自然派ワイン&地酒専門店オネストテロワール

レ・ヴィニョー ミス・テール2018年 750ML

2,310円(税210円)

定価 2,695円(税245円)

在庫状況 在庫 0 本 品切れ中

レ・ヴィニョー
ミス・テール2018年です!!!

前回前々回あたりから
かなり絞られた中での割り当てとなってしまった
レ・ヴィニョーのワイン
自然派でも素晴らしい安定感もあり
使い勝手の良いワインだけに
広く人気となってしまっているのでしょうね
まぁ嘆いていてもしかたのないことですので
あるワインをご紹介するしかないです。

ということで
人気のローヌ・アルディッシュの自然派ワイン
レ・ヴィニョー
今回は
5種類入荷です。

まずは飲んだワイン
トゥ・デライユ2020年
ヴィニョーのワインでも初めてのワインとなります。
品種はグルナッシュ
今回このワインだけはいくらか多めにいただけましたので
飲みました。
グラスに注ぐと相変わらずの完成度の高さ
ローヌワインでもこれだけ品のあるワイン
そしてドライさが素晴らしい程よいテンションにタイトさも感じるワイン
赤紫香りにはほんのり甘い果実感出てきますが
基本はフレッシュ感とパリッとしたカッチリ感
飲んでもひっかかりなくスムースに流れる液体
冷涼感とピュアな果実味
要素的に多くはないタイプでシンプルにその若々しさ
親しみやすい果実を感じられます。
南仏ワインでこの可憐とも感じるパープルの世界あるワイン
ブルーベリー感ありドライなワイン
酸が心地よくほろ苦さがいい締めとなる

その他のワインですが
インポーター様情報でお伝えさせていただきます。

レ・ヴィニョー
○ヴィオニエ2020年
僅かに濁りのあるやや淡い黄色。白桃やプラム、ライチやパイナップルなど香り高い果実香に、爽やかな柑橘やレモン
グラスなどのハーブ、シャスミンなどの華やぐ香りがミックスされ、ヴィオニエらしいアロマティックな印象をほどよ
く感じさせる香りが漂います。角の取れた円みのある口当たりで、馴染みやすい果実味とのりの良い酸が相まって飲み
心地が良く、白桃のコンポートをかじった時のように果肉から溢れるような果汁感と甘やかな風味が優しく広がりま
す。アフターにかけて日本酒のような旨味が感じられ、柑橘の内皮のような爽やかなほろ苦さが鼻腔に抜けていきま
す。フルーティーな中に旨味が感じられる辛口の仕上がりです。

○ヴィオニエ・デ・ローブ2019年
黄金色。ドライマンゴーや熟したプラム、沈丁花やジャスミンなどの惹きつけられるような白い花の香りや蜜、ヴェル
ヴェンヌやレモングラスなどのハーブ、マーガオのような爽やかなスパイス香が感じられ、完熟果実と爽快感のある香
りなどが調和良く溶け込む魅力的なアロマが広がります。スワリングすると奥の方から新鮮な白ぶどうを想わせる香り
が現れ、様々な香りが重なる複雑な印象にフレッシュ感が加わるように感じられます。ほどよい甘みが舌先にあたり優
しいアタックで、伸びやかな酸を携えながら、コクや深み、旨味の詰まった芳醇な果実味が口中を覆うように大きく広
がっていき、心地よいアロマティックな風味が留まります。アフターにかけてその豊かな風味にレモン果汁をギュッと
搾ったような柑橘の酸が感じられ、引き締まった辛口の印象を残します。

○シラー2019年
僅かに紫がかった赤色。小さな黒系果実のドライフルーツなどのやや凝縮感のある香りに、赤い果実のフレッシュ感が
混ざり、加えてオールスパイスやクローブなどのスパイス香が感じられます。軽やかな伸びのあるタッチで馴染みやす
いアタック。それでいてしなやかにやや凝縮した果実味が速度を緩めながら広がります。そのゆっくりとした中に仄か
な甘みと深み引き立てるスパイスの風味、微細なタンニンが僅かに感じられ、アフターには落ち着いた雰囲気が続きま
す。約1年間倉庫で休ませていたことで、更に若々しくフルーティーな果実の風味にスパイスのアクセントなどが重な
り、しなやかな口当たりやこなれた印象が引き出されています。

○ミス・テール2018年
深紅の色合い。黒系果実のリキュールやドライフルーツのような凝縮した果実香に、黒糖やシナモンの香りが加わりコ
クのある甘やかな香りが感じられます。加えて紫の花や紅茶、香木を想わせる品のある華やかな香りが感じられ魅惑的
な印象を受けます。果実の風味は緻密な深みを持ちながら優しい抽出で、冷涼感があるミディアムな飲み心地。凝縮感
のある果実の風味はしっとりと落ち着いた印象で優しく口中へとスムーズに流れていきます。ごく僅かにヴィオニエが
入ることでエレガントで華やぐ香り、そして飲み心地にも瑞々しさや軽やかさが引き立つように感じられます。全体的
な印象としては、しっかりとした果実味に幾重にも重なる要素が奥行きや艶やかさ、透明感のある硝子のような繊細さ
を与えているような仕上がりのワインです。

以上です。
ヴィオニエもヴィニョーのワインはバランス良く要素もしっかりとあるワインとなりますが
デ・ローブはさらに旨味コクの増した上位ワイン
そして定番のシラーも凝縮感ありフルーティさとナチュラル感も楽しめるワイン
ミステールも黒系の要素が深まり奥深さが楽しめるワインとなりますね
どのワインもヴィニョーらしい魅力楽しめる
ワインとなっているかと思います。




以下シラー2018年ご紹介文
レ・ヴィニョー
シラー2018年です。

南仏ローヌはアルディッシュの旨安自然派
もう人気ワインであり定番ワインですね
ただそろそろ定番ワイン的な位置から
貴重なワインになっていくそんな気がいたします。

前回あたりもそうですが
入荷する量が全然少ない
日本への入荷量も千本単位とかで以前は入っていたのが
数百本とか
他国での人気高くなってしまったのでしょうか

ケース単位で入ることもほぼ皆無になっていくのかと思います。
残念ではありますが

※販売に際してのご注意
レ・ヴィニョーのワイン御一人様各1本までとさせていただきます。

確かによくよく考えれば
今までこんなナチュラルなワイン安定感もあり
品種それぞれのワイン楽しく滋味深い南仏ワインなのに繊細な表現や
味わい深いものなど
しかもずっとほどんど価格上昇も無く素晴らしい旨安ワインでした。
やはりこうなっいく運命なのでしょうか

ということで飲むこともできなくなってきました。

インポーター様からのご案内だけとさせていただきます。

今回入荷は三種類
○プティ・シャルドネ2018年
○ヴィオニエ・デ・ローヴ2018年
○シラー2018年です。

<プティ・シャルドネ2018年>【2020年1月入荷】
中程度の黄色。黄桃やパイナップル、マンゴーやドライアップルなど完熟した南国フルーツなどを想わせる香りに、甘
夏やグレープフルーツなどの柑橘やその内皮のほろ苦さがアクセントになり、爽やかでスッキリとした印象が加わりま
す。柑橘の粒が弾けるような酸が一定に感じられ、膨らみのある果実に瑞々しさや軽やかさを与えてくれます。そのた
め芳醇な果実香が口中では突出しすぎることなく、果汁が溢れるような甘い風味や香りがほどよく残り、すっと口に運
ぶことができます。飲み心地が良く馴染みやすい春めいたスタイルのワインです。これまでのヴィンテージの多くは温
度が上がるとボリューム感がやや強く感じられることがありましたが、この2018年ヴィンテージは特に果実味と酸味の
バランスが良く、温度が上昇しても重たくならず心地良い口当たりはそのままで、芳醇な果実味を十分に感じ取るとこ
ができ、また飽きることなく楽しむことができます。

<ヴィオニエ・デ・ローヴ2018年>【2020年1月入荷】
僅かにオレンジがかった濃い黄色。沈丁花のように思わず立ち止まってしまうような香り高い白い花、ライチや白桃な
どの香りが感じられます。華やかすぎずほどよいアロマで引き寄せらるような魅力を感じさせます。香りと柔らかい甘
みがゆっくりと広がっていき、アフターにかけて紅茶の茶葉を想わせる香りやミルキーな風味が徐々に混ざり合い、深
みやまろやかな様子が増していきます。辛口でありながらふんわりとした香りと甘い風味が感じられ、特にアタックは
優しい口当たり。その先へすっと流れるように道筋をつくる綺麗な酸が感じられ、豊かな風味を支えつつ全体をまとめ
軽快な飲み心地を引き出してくれます。僅かに残る塩味も締まりを感じさせ、スッキリとしたスタイルでほどよい香り
高さを表現し、シャルドネ同様に重たさがなく、品種の特徴を気持ち良く感じさせてくれます。

<シラー2018年>【2019年7月入荷】
やや紫がかった鮮やかな赤色。赤系果実主体にやや黒系が混ざり合うような若々しい果実香に、小さな紫の花などを想
わせる華やかさやクローヴのようなスパイス香が加わります。ミディアムな口当たりでチャーミングな果実感とほどよ
い甘さが調和良く、透明感のある酸が甘酸っぱい味わいへと導きます。アフターにかけてバラや紅茶を想わせるかぐわ
しい香りが広がり、カカオのようなニュアンスと葡萄の果皮をかじった時のようなタンニンが僅かに残ります。果実味
豊かで馴染みやすい印象ですが、その中にもどこか落ち着きがあり洗練された雰囲気を感じさせます。現在の可愛らし
い果実感や味わいも非常に魅力的ですが、今後の熟成の過程で上品さや華やかな様子が一層引き出されていくことでし
ょう。

ということで今回2018年も
ヴィニョーらしい素晴らしい仕上がりのようです。

今後もう少し入荷量など増えること祈りつつ
大事にお楽しみください。



以下2017年ご紹介文
レ・ヴィニョー
プティ・シャルドネ2017年です!!!

南仏ローヌはアルディッシュの旨安自然派
この地のワイン
そんな魅力的で価格もお手頃この地で啓蒙された造り手
その影響もあり
旨安ナチュールのパラダイス的な産地となっておりますが
その中でも大人気ですね
レ・ヴィニョー
毎回到着すると
単純に楽しみたいそんな思い湧き上がる造り手ですが
なんだか今回は
飲めないような状況となっているようです。
まず本数が少ない
そして状況見ながらリリースされるヴォルテックス様ですので
そのへんの状況などもあるのか
二種類のみのリリースとなっているようです。

白、赤一種類ずつで
白は
プティ・シャルドネ2017年
そして赤は
ミス・テール2017年です。

以前はケースで様々な種類楽しめる状況だったのが
数本ずつとか
残念ですね
でもそれだけ他方からの引き合い強いのか
収量の関係もあるかと思いますが
今後またもう少し長い期間楽しめるそんな供給となっていきますこと祈りつつ
ご紹介です。

とても飲める本数無いので
インポーター様からのご紹介ですが
今回も良い状態南仏ワインでも冷涼な表現もあり
程よい南の感じも楽しめつつ
ナチュラルな風合いが心地よいワインとなっているようです。

<プティ・シャルドネ2017年>【2019年7月入荷】
中程度の黄色。淡いパイナップルやマンゴー、白桃や柑橘などの香り豊かな果実香が感じられ、沢山の果実が
入ったフルーツポンチのようなイメージが湧きます。香りに似た甘い風味は飴がとけていくように豊かに広が
り、それと共に新鮮な柑橘やパイナップルが混り合うような甘酸っぱくジューシーな酸が一定に感じられま
す。
軽やかな口当たりで、フルーティーな果実味の中に僅かながら日本酒を想像させる酵母の旨味や柑橘をピール
したようなほろ苦さが抑揚となって感じさせ、酸とほろ苦さが豊かな風味と調和し、柔らかく飲み心地の良い
まろやかな辛口の仕上がりとなっています。


<ミス・テール2017年>【2019年7月入荷】
鮮やかな中程度の赤色。入荷当初に感じられたアニマル香は去り、妖艶で香り高いワインに変貌しておりま
す。控えめな甘さでグレナデンのような赤い果実に、黒系果実がほどよく混ざり合う風味が印象的。澄んだキ
レのある酸がバランスを整え、しっとりと穏やかな口当たりでありながらしっかりとした味わいや骨格が感じ
られますが、南ローヌのシラーの中ではミディアムな抽出感で馴染みやすい飲み心地です。アタックは明るい
果実味にヴィオニエ由来の華やかさと紅茶のような芳香、そして軽快な様子が加わり、じわじわと味わいが膨
らみ長く形跡を残します。アフターにはビターカカオのような細かなタンニンが感じられ、紅茶の風味と相ま
って落ち着いた雰囲気が感じられます。風味は強く緻密なエキスでどことなくパワーが感じられますが、硝子
のような繊細な様子も兼ね備え全体的に品を感じさせる味わいです。

以上二種類
今回二種類ですが
またメインのピノノワールとか他にも魅力的なキュヴェたくさんございますので
今後のリリース楽しみにしております。



以下2016年ご紹介文
レ・ヴィニョー
プティ・シャルドネ2016年です!!!

新物入荷です!
南仏ローヌは自然派の聖地とも言うべき注目産地となっている
アルディッシュ
すでにご存じの方多いのではと思います。
アルディッシュのナチュラルワイン
大好き!という方も多いのではと思います。

何がいいって
販売している側からも感じるのが
このローヌ・アルディッシュのワイン
ヴィニョーはじめドゥーテール、ジェローム・ジュレ、アンドレア・カレクなどなど
南仏ローヌワインなのに
果実味が新鮮でキュートで瑞々しいワイン
ほんとに南仏なの!?!?と
さらにはそんな魅力が
初めてナチュラルワインに出会うきっかけとなったり
恐る恐る踏み入れた世界で
温かく迎え入れてくれるそんな役割を担うワインとなっているように思えます。

実際
ヴィニョーのピノノワールやドゥーテールのグルナッシュなど
当店のお客様でもこのエアリーで瑞々しくチャーミングな果実感に
ナチュラルワインの第一歩として
楽しんでいただくこと少なくないです。
そしてその後のナチュラルワインの一人一人の好きな方向性を見出す
道しるべとなる
そんなことございます。

そんなローヌはアルディッシュのワイン
ヴィニョーです!

先にアルディッシュのワインの魅力お伝えしましたが
その中で最も大事なことお伝えしておりませんでしたが
なんといっても
魅力的な価格にあります!
2000円程度で楽しめてしまうナチュラルワイン
イタリアではイルヴェイなど大人気ですが
フランスには
ヴィニョーがある!
的なそのくらいの価格設定です。
日本でリリースされて年数立ちますがいまだにほとんど上がっていない
気持ち程度上がったくらいで
この良心的な価格は本当に驚きです。

ということで新物リリースです!

今回ご紹介のレ・ヴィニョー

○ドゥ・ブー・デ・ドワ ピノノワール2017年赤

ヴィニョーはこのピノノワールから始まったともいえるワインで
いわゆる南仏のピノとは全然違う
冷涼感とエアリーさ滋味深さのあるワイン
今回も今年のこの厳しい夏
ヴィニョーのワインで何をテイスティングしようかと考えると
やはりこのピノ外せないわけで
飲んでしまいました。
リリースしたてで断然早いのはわかりますが
それでもこのヴィニョーのピノの魅力は抜群ですね
薄クリアーな色調赤紫のうす~い感じですが
苺系もやや緑を感じるような甘さよりもドライなベリー系
じわ~っとナチュラルに涼やか~に伝わり
味わいからもスミレ感など紫などの花など
エキスは瑞々しくやんわり~で癒し系ピノです。
今回まだまだリリースしたてで緩さというか繊細なところが前に出ておりますが
じょじょに落ち着いてくると綺麗な果実味もほどよくまとまっていくワインとなるかと思います。
2015年などはややイレギュラー的に黒っぽさも感じるドゥ・ブー・デ・ドワでしたが
この2017年
ヴィニョーのピノらしさが満載
繊細で冷涼、ナチュラル感とミネラル感が優しく伝わるピノノワール
いいです!
このスッとなじむ感じ全然疲れることなく
逆に癒されるワインこれですね!

次に
○プティ・シャルドネ2016年白
白もやはり1本は飲んでおきたい・・・
でも今回ヴィオニエとか赤もグランシューとか
本数少ないようですね
ということで
プティ・シャルドネ2016年
白もヴィニョーのワインミネラル感ありながらも南の果実感もボリューム感あるワインと
なりますが
今回2016年
クリアーで黄色少し濃いめ
リンゴ系のジューシーさが広がりほんのりバニラっぽさも
そして果実感はふくらみ桃、そして蜜っぽさも出てくる
味わいもまったりとゆったりな動きでエキスが伝わり
まとまりもあり綺麗なエキスそのままふっくらとボリューム感出てきて
程よくアルコリックな強さも出てくる南仏の熱量も楽しめるシャルドネ
そのままダレル感じではなくビターなニュアンスやミネラル感、酸も感じるので
上手く締まるような白この価格で楽しめるナチュラルワイン
いいです。

その他の今回ご紹介のレ・ヴィニョーですが

○ミス・テール2016年赤
シラーの赤
このミス・テールは奥様エレーヌさんが醸造を担当とのこと
シラーとなりますが
若干のヴィオニエを混ぜることで軽やかさ華やかさなども演出する赤
赤系果実だけでなく黒系果実もバランスよく楽しめスパイシー感紅茶のような風味も出てくるとのことで
期待の赤です。

○グランシュー2016年赤
こちらも奥様エレーヌさんの担当
ローヌ・アルディッシュといえば
グルナッシュ!というくらいに人気なワイン多いですよね
ヴィニョーのグルナッシュはドライフルーツ感もあるような凝縮したところもあり
ミディアム程度のボディにスムーズな飲み心地に緻密な果実味
重くならずに甘み、酸味、タンニンのバランスよく楽しめる赤とのことです!

○タンデム2016年赤
タンデムということでグルナッシュ&シラーの赤
ブルーベリーやカシスなどあり
ヴィニョーの中でも黒系も出てくる凝縮感ある赤
柔らかでふっくら感なども出るワインですね
カカオ系にドライなタンニンなど大人っぽいニュアンスもある
男性的な赤となるようです!

○ヴィオニエ・デ・ローブ2016年白
ヴィニョーのヴィオニエ
これも人気ワインの一つです。
ヴィオニエらしい白い花などもありながら桃系や洋梨も出てくる
ただ口中ではシャープさもあり瑞々しさスッキリ感もあり
アフターにはミルクティーな感じもありとのことで
楽しみなワインですね

以下インポーター様情報
<プティ・シャルドネ2016年>
ややしっかりとした黄色。白桃や洋梨、パイナップルなどの熟した果実の香りが立ち昇ります。辛口の仕上が
りですがフルーツポンチのようなフルーティーさと
甘い風味が感じられます。酸は芳醇な果実味を上手く包み込むように感じられ、また、アフターに仄かに感じ
る苦味がボリューム感を調整してくれています。
それらのお陰で口当たりが良くフィニッシュもスッキリさせながら、余韻に果実の風味が長く残り充実感を感
じさせてくれます。少し冷して頂くと香りの
ボリューム感が抑えられ、味わいとの調和が整い、より心地良いバランスでお楽しみ頂けると思います。

<ヴィオニエ・デ・ローブ2016年>
麦藁色。洋梨や桃、白い花などの芳香がほどよく広がります。シャルドネの方が熟した果実香が多く、対して
とても華やかなイメージを持ちやすい
ヴィオニエの香りは穏やかで、口当たりもシャープさが感じられます。フルーツ飴のような優しい甘みと香り
に似た果実味が舌全体を優しく包み込み、
すっと通り抜けるような酸が飲み心地を軽くスッキリとさせ、アフターにはミルクティーのような円みのある
風味が残ります。特にここ数年はヴィオニエ特有の
芳香の強すぎる印象ではなく、華やかさと果実の香りをほどよいバランスで感じさせ、その上それらを引き立
てる酸の残し方や軽さの表現はヴィニョーならでは
といった印象を受けます。

<ブー・デ・ドワ2017年>
やや淡い明るい赤色。葉付きの苺やクランベリー、グレナデンなどの熟した赤い果実をギュッと搾ったような
フレッシュ感で軽くスムーズな
飲み心地です。果実を頬張ったような甘みと酸のバランスが良く、熟した赤いベリー系の果実をふんだんに感
じさせてくれます。
チャーミングな人懐っこい果実味、軽く瑞々しい口当たりと喉越しでスッと体に馴染みますが、仄かに感じる
白胡椒などの爽やかなスパイス感や繊細なタンニンが
アフターに残り、しっかりと赤ワインらしさも楽しめる味わいです。

<ミス・テール2016年>
奥さんのエレーヌが主に醸造を担当しております。
鮮やかなルビー色。バックラベルにはシラーとしか記載されておりませんが、僅かにヴィオニエを使用してお
ります。そのため、より華やかな香りと瑞々しい
口当たりで引き込まれるような仕上がりとなっています。アタックは軽やかで気づけば喉へと流れているよう
な滑らかな飲み心地で、赤系の果実主体に熟した黒系果実が少し
混ざるような果実の風味が広がります。心地よい酸と甘みのバランスが絶妙でフルーティーな果汁感を楽しむ
ことができ、その後僅かに薫る黒胡椒のような
スパイシーさや紅茶のような風味と華やかな香りが鼻腔に抜けていきます。ついついもう一杯と手が伸びるよ
うな魅力的なワインです。

<グランシュー2016年>
奥さんのエレーヌが主に醸造を担当しております。
ややオレンジがかった中程度の赤色。グルナッシュらしいドライフルーツのような凝縮した果実や黒糖などの
甘みを想わせる香りが感じられます。香りの印象よりも
ミディアムな口当たりでエキスの抽出がほどよくスムーズな飲み心地です。緻密な果実味やグルナッシュらし
い温かみは感じさせつつ、負担のない軽さはヴィニョーの
持ち味を存分に発揮しており、角のない液体は甘み、酸味、タンニンがバランス良く配置されているような印
象を受けます。口当たり良く飲み進められ、重くならずに
風味だけが広がり、アフターには細かなタンニンが赤ワインの足跡のように残ります。

<タンデム2016年>
深紅の深い色合い。ブルーベリーやカシスなどの黒系果実の香りにややフランボワーズのような甘酸っぱい赤
い果実の風味が混ざります。今回のご案内のアイテムの中では
一番凝縮した果実味や味わい、タンニンなどを感じますが、赤系果実のようなシュッとした酸が心地よく軽さ
を与えています。
グルナッシュ由来の凝縮した果実味が口中に膨らみその周りをシラーの華やかな風味やスパイシーさがバラン
スを整えます。控えめな甘みとカカオのようなややドライなタンニンは
ビターチョコを想わせる大人の雰囲気を感じさせ、また男性的な骨格を感じさせる1本芯の通ったような仕上が
りのワインです。



以下2016年ご紹介文
レ・ヴィニョー
ドゥ・ブー・デ・ドワ ピノノワール2016年です!!!

亜硫酸なし。ノンフィルター。清澄なし
無し無し無しで造られる
ローヌはアルディッシュのデイリーナチュール!
いつもながら
この仕上がりこの価格このナチュラル感で
頭の下がる想いであります。
ありがとうございます。

もうかれこれ何年になりますでしょうか・・・
初上陸の際は
興奮ですね
こんなワインがこんな価格で飲めるなんて!ということで
すぐさま話題となったワインであり
毎年楽しみにしてくださるお客様も多く
特にピノノワールは
長く何度も飲みたい一年通して飲みたいというお客様は多いですね
当店に保管キャパや資金的な余裕がもっとあれば
バンバン確保しておきたいワインの一つであります。
現状は無くなりそうになったらまた発注して・・・みたいな
少し腰が引けておりますが
でも本当になんども楽しんでいただきたい
間違いのないローヌナチュラルワイン
注目のアルディッシュ地方のワイン
この地のワインはどうなっているんでしょうね
品質の高さ無添加仕上げでもすごく愛想が良く
マセラシオンカルボニックなど使うこともあると思いますが
それ以上にその地域の造り手の関係性や
縦の関係横の関係しっかりとあり伝えることが上手くいっているのではと
思います。
まだまだ注目の造り手今後も出てきそうですが
その中でも特に注目の造り手
ヴィニョーのワインです。
アルディッシュのワインでも少しずつやはり人気とともに価格も上昇もあるようですが
ほとんど変わらずご紹介できているヴィニョーのワインは
ほんと凄いと思います。
今後もこの価格でご紹介できること祈りつつ
ワインのご紹介です。

今回は2016年
いつもはヴィニョーのワインだけで
かなりのキュヴェ数ご紹介いただくのですが
もしかするとすでに入っているけけど
インポーター様のほうで保管している可能性もありますが
とりあえず今回は
三種類のご紹介です。

ピノノワールがまず注目され評価され
人気となった
ドゥ・ブー・デ・ドワ ピノノワール2016年
今回最も定番中の定番のヴィニョーのワインですが
やはりこちら飲みました。
毎年少しずつビンテージの影響受け
けっこう濃いめの仕上がりの年もありましたが
基本はエレガントな仕上がり見せる南仏ワインで
今回2016年
相変わらずの綺麗なクリアーな透け感ある色あい
到着してすぐのテイスティングでしたので落ち着き少し欠いたところもありましたが
ほんのり還元から始まり
でもその中には甘クリアーな果実香がきれいに出て
ほんのりハーヴも混じり冷涼さとアルディッシュの明るく快活な赤系果実も
バランス良く出てまいります。
綺麗に伸びる旨味も素直に表現され
細やかな変化が開けたてから少しずつあるので飲み飽きすることなく
そしてグイグイ飲めてしまいます。
毎年外さないヴィニョーの定番ワインですね
今回2016年もこの良心的な価格もそのままに
たくさん楽しんでいただきたいワインです!!!

今回ピノノワールのドゥ・ブー・デ・ドワ以外は
シラー2emeということで
2015年ものの二回目の瓶詰めものとなります。
二回目の瓶詰めということは
昨年のリリースのシラーをさらにながく貯蔵してその後
瓶詰めとなったロットなのかなと思いますが
ヴィニョーのシラーは
ローヌシラーのイメージよりも柔らかくふっくらとした旨味楽しめるワイン
ドゥ・ブー・デ・ドワなどよりは格段に
果実味も太さを持ち黒さもでながらも
ヴィニョーらしさは確かにあるワインとなるかと思います。

そして今回唯一のリリースの白
ヴィオニエ2016年
このヴィオニエがまた人気なのですが
特に毎年在庫完売してからのお問い合わせの多いワイン
ヴィオニエの華やかさも派手にではなく実直に表現されるヴィオニエで
バランスの良さエキスの密度感ありながらも軽やかさも楽しめる白
特におすすめですし
早めに無くなる可能性高いので気になる方はお早めにご検討いただきたいワインです。

以下インポーター様情報
<ヴィオニエ2016年>
タンクで発酵の後熟成。
僅かに濁りの見られる淡い黄色。洋梨やメロンに淡く薫るパイナップルや桃などの果実香。ヴィオニエと言え
どアロマティック過ぎず、
柑橘系の爽やかな香りも混ざりほどよく感じられる芳香です。仄かな甘味と柑橘系のようなキリッとした酸が
あり瑞々しい口当たりで、
口中に広がる風味は香りに似てフルーティーさを感じさせます。また、仄かな苦みが締まりを良くしすっきり
とした飲み心地となっています。
酸の役割は非常に大きく、果実味や芳醇さが突出し過ぎないように包み込むように全体をまとめています。
温度により香りや膨らみ、またシャープさや爽やかさなど変化が自在ですので、合わせるお料理などで楽しみ
方を変えて頂くとより一層
良さを感じられると思います。

<シラー2回目の瓶詰め2015年>
セメントタンクで10日間のアルコール発酵。
深い赤色。カシスやブルーベリーのような黒系果実主体に甘酸っぱい赤い小さな果実の香りが混ざり合いま
す。
シラーと言えどミディアムタッチの柔らかい口当たりで、仄かな甘みと若々しくチャーミングな果実の風味が
広がります。
豊かな果実味が中心にあり、それを円で囲むように酸が感じられ上手く果実の芳醇さを引き立てバランスを整
えており、すっと喉越しの
良さを感じさせます。アフターにはカカオを想わせるタンニンとビターな風味が感じられ、若々しい果実感だ
けでなく着地地点にしっかりと
落ち着く印象です。ほどよい甘みと酸、果実味の3つの要素は一体感があり全体の調和の良さを感じさせます。

<ブー・デ・ドワ2016年>ピノノワール
セメントタンク使用でセミマセラシオンカルボニック。
中程度の明るい赤色。ラズベリーソースのような甘酸っぱさと、赤い果実を頬張った時の様な甘さを想像させ
る香りが感じられます。
葉付きの苺やセルフィーユなどの軽いハーヴィーなニュアンスが凝縮した香りに爽やかなアクセントとなって
おり、また、仄かなオールスパイスの様な
香りが複雑さも感じさせます。スワリングや時間の経過で、果実の香りもザクロシロップや熟した苺などの豊
かな印象へと変化します。
酸は穏やかで円みがあり、すっと舌の上をスムーズで軽やかに通りぬけ仄かな甘みと熟した赤い果実の風味が
残ります。余韻にはスパイシーさと
凝縮した風味、そして細かく繊細なタンニンが僅かに残り、軽快さだけではない充実感を感じられます。
南のたっぷりとしたイメージのスタイルとは違い、ヴィニョーのピノ・ノワールは香りに豊かさがあります
が、冷涼感があり軽快な仕上がりです。


以下2015年ご紹介文
レ・ヴィニョーです!!!

新ビンテージです!
今回はスタンダードキュヴェが2015年
そして
上位キュヴェは2014年となります。

待っておりました。
そして待っていたお客様多いのではと思います。
南仏ローヌはアルディッシュの生産者
SO2は一切添加無し!
なのに・・・この完成度
そしてそして・・・この価格!

ほんとなの?とびっくりすること請け合いであります。

昨今はブルゴーニュはじめ
自然派のワインも新ビンテージリリースのタイミングで
じわりじわりと価格上昇すること当たり前となっておりますが
まさに据え置き!
というか初めのリリースの価格がほんとにデイリーワインの水準であり
それがずっと守られているというのが本当にうれしい
しかも
醸造重ねるごとにワインの洗練された魅力が増してきていると感じるのは私だけでしょうか

今回入荷は
7種類

レ・ヴィニョー
○プティ・シャルドネ2014年
○ヴィオニエ2015年
○ヴィオニエ・デ・ローブ2014年
●ドゥ・ブー・デ・ドワ2015年
●ミス・テール2014年
●グランシュー2014年
●タンデム2014年

以上です!

今回二種類ビンテージ2014年と2015年テイスティングいたしました。

まずは
ヴィオニエ2015年です。

まずグラスに注ぐと薄レモン色ほんのりオレンジあるかな~くらい
とにかくクリアーで清澄度高く
香りはライチ香そこにマスカットなど非常にクリーンなイメージある若々しい果実が
綺麗に広がります。
味わいもエキスの柔らかさと程よい密度感あり
軽すぎないバランスの良さありながら口中を流れるクリーンな液体そしてほんのちねっとりと絡むところも
ありいいんですね
2015年らしく奥に葡萄の甘いエキスがちょこんと存在しております。
始めはリリース直後というのもあり
キレがありやや固めの印象あるワインですが
その後は時間とともにもっともっと華やかにそして桃系のポワンとした
柔らかいニュアンス出てきますのでそれと同時に旨みも増していく
やはり素晴らしいヴィオニエです!

そして
タンデム2014年

赤のタンデム
グルナッシュとシラーで造られる赤ですが
抜栓しグラスに注ぐとしっかり濃い!
果実の濃縮感楽しめる赤で
香りも革などほんのり動物系のニュアンスあり黒果実あり
それらが詰まった印象
でもまとめ方が上手いですね
始めシラー系の質感のようなきめの細かい密度ある液体で
ややパウダリーなところありますが
じょじょに温度が上がっていくにつれグルナッシュ系のジューシーさや
香りにもややスパイシーなところ顔を出すようになります。
やや野性味あるところもあると言いましたが
ほんと仕上がりの上手さあるのか
それらが一つにまとまり最終的にはスミレ系の花の露のようなそんな綺麗なまとまり
味わいはしっかりと太さもありでもボテッとするところはなく
しなやかに流れていく染みこんでいく感覚
柔旨味なグルナッシュ&シラーで
この価格となれば言うこと無しです!!!

今回とりあえず二種だけテイスティングですが
ある飲食店様で
グランシュー2014年お使いいただいたのですがこちらも
好評いただきました。

近年のレ・ヴィニョー益々完成度をまし
それぞれのキュヴェに魅力あるワインとなっているようです。
定番のピノノワール
ドゥ・ブー・デ・ドワも2015年ということで南仏良年となった
仕上がりも非常に気になりますし
今度インポーター様に在庫ある限り続けたいそんな
スタンダードワインとなっていただけるかと思います。

ほんとに無添加仕上げでこの価格
この内容いま探そうと思ってもなかなか無いですよ~

以下インポーター様情報

○<プティ・シャルドネ2014年>王冠
半分を大樽、半分を小樽で、発酵と熟成で1年。SO2一切添加なし。
やや残糖が残っていた事で再発酵防止の為王冠で打栓しておりますが、ガスは僅かに舌にあたる程度です。
やや濁りのある中程度の黄色です。パイナップルや黄桃など完熟果実の香りに、青リンゴなどの爽やかな酸を
感じさせる
果実の香りが感じられます。アタックに香りに似た甘みを感じ、やや揮発的な酸ではありますがネガティブな
印象ではなく、
それがあることで香りの膨らみや甘みの広がりを引き締めてくれています。甘みのあるスタイルではあります
が、飲んだ後には
酸のお陰で甘さが後を引かず、果実の風味が残ります。2012年の大岡さんのル・カノン・シャルドネに似た雰
囲気で、甘酸っぱく
少し乳酸的な円みのあるニュアンスが感じられ、気がついたら1本飲んでしまっているような魅力的な仕上がり
です。

○<ヴィオニエ2015年>
タンクで発酵の後熟成。SO2一切添加なし。
中程度の黄色い色調です。2015年は暑い年だった為に例年に比べればボディーは厚めに感じられますが、ヴィ
ニョーのヴィオニエと言えば
他に比べアロマティック過ぎることがありません。洋梨やライチ、白い花などの特徴的な芳しい香りの要素は
感じさせつつ、上品に引き出しており
膨よかさや甘み、円みのある香りが優しく薫ります。口に含むと香りの割に甘さは控えめで辛口の仕上がりで
す。酵母的な香りや味わいもあり
華やかさのある日本酒のような雰囲気が感じられるので、和食などにも寄り添い易い味わいとなっています。
柔らかな甘みと酸、そして仄かな苦みと
ボリューム感と徐々に感じられ、余韻にはラ・フランスなどの果実の香りと僅かながらミルクティーのような
風味が鼻腔を抜けていきます。
冷えた温度帯の方が軽快な印象でお楽しみ頂けますので、今の暑い時期は良く冷やして頂くことをお勧めしま
す。

○<ヴィオニエ・デ・ローブ2014年>王冠
半分を大樽、半分を小樽で、発酵と熟成で1年。SO2一切添加なし。
シャルドネ同様にやや残糖分が残っておりますので王冠で打栓しております。こちらもガスは舌先にピリピリ
とあたる程度です。
やや濃い目の黄色で、2015年のヴィオニエに比べ香りは控えめながら、白桃や洋梨、パイナップルなど熟した
果実の香りがほど良く
感じられます。舌先に果実の甘みを感じさせながら、しっかりと乗った酸をすぐに感じられることで甘酸っぱ
く軽快な飲み心地です。
例年は樽のニュアンスを強く感じますが、今回の2014年は抜栓直後は探さないと分からない程度で、開いてく
るにつれ少しずつ樽由来の
風味が感じられます。決して突出するわけでは無く、よりワインを円みのある印象へと感じさせてくれます。
一見キャッチーな口当たりで
華やかな印象を受けますが、酸や果実味、樽由来のバニラ香などそれぞれの要素が一体となっており、上品さ
が感じられます。
キリッと冷して頂くとより飲み心地がよく、特にアペリティフに最適な印象です。

●<ブー・デ・ドワ2015年>
セメントタンク使用でセミマセラシオンカルボニック。SO2一切添加なし。
仄かに紫がかった中程度の赤色で、苺やザクロシロップなど完熟した赤い果実が薫ります。僅かに舌を刺激す
るピリピリとしたガスと
共に良く熟した事が伺える果実味と優しい甘みが広がり、穏やかな酸がほど良く乗っており滑らかで軽やかな
飲み心地です。
飲み込む頃に繊襦・・屋欝年と暑い年ではありましたが、収穫時期を早めた事で(8月16日
頃)ボリューミーな印象ではありません。
南のピノ・ノワールと言うとジャムのように凝縮したイメージがありますが、彼らのスタイルは冷涼感があり
ついつい飲み進めてしまう1本です。まだ暑さの残る時期には、少し冷やしてより軽快さを楽しむのもお勧めで
す。

●<ミス・テール2014年>
一部除梗を含めほぼ全房使用。セメントタンクで発酵の後600Lの樽で熟成。SO2一切添加なし。奥さんのエレ
ーヌが主に醸造を担当しております。
エッジに紫が見られるやや濃い目の赤色で、カシスなど黒系果実の香りがありますがやや控えめに感じられ、
どちらかと言うと黒胡椒などを想わせる
スパイシーな香りが先行します。開いてくると凝縮感のある果実の香りが増し、スパイスの他にビターカカオ
などより複雑さも出てきます。
香りの割に口当たりは軽く、少し白ブドウが入っているような瑞々しさを感じます。甘さは控えめで酸もほど
良く軽快な印象ですが、アフターには
カカオのようなビターで細かなタンニンがあり落ち着きのある印象へと繋げてくれています。少しオリエンタ
ルでスパイシーな要素があるので
黒胡椒を効かせた中華など相性良く楽しめます。

●<グランシュー2014年>
一部除梗を含めほぼ全房使用。セメントタンクで発酵の後600Lの樽で熟成。SO2一切添加なし。奥さんのエレ
ーヌが主に醸造を担当しております。
やや紫がかった中程度の赤色です。赤すぐりや苺、ブルーベリーやカシスなど赤や黒系の果実が混ざり合う豊
かな果実の香りに、樽を焦がしたような
やや香ばしい香りがアクセントになっています。甘酸っぱくやや軽快に感じられる飲み口で、凝縮した果実の
風味が口中に広がります。若々しくたっぷりと
果実感を楽しめるファーストアタックで、タンニンは細かく控えめながら、香ばしい香りから引き出されたス
パイシーさやレーズン、カカオのビターな風味が
余韻に奥行きを与え、落ち着いた印象に感じさせてくれます。


●<タンデム2014年>
グルナッシュは全房、シラーは除梗しアルコール発酵。その後アッサンブラージュ。SO2一切添加なし。
グルナッシュ由来の甘さを感じさせるジューシーな香りや味わいと、シラーからの骨格をつくるスパイシーさ
やタンニンなど両方の良さ
詰め込んだワインに仕上がっています。鮮やかな中程度の赤色で、香りには華やかさがあり軽快さを連想させ
ます。アタックには、
ザクロや苺などの可愛らしく瑞々しい果実味が広がり、軽やかに口中を流れます。アフターには舌に残る細か
なタンニンが瑞々しさや
軽やかさを落ち着かせ、締りを良くしています。豊かな果実味を余韻に繋ぎながら、タンニンや胡椒などのス
パイス感など複雑な印象や
骨格を感じさせ、軽快な口当たりから飲んだ後には充実感が感じられます。


●生産者情報
アルデッシュの南 Valvignere ヴァルヴィニェール村で三世代続くワインの造り手。
現在は、クリストフとエレーヌの2人がワインを造っています。
2001年からビオロジック、2009年からビオディナミに移行して、土地の力を最大限に生かしています。
畑を案内してくれるときに鍬をもってきて土を掘り起こし、土の違いが葡萄の違いに、そしてワインの違いになることを熱心に教えてくれます。

ここ数年、ジェラルド ウストリック(マゼル)やジル アゾーニなどが中心となって他の造り手を感化し、ヴァルヴィ二エール周辺では沢山の若手が自然派ワインを造り始めています。
そんな激戦区でありながら、ヴィニョーはとても注目されています。
彼らを一躍有名にしたのはピノノワール。南のピノノワールと聞くと大味を想像しがちですが、その果実味のフレッシュさ、繊細さに皆が驚きフランスで一気に評価を高めました。
その他の品種のワインもとても高いレベルで安定しています。
自然派ワインのファンはもちろん、そうでない方も誰もが安心して楽しめる貴重なワインの造り手です。

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