自然派ワイン&地酒専門店オネストテロワール

ダヴィット・モロー サントネイ・ブラン1erCruボールペール2010年&2020年 キュヴェS 3本セット

18,260円(税1,660円)

定価 19,800円(税1,800円)

在庫状況 4セット

購入数
セット
ダヴィット・モロー
サントネイ・ブラン1erCruボールペール2010年&2020年 キュヴェS 3本セットです。

※販売に際してのご注意
こちらのセット御一人様1セット限りで
お願いいたします。

セット内容
ダヴィット・モロー
○サントネイ・ブラン1erCruボールペール2020年 750ML 1本
○サントネイ・ルージュ キュヴェS 2020年 750ML 1本
○サントネイ・ブラン1erCruボールペール2010年 750ML 1本
(エチケット不良ありあり)

となります。
サントネイ・ブラン1erCruボールペール2010年は当店セラーで
長年保管したワインとなり
そのまま保管しておりましたので
かなりカビの付着染み等々汚れございます。
こちらだけご了承ください。

ということで
当店本当に久しぶりに入荷となった
ダヴィット・モローです。
ずっと傍目になんか気になりつつ・・・気になりつつ・・・・
はや10年です。
日本上陸初ビンテージだったかと思いますが
2010年もの
祖父ジャン・モローから
受け継ぎ2009年が初リリースとなったダヴィット・モローのワインで
もとは
ドメーヌ・ド・ラ・ビュイシエールから
ダヴィット・モローへと
そんなワイン
2010年もの素晴らしい経験となりました・・・が
当時の当店では扱いきれない素晴らしいワインだったのかと思います。
そんなこんなで
早10年で
今回2020年もの少量いただきましたが
この機会にと
当店で寝かせてあった
サントネイ1erCruクロ・デ・ムーシュ2010年
久しぶりに飲みました。
それが様々な思い10年の想いがよみがえりさらに期待に応えてくれる
また新たな経験させてもらうそんな貴重なワインとなりました。
その様子ですが
グラスに注ぐと
赤黒く透明感あり色はグラデーションありエッジのほうはレンガ色混じり
それでも色艶の鮮やかさ健全さは色あせない
香りは静けさの中にふんわりとダークチョコにほんのりレーズン様の雰囲気
長年熟成を重ねてのゆっくりと目を覚ますように
おしとやかにそして香水のように
でもここのワインらしい上品に無駄なく
味わいもカッチリと柔らかくドライ
エキスのクリアーさありそこからこの冷涼感ありながらにじみでる
黒系は本当にサントネイなのかと
サントネイの地中深くに秘めたる歴史は
ブルゴーニュでも銘醸地のそれと似た地層的な何かがあると昔聞いたことありますが
それが呼び起されているのかと思うような
ただそれがVRなどのようなより深まり黒さ増していくのとはまた違い
サントネイのドライでミネラル感ある表情へと戻るところもあり
でも確かに存在するなにかどこかでつながるDNAがあるような黒いエキス感もある
10年の熟成を経てなお崩れないキリッとしたところもあり
骨格は健在
まだ伸びそうと思える自分がおります。
8~9割なのか今が頂点なのか
最終的にやはりラシーヌさんらしいワインなんだなと

なんかよい経験貴重な経験させていただいた気がいたします。

同じ2010年でも
ボトルの差などもある可能性がゼロではないのがワインの神秘的なところ
もしかするとセラーの微妙な位置でも違いが生じているのかも
しれませんが
それらもまたワインの魅力ですね

今回リリースされた
サントネイ・ルージュ キュヴェS 2020年
こちらはダヴィット・モローのワインでも
比較的早めに飲み頃になると言われるワインですが
以前の感じなどからも
やはりある程度の熟成は必要なワインではと思います。
そして
サントネイ・ブラン1erCruボールペール2020年
さらにさらに寝かせて楽しんでいただきたいワインですね

こちらのセットはクロ・デ・ムーシュではなく
ダヴィット・モローの白
サントネイ・ブラン1erCruボールペール
2010年と2020年
そして赤のサントネイ・ルージュ キュヴェS2020年のセットとなります。

ボールペールは2010年
リリース時そして数年寝かせたもの以前飲んでおりますが
とにかくミネラル感の硬質感そして塩気もあるような感覚
それが数年して
シャキシャキだったものからやっと丸み出てきた感覚ありましたが
まだまだな印象あったのも確かです
それからまた5年以上経過して
どの段階に達しているのか非常に興味あるワインでもあります。

以上3本セットとなります。




以下2010年ご紹介文
ダヴィット・モロー
サントネイ1erCruクロ・デ・ムーシュ2010年入荷です!

日本初入荷となる
ダヴィット・モローのサントネイのワインであります。
祖父ジャン・モローから
受け継ぎ2009年が初リリースとなったダヴィット・モローのワインで
もとは
ドメーヌ・ド・ラ・ビュイシエールという名でありますが
今回入荷のワインエチケット確認しますと
その記載は無いようで
大きくダヴィット・モローの名前
ですので
ダヴィット・モローの名でご紹介させていただきます。

本拠地は・・・”サントネイ”
サントネイですよ!

う~んサントネイか・・・
価格手頃なものなら
掘り出しもんかな・・・なんて
その程度に感じませんでしたか?

そうどちらかというと・・・いや間違いなくマイナーなアペラシオンかと
思います。
他の人気生産者でも
メインは別なところでサントネイの畑もあるみたいな
その程度の認識でしかありませんでしたが
今回は
ズバッとサントネイのワインであり
そのサントネイの真髄を感じることできるワインかと思います。

し・か・も!
なんとなくパッとしないサントネイというワインに
間違いなく
新しい意識を持つこととなるワインではと思います。

私としても単に新着ワイン・・・サントネイ
程度では食いつかなかったかとは思いますが
ラシーヌ代表の合田様のご案内で

”サントネの固定観念をくつがえす驚くべき造り手”

との表記!

これは!と思いましたが
でもはやはり飲んでみるまでは
そして入荷となり
早速というか
いきなり今回入荷の上位キュヴェ
サントネイ1erCruクロ・デ・ムーシュ2010年テイスティングであります。

ぶっ飛びました!
いやそんなあからさまにぶっ飛ぶようなワインではありますが
飲めば飲むほどに好きになるワインであります。
まずはその繊細で精妙に造られたワイン
エレガントでありながらどこにも隙がなく
単調なところでおわるのかと思いきや
どっこい懐が深く
底が見えないワインでもあります。
今までに
コート・ド・ボーヌのワインで
ここまで引き込まれるワイン無い・・・
いや
あった
デ・クロワです。

そう飲んでいて共通する美味しさ
ドメーヌ・デ・クロワのワインを思い出しました。

でもクロワのワインは
2008年そして2009年そして2010年とどんどんステップアップしていった
印象ございますので
今回のダヴィット・モローのワインは
良年となった2010年が初めてだったということもあり
そのパーフェクトな出来に
衝撃が大きかったワインであります。
(もちろんインポーター様の残り在庫即確認いたしました。)

テイスティングの様子であります。

ジャン・モロー→ダヴィット・モローへ
ジャン・モローは祖父とのことで
孫へ引き継いだことになりますね
エチケットには
ドメーヌ・ド・ラ・ビュイシエールの文字は無しで

白基調のエチケットに赤字のダヴィット・モローの文字が
浮き上がります。
このエチケット忘れられないものになりそうです。

抜栓すると比較的長めのコルクのよう
グラスに注ぐと・・・この時点で
どこかオーラを感じる液体
期待感がそうさせるのか・・・
でも色、艶、やはり違う雰囲気感じる
上位生産者の持つワインに共通する何かを・・・
赤みと黒みのバランスよく液体に生きた力を感じる
香り
開けたての瞬間から予想はしておりましたが・・・キターーー!!!
なんだおいクロワのワイン思い出す
サントネイってこんなに洒落たワインできるのか?
果汁の綺麗なところだけ上澄みをすくって造りだしたかのような
上品な果実香
甘くクリーミーでなんとも優しく香る
変に化粧っけなく良質な果実で勝負してきている
それでもしっかりと焦点あって集中したものだから
単調ではなく納得!
香りにも適度なテンションあり
この張りつめた雰囲気が飲み手にも背筋ピンとなるようなワイン
一口飲めば
昇り詰めること請け合いであります。
まず液体の質が上質であります。
厚みあるようなワインではなく
でも美しい液体にキュッと締まった旨みが乗っている
その旨みのレベルも一つ抜けている
というか
サントネイというレベルのワインではないと思います。
ラシーヌ合田様の言葉にも
何も情報無く飲めば
シャンボールミュジニーかモレ・サン・ドニの一級産のワインと
思う
とあったように
本物です!

ほろ甘くほろ苦く酸度高いだけのワインとも違い
中身の美しい中に充実した液体で
そうそう出会えないワインではと思います。

開けたてで心掴まれ
10分で虜に
このあとが怖いほどであります。
何この上質で健全なブドウ一口一口粒選りで造られたかのような
そんな全く欠点の無いワイン
その後次のステージへと進み
甘みによろ幅と高級感出てくる
飲みこんだ後の上質さに磨きがかかり
余韻の長さに大人っぽさ加わり
この後
そこから突き抜けるのか!
と思いきや
そこはやはりサントネイ
いやサントネイだからこその魅力がこれなんです

でもこのワイン
さらに今回の2010年
今後1、2年でさらに成長するポテンシャル持つワインということ
2009年初リリースで
2010年ですでにこのレベル末恐ろしい生産者
現る!!!ですね

これはぜひお勧め!とうか買い!であります。

以下インポーター様情報

《 ドメーヌ・ド・ラ・ビュイシエール / 造り手:ダヴィッド・モロー氏 》  (フランス / ブルゴーニュ / サントネ) 
サントネの固定観念をくつがえす驚くべき造り手が、
世代交代に伴って彗星のように現れました。
ダヴィッド・モロー、28歳。祖父ジャン・モローから
2009年にドメーヌを相続した、新世代です。

アペラシオンを聞かずにブラインドで飲めば、シャンボール・ミュジニかモレ・サンドニの1級産のワインと思っても無理はありません。素直で純粋で、テクスチュアがきめ細かくて優美きわまる印象。不自然に造りこんだ形跡はみじんもなく、よほど手練れの名手が難なくこしらえたような印象すら与えます。20数年にわたる私のブルゴーニュ通いを通じて、このような資質をあわせもつワインに私は出会ったことがないと断言できます。



ダヴィッド本人については、まだ十分にはその人柄をつかみきっていないのですが、まっすぐに相手を見つめて話す様子から、思慮深い資質と、瞬時に決断ができる用意、しっかりとした日常の思考の深さと強さを感じました。祖父からドメーヌを継ぐやいなや、すぐさま大胆に栽培と醸造方法を変え、経験から学んだ方法を実行したからには、おそらくワイン造りに大切なこととしてはいけないことが、明確にわかっていると思われます。

サントネについては、赤ワインは、タニンが強くて土っぽく、荒々しい味わいで、せいぜい良質なものでも期待するほどのものでないと一般にいわれています。けれども、ダヴィッドのワインは、ブルゴーニュならではのピノ・ノワールの上質な魅力をたたえて、飲み手に深い喜びをもたらしてくれます。

ダヴィッドは1999年、ボーヌの醸造学校に入学、ディジョン大学でエノロゴの資格を所有するまでの10年間、さまざまなドメーヌで経験を積みました。2003年のシャトー・ド・ボーカステルに始まり、2005年にニュージーランドにわたり、新世界のピノとシャルドネを学びました。ブルゴーニュではドメーヌ・ユベール・ラミ(2004年と2007年)とドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(2008年)で修業しました。ドメーヌを受け継いだ直後から、自然な栽培に取り組んでいます。

いつも思っていることですが、優れたワインの条件は、誰がどのように造るかであって、テロワールが優れていることは必ずしも最重要ではありません。むろん、優れたワインがさらに複雑さと奥行き、深い味わいを表現できるためには、テロワールの質や格がものをいう。とすれば、コート・ドールの最南端にある、ぱっとしないアペラシオンのマランジュとサントネのワインを、コート・ドールの優れたクリュのワインと比べるのは格違いだから、無理というもの。せいぜいのところカリテ・プリどまりで、いいヴィンテッジの1級畑を選べばお買い得ぐらいなもの、ということになるでしょう。

しかし、ダヴィッドのワインを味わって、驚嘆せずにおれませんでした。ジャスパー・モリスは『ブルゴーニュワイン大全』の序章でもって、ブルゴーニュの精髄を体得していた巨人モーリス・ヒーリーの次の名言を引用しています。「私が人生で出会ったすばらしいものといえば、数本のみごとなブルゴーニュだ。別にグラン・クリュだったわけでもなく、偉大なヴィンテッジだったわけでもない。だがそのワインは最初のひとかぎだけで、造り手が、その年のその畑にできたブドウで、あらん限りの仕事をしおおせたことを如実に示していた」。


私にとってダヴィッドのワインは、まさに人生で出会った数本の見事なブルゴーニュです。ラシーヌ創立10周年を迎える今春、このようなワインをご紹介できることの幸せで、いま胸がいっぱいです。3月のリリース
(予定)に、ぜひご期待ください。
合田 泰子

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