと果実味の甘さが口中に残る逸品です。



以下前回ご紹介文
ジョルディ・ロレンス
トスット2020年です!!!

ディオニーさんお取扱いのスペインヴァンナチュール
実は少し前からこのワイン気になっていたのですが
なんというか
お取扱いするタイミングを逸していたそんな感じ
毎月各インポーター様からリリースされる新着ワイン
その大波にのまれながらなんとか
生きながらえている当店ですので
なかなか新たな世界へと飛び立つのも難しかったり
ちょっとしたタイミングが
重要だったりするのですが
それがたまたま今回口割れ的な
端数合わせのワイン検討したときに思い出したワイン

ジョルディ・ロレンスです。
そんな感じでは失礼だろと今更ながらですが
確かにこのワイン赤だけ今回いただきましたが
これはなかなかなレベルにあるワインというか
もっと先が気になるそんな魅力あるワイン
スペインナチュールは現在進化の過程でもあり
度胆抜かれるワインもあればナチュールのどこまでも自由な表現あるワイン
などなど
様々です。
ジョルディ・ロレンスはもともとワインダイヤモンズさんのお取扱い
そこからディオニーさんへと移ってきたようですが
それ以前にディオニーさんでは
熱烈オファーをしてきたワインのようで
ただそこが上手くつながらずこのタイミングとなったようです。
ジョルディ・ロレンスもともとは葡萄を販売したり
ワインを造ってもいわゆる通常の造りのワインだったりしたようですが
現在のようなナチュラルワインへと舵を切ったのが2012年とのこと
その影響を強く受けたのが
エスコーダ
当店はこのエスコーダ二番通り酒店様よりいただいた経験ございますが
かなり熟成したワインでも圧倒的な果実味の量や塊感ある
凄いテンションなワインですね
まさに爆発したようなと表現できるワイン
ただジョルディ・ロレンスのワインは
今回飲んだだけでは
同系統ではなく
なんというか基本は自然体ながら締まるところ緩むところの出し入れが絶妙
すべてのワインがアンフォラ仕込みとのことで
それらのニュアンスもとりこみつつ
でも全体のバランスを考え
また初めてここのワインを飲んだとしても
スッと受け入れられるなんか柔らかさしなやかさ
そのまま奥にある緩やかな複雑性を感じ満足感につながるようなワイン
今回のトスット2020年
品種はシラー90%ガルナッチャ10%の赤ですが
何か香ばしい中にある熱量ある果実味ながら親しみやすい
ワイルドさなどもあるようでも基本はワインの完成度もあり
雑な感じがなく調和の中に面白さが伝わる赤
なんというか緻密なところもありワインで物腰の柔らかさ人当たりの良さなど
そのへんも感じる様なワイン
飲んでいて満足感高いのにつかれない
いいですねこんなワイン

今後もチャンスあればお取扱いなどすすめていってみたいと思います。

以下インポーター様情報
トスット2020年赤
品種 シラー90%ガルナッチャ10%
9月24日収穫
除梗後、ステンレスタンクで10 ~ 12日間醸し
プレスせず、アンフォラで発酵・熟成
無濾過・無清澄/瓶詰め:2021年5月
SO2 無添加 トータル:4mg/L未満
トスットとは子供が遊ぶ玩具などを指します。2012年と2013年に植
樹した石灰岩で育つ2品種を除梗しステンレスタンクで10 ~ 12日
醸し後、アンフォラで発酵・熟成しました。輝きのあるブラックガー
ネット色、カシスやフランボワーズ、湿った森の中の土や草の香り、
摘みたてベリーの酸味がアタックに拡がり、タンニンの存在を強く
感じるコク旨の味わいで、中程度の余韻が続きます

もう一種は白
○ブラン・シンコ・シエテ2020年
パレリャーダ60%(手摘み/ 30 ~ 36年)
マカベオ40%(手摘み/平均20年)
優しく破砕し、アンフォラで7 ~ 10日間醸し
プレスせず、アンフォラで発酵・熟成
無濾過・無清澄/瓶詰め:2021年6月
SO2 無添加 トータル:7mg/L
大雨の影響でうどん粉病の被害を受け収量が激減した20年、パレ
リャーダとマガベオを優しく破砕しアンフォラで7 ~ 10日間醸し後、
フリーランジュースをアンフォラに戻し発酵・熟成、21年6月に瓶詰
めしました。緑を帯びた黄金色、ジューシーな柑橘、グレープフルー
ツ、タイムの香り、穏やかで丸みのあるアタックに綺麗でとがりない
酸味と心地よさ、アフターにまで柑橘香が残ります

とのこと
赤のあのとにかく良いイメージしか残らない
それでいて単調ではなく柔らかく動きもあるワイン
好感もてるナチュール
となると白もアンフォラで仕込むもの
気になりますが
また別な機会に飲んでみたいと思います。

以下生産者情報
 この度、縁があってワインダイヤモンズさんよりジョルディ・ロレンスの在庫を全て引き継ぐ事
となりました。また今後日本での正規輸入代理元として彼のワインを販売させてもらう事も
決定しております。
 彼のこれまでの歩んだ道のりとワインの栄誉は世界中のナチュラルワインラヴァ―が認める
ところであります。彼の人柄の素晴らしさもまたワイン以上に最も深く人々の印象に残ること
も最初にお伝えしなければなりません。(※2015年に日本にノーマが限定でやってきた際、
ジョルディのワインはグラスワインに選ばれました。この時以後、コペンハーゲンのノーマでも常
にジョルディのワインは使用されています。)
 彼の名声に恥じない代理店として、これから皆様へ毎年毎ヴィンテージ、弊社の愛情もさ
らにボトルに込めまして末永くご紹介させて頂きますことをお約束いたします。尚、今回弊社
を通して販売するロットに関しては、ワインダイヤモンズさんの輸入者シールをそのまま使用さ
せて頂いての販売となりますことご了承お願い申し上げます。
 彼のワインに初めて出会ったのは2016年初夏。すでにワインを一人換算2本ほど飲んでテ
ンション絶頂で入ったスペインバル。最初に出てきたグラスワイン(赤)を一口飲んで目が覚
めたことを昨日の事のようにハッキリと覚えています。なんだこりゃ、、、!?、ジョルディ・ロレン
ス!?スペイン・カタルーニャ?スペインにこんな美味しいヴァンナチュールがあったなんて! 20
代後半に衝撃を受けたまだ若かりし頃の南仏ルネ・ジャン・ダール、ゴビー、ロワールのティエ
リー・ピュズラとの邂逅のような体験、あの衝撃に再びであうとは。輸入者シールを見てみると
"ザ・ヴァイン"と書いてあります。幸か不幸かザ・ヴァインさんがこの前後で会社をたたまれる
決定を耳にしていたので、ネット検索でHPを見つけて思い切って彼へすぐにコンタクト、翌日には訪問快諾の返事が返ってきました。ちょうど1 ヶ月後
にフランス・スペインへの買付出張が控えていたので、そこに無理やり3時間のスペースをつくり、師匠譲りの突撃訪問です。
 全く見ず知らず、取引先でもソムリエでもカーヴィストでもない日本人を笑顔で暖かく迎えて頂いた現地。到着早々畑とセラーを丁寧に案内してい
ただき、樽とアンフォラに眠る全てのキュヴェを1つずつ、ゆっくりと落ち着いた時間の流れの中で一緒に試飲させて頂きました。感謝感激。試飲した全
てのワインも鳥肌もの。同行した他のメンバーも初体験のジョルディでしたが、全員が目をウルウルさせながら試飲していたことをよく覚えています。結
局、当時は彼を取り巻く様々な事情でザ・ヴァインさんからお取引を引き継ぐことは出来ませんでした。
 その後、毎年現地のサロンでジョルディを探しては他愛もない談笑を続けたり、彼の仲間であるヴェガ・アイシャーラとの取引開始で彼らがコラボして
造るマグナムキュヴェを取り扱ったり、何度も足を運んだスペインで彼を取り巻く多くのスペイン生産者やクルティエとの縁ができたり、とそういった小さな
縁が自然と紡がれていきました。数々の小さな出来事が今回の縁を導いてくれた様な気がしています。
 ジョルディ・ロレンス(スペイン語発音だとヨレンス)は、この土地で代々続く農家に生まれました。ジョルディの家族は1779年からブドウだけでなくアー
モンドやオリーブなどの作物を作ってきた複合農家。ジョルディ自身はサスティナブル農業に長年熱心に取り組んでおり、現在はオーガニックのオリーブ
オイルも造っています。
 代々受け継がれて来た16ha前後のブドウ畑で一切の化学薬品に頼らない方法でブドウを育ててきたジョルディですが、 ワイン造りを始める以前は
その全てを地元のコーペラティフへ格安で販売し細々と生計を立てていました。ワイン造りをスタートしたのは2008年、この当時は酸化防止剤も使用
していましたしstyleは今と180度真逆。現在のようにナチュラルワインへ移行したヴィンテージは2012年からになります。
 同じコンカ・デ・バルベラのジョアン・ラモン・エスコーダの影響を強く受けましたが、スタイルはエスコーダがエネルギーの爆発したスタイルなのに比べると
ジョルディは彼の人柄同様でより純粋で優しく、静けさの中にエネルギーを感じるスタイルかと思います。
 彼の住むブランカフォルト村は、モンブランの町から15kmほど、町から離れた森と丘に囲まれた古くからの小さな静かな村です。ジョルディはこの村で
一番の有名人なのは間違い無いでしょう。ちなみにこの土地は2021年1月の寒波で、ブドウ畑は一面雪景色になりました。
 畑は村の周りの標高400mから650mの基本的には石灰岩質土壌の6つの異なる場所に合計16haを所有し品種は固有品種であるパレリャーダ、
マカブー、ガルナッチャやカベルネソーヴィニヨン、シラーを栽培しています。畑においてもセラーにおいてもビオディナミを実践し、特に畑は周りの畑と比
べて一目瞭然の生きた豊かな土壌とブドウの木、そして生い茂る緑を見ることができます。標高の高さゆえの冷涼な気候、地中海への近さゆえの海
から注ぎこむ涼しい風、これらは暑い日にも涼しい新鮮な夜が来ることを意味します。ジョルディは土壌の健康、ブドウの木のバランス、そしてワインの
中への複雑味を得るため生物の多様性を促進するよう草や花を数多く畑や畑の周りに残しています。
 彼のセラーは2008年から17年までは実家の向かい側のとても小さい場所でアンフォラや幾つかのタンクを用いワイン造りをしていましたが、2017年に
新しいセラーを近くに作り、主に白ワインに使用する10基の粘土のアンフォラは地下に埋めてありそれはまた圧巻です。
 スパークリングワインも造り始めましたのでデゴルジュの機械など年々設備が充実して行っています。只、未だに全てを家族で行っておりボトリングも
手作業、ワックスによるキャップシールも妹が1本ずつ丁寧に行うなど依然として手作りには変わりありません。
 醸造は至ってはシンプルで自然酵母のみを使用し何も足しません。もちろん濾過のようなプロセスもありません。衛生状態には最も気を使い、果実
の純度、優美さ、繊細さ、それに複雑さとデリケートな新鮮さが丁寧なその気遣いを物語っています。
 彼を訪れるとまずは畑を、ブドウを見ることからスタートします。健全なのか、問題があるのか、19年のようにカビに襲われ多くのブドウを失った際にも
彼はきちんと問題を示してくれます。ジョルディこそは真のファーマーに違いありません。
 出会ってからずっと彼の造るワインを毎年追い続けた結果、最も尊敬すべきはその人柄とワイン造りへの姿勢という事に年々気づかされていきまし
た。出会った人々をHappyに、朗らかで優しい気持ちにさせてくれる彼の人柄とワイン達、日本でもお酒を愛する多くの方々に感じてもらいたいと願っ
ています。

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