自然派ワイン&地酒専門店オネストテロワール

サバディ(シチリア) チョッコラート・ディ・モディカ スクーロ50g 

611円(税45円)

定価 702円(税52円)

在庫状況 在庫 0 個 品切れ中

サバディ
チョッコラート・ディ・モディカ スクーロ50gです。

再入荷です!!!

以下前回ご紹介文
今回いきなりのお取扱い開始がヴィナイオータ様より発表であります。
イタリアの個性あふれるワインお取り扱うインポーターとして
日本にヴィナイオータ旋風巻き起こしているインポーター様でありますが
地元筑波ではダ ダダという直営の飲食店様も始まり
最近はワインだけでなく同じ方向性にある食材
生ハムはじめビン詰めの食品やジャム
パスタに調味料などもどんどんと広がりを見せているようであります。

そんな流れからすれば当たり前なのかもしれませんが
探して引っ張ってくるそんなことをするのではなく
今までのお取引ある生産者から
ご紹介で繋がった今回のシチリアのチョコレート
そんな繋がりなんかいいですね

そして繋がりだけではなくそこは食して日本に繋げるだけの
何かがあるか
そしてワイン同様に同じ方向性にあるものなのか
原料が自然なものだからとかそういった受けるためのものではなく
モディカチョコレートという伝統的なチョコレートを伝えること
そしてさらにたんなる伝統的なチョコレートということだけでなく
原料にもこだわり抜き
その個性を表現するための製法についても独自の造り方を取り入れ
完成されたチョコレートのようです。
素材本来の味わいを伝えるためにはワイン同様にできるだけ人間の手を加えずに
そして余計な添加物を加えないで仕上げること
そこはまさに共通のもの
正直チョコレートまだまだ素人の私ですので存じ上げておりませんでしたが

”モディカチョコレート”
というのは
世界中で有名なチョコレートとしてシチリアの名物となっているようです。

今回食して特に感じましたが
そのシャリシャリ感のあるチョコレート
溶けないチョコともいわれているようで
それというのも
チョコレートが低温でも溶けだす理由にはカカオバターが加えられているからとのこと
ただこのカカオバターを加えることでまろやかな口どけ
口中ですぐに溶けだす味わい
これは19世紀頃とのことで
このモディカチョコレートはそれ以前に造られた歴史があるようです。
伝統的な製法を守るためにもカカオバターは使われずに仕上げられますので
一般的なすぐに溶ける様な感じではなく
非常に硬質で少しぐらいの暑さでも溶けださないチョコレートとして認知されているようです。
今回入荷のチョコレートで
ロッセッラというオレンジピール入るチョコレート食べましたが
本当に堅い
そしてパキッと割って食べると口中でゆっくりと溶けだす感じ
いつまでも溶けないわけではなく
とろ~りとゆっくりと
そしてカカオバターを使っていないためかすごくスッキリ感あります。
その他余計な添加物入っていないのも素材本来の味わいが
優しくそして複雑に広がります。
カカオ本来の味わいも深くカカオバターなどのまろやかで包み込まれた旨味クリーミーなものは
無くとも
それぞれの素材の特徴が素直に出てくる感じです。
カカオ60%で程よくビターチョコでもオレンジピールのポワンとした柑橘フレーバーが広がり
これもあまりきつすぎず楽しめます
そして砂糖はキビ砂糖使用とできるだけナチュラルなものにこだわっております。
その甘さや温かく緩やかに広がります。
大人向けのチョコレートでもありますが
長男12歳は大人向けの味わいは苦手のようでもう少し甘み欲しいようです
でも、まだ5歳の三男はなんか気に入ったようで
始めに少しだけ欠片をあげたら
もっと!とのこと
三男は確かに味覚も進んでおりますが
こういった食品は子供の意見も参考に非常に正直ですので
気にっていただけたようです。

前日には
チョッコラータ・イン・タッツァ フランツ
ホットチョコレートの元にたいなものですね
木製のスプーンの先にチョコレートが付いていて
それをホットミルクの中でかき混ぜて溶かせばホットチョコレートの出来上がりという
なんともユニークな商品
これもまた味わいも面白く個性的
ホットチョコレート自体あまり飲んだことないですが
こちらにはカカオバター入っており
サバディのモディカチョコレートともまた違った印象
濃厚です。
やはりカカオバター入るか入らないかでこうも変わるのかと思うほど
クリーミーでボリューミーで
正直個人的には商品にあるレシピどおりだとちょっと濃いので
もう少しホットミルクもしかすると二倍くらいの300mlくらいでちょうどかなと
思うほど
とにかくチョコの旨味が濃くてあったまります。
フランツは
シナモンやバニラやクローヴの入るものでフレーバーも複雑で多彩
寒くなるこの時期最高ですね

そしてもう一つ試したのが
クアリタ・デッラ・ヴィータシリーズから
セッソ
「生きることの本質」ないし「生きていくうえで大切なこと」と訳されるシリーズのようで
カカオが持つ昔ながらの薬効
そのへんに注目し仕上げられるチョコレートであります。
昔から6つの薬効があるとされ
Salute(健康)、Giovinezza(若さ)、Bellezza(美)、Ozio(余暇)、Sesso(Sex…)、Ottimismo(楽観)
となっているようです。
その中の今回はSesso(セッソ)
性に関する薬効に注目したチョコレート
私も元旦で42の厄払いを迎え・・・とか特にそんな深い意味はないですが
気になるシリーズであり気になるお年頃です。
健康、若さ、美、余暇、楽観と
その他も今後試してみたいと思います。
こちらのチョコレートですが効果は別として
確実に癖になる味わいでした
ロッセッラとも同じくカカオバター使わないタイプで
シャリシャリッとした食感ありますが口どけはどこか官能的
そしてカカオもこだわりのエクアドル産で深い旨味優しい甘みと
その中にピリッと刺激的なフレーバーは
マカなのかコーラナッツなのかダミアナエキスなのか・・・
それらを黒糖の優しい甘みがまとめてくれます。
一口食べるともっと食べたくなる飽きないチョコレート
濃厚なものは少しで胃になんかドシッとくるものありますが
それが無いんです!

と以上
正直今までのチョコレートに対する概念変える様な
それくらいの衝撃あるチョコレートでありました。
全般的に大人向けでそれぞれの個性あるチョコレート
でも素材がまずこだわったそして生命力あるもの
それぞれでちゃんと主張するものあります。
ただ他のフレーバーチョコレートにありがちな
なんかキツイそんな主張しずぎの感あるものと違い
ちゃんと調和しております。
でもその中で生きている感じ
添加物が極力使わないそしてカカオバターを使わないものが多いので
クリーミーさは少なくとももたれる様な感覚は無い
不思議なチョコレートいいです!

ぜひ試してみてください!

サバディ(シチリア) チョッコラート・ディ・モディカ スクーロ50g 

カカオ70%(エクアドル産ナシオナル種)、
黒糖(サトウキビ由来、フィリピン産)

以下インポーター様情報

シチリアのモディカという町に、前々から訪ねたいと思っていたお菓子屋さんがありまして、昨春シチリアに行った際アリアンナ オッキピンティに話をしたところ、
「彼女なら仲のいい友達よ。私が連れてってあげる。」ということになり、念願の訪問が叶ったわけですが、
「ヒサトがチョコレートに興味を持っているっていうのなら、もう1人紹介したい人がいるんだけど。」
とアリアンナ。そりゃ行くでしょ!ということで、こちらも訪問したわけですが、これがまたすごい人物でした…。
 金融界で働いていたヴェネト出身のシモーネ サバイーニは、経済的な成功は収めていた反面、自身の人生が物凄く空虚な事に気付き、2008年に仕事を辞し、ヴェローナにあるフェアトレードの会社で働き始めます。
仕事で南米やフィリピンなどのカカオや砂糖の産地を訪れるうちに、自然と自然に寄り添った農業のありかた、
そのような農業に携わる人々、そしてチョコレートそのものに魅了されるようになり、
自らチョコレート生産を手掛ける決意をします。
そしてシチリアはモディカへと移住し、まずはとあるチョコレートメーカーで働き、2011年に自身の会社サバディを立ち上げます。
モディカは、昔ながらの製法で作られる、(チョコに)溶けずに残った砂糖のショリショリ感が特徴のチョコレートを作るお菓子屋さんが多くあることで有名な町で、シモーネもいわゆるモディカ風のチョコを作ろうと考えたのですが、一点だけ伝統的製法にはない考えを持ち込みます。
 コンチングやテンパリングなどの、チョコレートの粒子を滑らかにして口溶けを良くしたり、艶やかな見かけを実現するための作業工程は、現代のチョコレート製造では必須の工程となっていますが、カカオに含まれるカカオバターの結晶を安定化させるという効果もあります。
一般的なモディカのチョコレートは、コンチング&テンパリングが開発される以前の製法で作られるため、時間の経過とともに白い粉(ブルーム)が表面に浮き出る事があります。
これは、不安定な結晶だったカカオバターの一部が溶け出した事を意味し、それ自体がモディカのチョコの特徴だと認識されていたのですが、カカオバターがカカオ独特の香味成分をチョコの中に封じ込める役割も果たしていることもあり、シモーネはモディカチョコのブルームを欠点と断じています。
生産されてから短期間のうちに消費される地場消費がメインであったのなら、それでも良かったのかもしれませんが、今やモディカのチョコは世界中に輸出されている…。
シモーネは、彼のチョコの製造工程にテンパリングを導入、それにより極端な温度環境の場所に置かない限りブルームが生じない、つまり長い賞味期限が約束されたチョコレートが完成します。
 そして素材へのこだわりも尋常ではありません!カカオは、エクアドル産の原生種に極めて近いと言われている
ナシオナル種(アッリーバ)の最高品質ASSSグレードのもので、自然環境との共生を図った有機農業実践し、
フェアトレードで輸入されたもの。
砂糖は、フィリピンないしパラグアイ産の有機栽培のサトウキビ由来のもの3種とココナツシュガー1種類を使用。風味付けに使用されるスパイス類も全てフェアトレードで輸入された有機栽培のもので、柑橘の皮も当然のことながら全て無農薬の柑橘が使用され、収穫当日に皮をむき、極低温で乾燥させたものという徹底ぶり。多くの原材料がスローフードのプレシディオ指定も受けている稀少なものだったりもします…。
チョコと同様のコンセプトで作られたキャンディも素敵です!有機栽培の砂糖、シチリア固有のミツバチが集めた柑橘の花のハチミツと無農薬で栽培されたスパイス、ハーブ、柑橘のエッセンシャルオイルだけで作られています。
 

5シリーズあるチョコレートと、キャンディの内容ですが、
Cioccolato di Modica(チョッコラート ディ モディカ)は、いわゆるクラシックなモディカチョコで、8つのフレーバーがあります。
Rosella ロッセッラ ブラッドオレンジのピール
Donato ドナート リモーネ インテルドナート(レモンとシトロンの自然交配種)のピール
Darino ダリーノ マンダリーノ タルディーヴォ ディ チャクッリ(チャクッリ産の晩熟マンダリン)のピール
Nella ネッラ スリランカ産シナモン
Lo Scuro スクーロ 通常の砂糖の代わりにフィリピン産の黒砂糖を使用したチョコ
Cino チーノ スリランカ産赤唐辛子
Rajah ラジャ マレーシアのサラワク州産の白コショウ
Tritone トリトーネ トラーパニ産の天日塩

Qualita’ della Vita(クアリタ デッラ ヴィータ)は、「生きることの本質」ないし「生きていくうえで大切なこと」とでも訳せば良いのでしょうか…。古くから、カカオには6つの薬効があると言われており、それらは豊かな人生を送るうえでとても大切なこと。
それら6つの薬効を個々にフィーチャーし、同様の薬効があると言われている他の自然素材をブレンドしたのがこのシリーズ。ラインナップとしては、
Salute(健康)、
Giovinezza(若さ)、
Bellezza(美)、
Ozio(余暇)、
Sesso(Sex…)、
Ottimismo(楽観)となっております。
気分やシチュエーションに応じて選んでみてください!

Zuccheri(ズッケリ、砂糖の意)は、砂糖が主役のシリーズ。
一般的には甘味付けだけの目的で使用される砂糖ですが、素晴らしい砂糖には甘味以外にも香りがあり、
様々な栄養素にも恵まれている…。
ズッケリは、全くもって同一、同量のカカオに、Mascobado(マスコバード、フィリピン産黒砂糖)、Panela(パネラ、パラグアイ産赤砂糖)、Fiori di Palma da Cocco(フィオーリ ディ パルマ ダコッコ、ココナツシュガー)という産地、製法の違う3種類の砂糖をそれぞれ使用した3種類のチョコと、それらの砂糖がチョコにもたらす風味を理解するためには“ニュートラル”なものも…ということで、
同じカカオを100%使用した砂糖不使用のSenza Zucchero(センツァ ズッケロ、砂糖無しの意)の計4種があります。
 
Sicula Terra(シクラ テッラ)は、シチリアの大地を意味し、シモーネが愛してやまないシチリア島へのオマージュ的なシリーズになります。シチリアを代表する農産物の1つである柑橘と、野生のハーブを組み合わせたチョコレートで、リモーネ インテルドナート(レモンとシトロンの自然交配種)のピールとネペテッラ(イヌハッカ)
マンダリーノ タルディーヴォ ディ チャクッリ(チャクッリ産の晩熟マンダリン)のピールと野生のフェンネル
ブラッドオレンジのピールとマジョラムの3種類があります。

Cioccolata in tazza(チョッコラータ イン タッツァ)は、木製のスプーンにチョコがくっついた、ホットミルクの中でクルクル回し溶かして飲むホットチョコレートになります。Ignacio(イニャーチョ、プレーン)、Guru(グル、ショウガとナツメグ風味)、Franz(フランツ、シナモンとクローヴ)、Rocco(ロッコ、トウガラシとカルダモン)の4種類。
美味しく作るためのコツとして、まずはカップを温めて、ミルクを温めている間に温めたカップの中にチョコを入れて溶かし始めてください。
これをやるのとやらないのとでは、出来上がりのミルクとチョコの混ざり具合が変わってくるようです。甘さ控えめなので、がぶがぶイケます!

 訪問した際、ズッケリシリーズを試食させてもらっていた時なのですが、僕の頭にふいに浮かんだ言葉、
「カカオも砂糖も、土(大地)から生まれているんだなぁ…」をボソッと口にしたところ、シモーネの目がキラーン。
この一言だけで、お互いを分かり合えたような気がして凄い嬉しかったのですが、この紹介文を作成するために彼のHPを見ていたところ、とある一文を発見しました。
我々は、チョコレートを大地からもたらされる産物であると捉えている。
であるから、我々は一切の油脂(カカオバターも含む)も香料もありとあらゆる添加物を使用しない。
使うものはといえば、カカオマス、砂糖、天然のスパイス(ハーブ)、柑橘の皮のみ※。
※ホットチョコレートには、乳化剤として大豆レシチンが使用されています。
 
ワインでも、ハムでも、チョコでも、見ている方向が一緒の人達というのは、容易にお互いのことを認め合えるものなのだなぁと改めて思わされました。
 キャンディは、柑橘とハーブを組み合わせたもの(レモン&ローズマリー、マンダリン&カルダモン、グレープフルーツ&マジョラム)が3種類と、スパイスとハーブを組み合わせたもの(レモンバーベナ&ショウガ、スターアニス&バジリコ、クローブ&野生のフェンネル)が3種類あります。
 キャンディ、どのシリーズのチョコレートのパッケージもえげつなく可愛いです!!!

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