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ミニエールＦ&Ｒ ブリュット アンフリュアンスＮＶ 750ＭＬ
ミニエールＦ&Ｒ ブリュット アンフリュアンスＮＶです！！！
待望の新ヴィンテージ入荷です！
新ヴィンテージといっても
今回入荷のものは
二種類ともにノンヴィンテージものですので
一般的にはビンテージ云々は語られないものかと思いますが
やはり最近特に好きなシャンパーニュ
そのへんの細かい違いまでお伝えしたく思います。
今回二種類入荷
○アンフリュアンスＮＶ
2019年12月デゴルジュマン
ベースは2014年ものとなります。
細かく言うと
2014年ものが79％ 2013年ものが21％となります。
品種構成も若干かえてきているのですね
今回はピノ・ノワール30%、シャルドネ28%、ピノ・ムニエ42%
となります。
そして
もう一つ
○ブリュット・ゼロＮＶ
2019年12月デゴルジュマン
ベースは2013年もので
2013年が86％ 2012年が14％となります。
毎回少量でも割り当てもらえれば御の字の
ミニエール
少量ご紹介・・・でも今回はテイスティングはグッと我慢です。
新たなキュヴェ割り当ていただけた際にはもちろんいただきたいと思います。
スタンダードキュヴェの
アンフリュアンス
ジャック・セロスからの影響を受け
樽発酵、樽熟成
葡萄のポテンシャルを存分に引出さらにそれに見合うだけの長期熟成を施し
このへんはエントリーキュヴェとしては異例の長さかと思います。
それでいてクラシックな固い雰囲気ではなく
どこかモダンさと洗練された魅力あるシャンパーニュ
それがアンフリュアンスであります。
そしてブリュット・ゼロですが
アンフリュアンスよりもさらに上
他でいうプレスティージクラスと肩を並べるブリュット・ゼロ
ゼロということでノン・ドセとなりますので
アンフリュアンスよりも透明感・・・いや透明感というよりは
福島県でいうところの
あぶくま鍾乳洞・・・・
ミネラルの彫刻のような
なのに時間とともにあふれでるスケール感など樽発酵、樽熟成の厚みのような
ボリューム感もストイックさとともに楽しめる
ブリュット・ゼロ
この二種今回も期待のシャンパーニュです！
以下インポーター様情報
アンフリュアンスとはフランス語で「影響」。ジャック・セロスから受けた大きな「影響」を名
前に込めたドメーヌの看板キュヴェ。
ドメーヌのエントリー・キュヴェに位置づけられるが、
醸造からリリースまでに実に6 年からそれ以上をかけて飲み頃を迎えたものをリリースす
るという⼀般的なレコルタンのミレジメに⽐肩する⻑期熟成シャンパーニュ。
ドメーヌのシャンパーニュは全て樽発酵・樽熟成で醸造が⾏われます。樽内でのアルコール
発酵終了後、引き続きシュール・リーの状態で定期的にバトナージュを⾏いながら8 ヶ⽉
間樽熟成。樽の⽐率は、4 年以下の新樽（ドメーヌでは使⽤4 年以下のものを新樽と
定義している）が30%、5 年を超えた樽が70%。マロラクティック発酵は⾏わず、樽熟成
後は濾過や低温安定化も⾏わずにティラージュして瓶内⼆次発酵へ移⾏。その後、澱と
共に熟成させるマチュラシオン・シュール・リーを⾏う。
現⾏ロット︓⼆次発酵とマチュラシオン・シュール・リーの期間はトータルで54 ヶ⽉。2015
年6 ⽉ティラージュ。2019 年12 ⽉デゴルジュマン。
リザーヴワインの⽐率は21%、
ドザージュは4.5g/L。生産本数6,972 本。
品種︓ピノ・ノワール30%、シャルドネ28%、ピノ・ムニエ42%
使⽤ブドウの由来区画︓ピノ・ノワール（1975 年植樹のリュー・ディ“レ・フォセル”）、シャ
ルドネ（リュー・ディ“レ・フォントゥネル”）、ピノ・ムニエ（1986 年から1993 年植樹のリュ
ー・ディ“レ・クチュレル）。全てエルモンヴィルの区画。
味わいのコメント︓⼒強く複雑な⾹りは豊かなミネラル感が表現されている。アタックは素
直で、⼝中は全体としてパイナップルやバナナ、マンゴーなどの⻩⾊い果物思わせる複雑な
風味とチョコレートのノートが感じられ、フィニッシュには柑橘果物と樽⾹と焙煎の風味が余
韻に残る。
Brut Zéro
ブリュット・ゼロ
ノン・ドゼで、エルモンヴィルのテロワールのミネラルを巧みに表現するキュヴェ。
醸造からリリースまでに7〜8年を掛ける、⼀般的なレコルタンのプレスティージュ・キュヴェに相当するシャンパーニュ。
ドメーヌのシャンパーニュは全て樽発酵・樽熟成で醸造が⾏われます。樽内でのアルコール
発酵終了後、引き続きシュール・リーの状態で定期的にバトナージュを⾏いながら8 ヶ⽉
間樽熟成。樽の⽐率は、4 年以下の新樽（ドメーヌでは使⽤4 年以下のものを新樽と
定義している）が30%、5 年を超えた樽が70%。マロラクティック発酵は⾏わず、樽熟成
後は濾過や低温安定化も⾏わずにティラージュして瓶内⼆次発酵へ移⾏。その後、澱と
共に熟成させるマチュラシオン・シュール・リーを⾏う。
現⾏ロット︓⼆次発酵とマチュラシオン・シュール・リーの期間はトータルで66 ヶ⽉。2014
年6 ⽉ティラージュ。2019 年12 ⽉デゴルジュマン。リザーヴワインの⽐率は14%、ドザー
ジュは0g/L。生産本数4,500 本。
品種︓ピノ・ノワール33%、シャルドネ34%、ピノ・ムニエ33%
使⽤ブドウの由来区画︓ピノ・ノワール（1975 年植樹のリュー・ディ“レ・フォセル”）、シャ
ルドネ（リュー・ディ“レ・フォントゥネル”）、ピノ・ムニエ（1986 年から1993 年植樹のリュ
ー・ディ“レ・クチュレル）。全てエルモンヴィルの区画。
味わいのコメント︓焙煎や樽のノートに果物の風味が混じり合った⾹り。塩気を感じるアタ
ックだが、ワインの豊かさとブドウの⾃然な酸とのバランスがしっかり取れている。レモンやオレ
ンジなどの柑橘果物の⻑い余韻のあるフィニッシュには味わいの喜びが感じられる。
以下前回ご紹介文
最近はまりのミニエール
ジャック・セロスに触発されたシャンパーニュ生産者
なんでも
最近の若い生産者なのかと思いきや
ジャック・セロスのもとで修業したのはだいぶ昔のようで
それを踏まえて自身のシャンパーニュの品質を伸ばしていき
近年大注目となっているようです
ただやはり
シャンパーニュ生産者としてはまだまだ生産量は少なく
手に入れることもなかなか難しいそんな状況が続いているようです。
そんなミニエール
ジャック・セロスからの影響色濃くあり
樽醗酵、樽熟成そして長期にわたる熟成を施すミニエールのシャンパーニュ
なのに
仕上がるシャンパーニュは非常に端正なエキス感あり野暮ったさとかそんなものが
無く洗練されたもの
さらに価格がまだまだ良心的でその点からも非常に貴重な存在です。
今回そのスタンダードのミニエールのアンフリュアンスＮＶ
そして
当店初の
ブリュット・ゼロＮＶ入荷です！
まずアンフリュアンスＮＶのほうですが
結果三回目の入荷
一回目と二回目のアンフリュアンスは
ベースとなるものが
2011年ものそしてデゴルジュマンのタイミング違いで
二回入荷となりました。
今回はノンヴィンテージながら
ベースとなるものが2012年もの
スタンダードキュヴェながら熟成期間は70カ月にも及び
品種構成はピノノワール35％シャルドネ25％ピノムニエ40％
デゴルジュマンは2019年4月のものとなります。
ドサージュは5ｇ/Ｌ
ほんの少しのドサージュでこのアンフリュアンスは蜜のニュアンスやリザーヴワインからの
程よいコクや深みあり
明るい表情の中にまとまりある果実感がリッチさにもつながりキレもある
初めての出会いの際このアンフリュアンス
しっかりと市場に出すまでの準備期間があるためなのか
出てすぐの段階で飲んでも良いバランスわかりやすさもありながら
品位も感じるシャンパーニュでありました。
今回も期待の1本です。
そして当店初登場の
ブリュット・ゼロＮＶ
葡萄の比率はそんなに変わらず
ピノノワール33％シャルドネ34％ピノムニエ33％
こちらは2013年ものがベースとなり
2019年5月デゴルジュマン
熟成期間は59カ月
キュヴェ名にもなっているようにノンドセタイプです。
今回初めての入荷に伴いテイスティングさせていただきました。
その様子ですが
今回貴重なテイスティングの機会ということで
細身のグラスとやや大ぶりのグラス二つでテイスティングいたしましたが
グラスをワインによって使い分けるというのは大事なことですが
同時に使うことでそのグラスそれぞれで
このシャンパーニュの良さを引きだして感じることにもつながると最近思うので
そんな感じです。
大きめグラスでは
このミニエールの樽醗酵、樽熟成の手法がわかりやすく伝わる
甘い樽香もあがりバニラに柑橘
そして細身のほうで
樽のニュアンスよりも花の感じクリーミーでありながら清楚で果実も新鮮でミネラリィさが
伝わります。
開けたてはやはりブリュット・ゼロ
なかなかに厳しさもありバランスはありますが酸の鋭さや
パリっとしたキレのあるニュアンスが強め
酸度の高さもなかなかに張り出す感じもありまだ早かったかなと思いましたが
それがグラスの中で少々の時間で
特に細身のグラスのほうで樽感がこもりましていく
初め清楚系でもバリバリストイックさもある感じだったのが
樽感高貴でダンディなそんな甘コクが加わり
ストイックさと良い感じにバランスとり
飲んでもドサージュゼロのピュア感ありながら旨味ののってくるような
良い状態へと
意外にそのへんの変化も早めに楽しめ
このバランス感覚の素晴らしささすがミニエールとも感じました。
ストイックに攻める造り手のシャンパーニュの場合ですと
正直飲みごろまでに数年からかかるわけで
そのへんの飲みごろまでの辛抱やタイミングを見るのがなかなか大変ですが
ミニエールはアンフリュアンスもそうですが
繊細なところもありつつ
早い段階でなんか親しみやすい表現もあると感じます。
さらに上位になるとまた別なのかと思いますが
このへん好きですね
ブリュット・ゼロのほうそうはいっても
もう半年とか待ちたいところではあります。
やはり少し固い部分もございますので
そのへんが上手く調和して溶けだすことで一つ上の魅力が感じられるシャンパーニュと
なっていくのではと思います。
やはりミニエール
この価格帯で楽しめるコスパ高めのシャンパーニュであると思います。
以下インポーター様情報
アンフリュアンス 【白・辛口】 2019年4月デゴルジュマン。（2012ベース）
品種：ピノ・ノワール35%、シャルドネ25%、ピノ・ムニエ40% 熟成期間：70カ月
アンフリュアンスとはフランス語で「影響」。ジャック・セロスから受けた大きな「影響」を名前に込めたドメ ーヌの看板キュヴェ。ドメーヌのエントリー・キュヴェに位置づけられるが、醸造からリリースまでに実に6 年からそれ以上をかけて飲み頃を迎えたものをリリースするという⼀般的なレコルタンのミレジメに⽐肩 する⻑期熟成シャンパーニュ。 容量：6/750ml
ブリュット・ゼロ 【白・辛口】 2019年5月デゴルジュマン。（2013ベース）
品種：ピノ・ノワール33%、シャルドネ34%、ピノ・ムニエ33% 熟成期間：59カ月
ノン・ドゼで、エルモンヴィルのテロワールのミネラルを巧みに表現するキュヴェ。醸造からリリースまでに7 〜8年を掛ける、⼀般的なレコルタンのプレスティージュ・キュヴェに相当するシャンパーニュ。 容量：6/750ml
以下前回ご紹介文
完売していあアンフリュアンス
再入荷です！
なかなか入荷のない人気のシャンパーニュですが
今回は当店入荷無しの予定でしたが
あるお客様よりの情報もあり
お問い合わせで
やっと少しだけお分けいただいたアンフリュアンスです！
前回と同じロットではありますが
デゴルジュマンが6カ月遅いので
その分瓶熟成期間が長くなった今回のアンフリュアンスです。
以下前回ご紹介文
正直幸せですね
こうやって新たなシャンパーニュをお取扱いできる喜び
しかもあるお客様よりご紹介いただき
そんな繋がりからお取扱いできて
うれしいです。
けっこう当店最新の情報とか新しい造り手とか
話題の・・・とか疎い・・・ですね
お付き合いあるインポーター様からの情報はもちろん確認いたしますが
その中でも新しいものに飛びつくかというとそうでもなく
でもなんかこれは！みたいなのはもちろんチェックいたしますが
ですので
最近は特に話題の・・・とか疎いわけで
でも今回のシャンパーニュ
けっこう話題な1本のようです
いくつもキュヴェあるようですが
初めてのお取扱いなので
スタンダードキュヴェのみではありますが
まずはお取扱いできたこと繋がったこと大事にしていきたいと思います。
ミニエール
Ｆ&Ｒ
Ｆ&Ｒはフレデリックとロドルフ兄弟
そのＦ&Ｒかと思います。
ミニエール兄弟の造るシャンパーニュ
ジャック・セロスでの修行を経て
デヴューヴィンテージが2007年とのこと
生産量も少なく僅か2500本からスタートしたようです。
ジャック・セロスからの大きな影響を受け
樽醗酵、樽熟成、ノンマロ、少量のドサージュを基本とするようです。
ノンヴィンでも5〜6年の長期熟成
ヴィンテージものでは10年超もとのことで
初リリースからまだ歴史は浅いながらも世界中から注目集めているシャンパーニュのようです。
アンセルム・セロスの才能と哲学を継ぐとも言われているようで
注目ですね
ジャック・セロスでの修行を経てとのことで
ドメーヌではブドウ木に最大限の敬意を払い、最上のものを引き出せ
るように努⼒しています。また有機肥料の使⽤、畑の耕耘、叢生栽培、環境に配慮した
アプローチによる病害対策など、持続可能なサスティナブル農業に取り組み、⾃然のバラン
スと人類にとって極めて大切な生物多様性を最大限に守ることに努めています。
とのことで自然なアプローチでの栽培
ということで今回スタンダードキュヴェではありますが
アンフリュアンスＮＶ飲みました。
2018年3月のデゴルジュマン
一緒に飲んだユリス・コランもデゴルジュマンが同じ時期でしたが
こちらはノンマロ
ランスの北⻄、シャンパーニュ地⽅最北端のエルモンヴィルということで
最北のもの
長期熟成タイプとのことでノンヴィンものでも
もう少し待つこと必要だったようですが
その素性の良さポテンシャルは高いものあると感じました。
泡の勢い強め黄色クリアーで
最北のシャンパーニュとのことですが
明るさや黄色フルーツがしっかりと現れほどよい熟し加減パインとか
気持ちよく広がります。
樽醗酵、樽熟成とのことですがそれらが前に無駄に出ることは無く
カラッと軽快なところそして酸度も煌めく快活さ
食との絡み合いでこのシャンパーニュのドライな甘さがより引き出されるようです。
奥にはドライ干し葡萄感やいちじくとか
ありそうでこれらがさらに熟成深めることで複雑で力強い
ミニエールの良さ出てくるのではと思います。
非常に可能性を感じさせてくれる
造り手でありシャンパーニュ
こちらは価格的にも良心的なもので
今後さらに上がっていく可能性高いのではと思います。
それとまだ見ぬ上位キュヴェですが
リューディの表現にも意欲的で
なんと
自根のピノムニエ、ピノノワール、シャルドネの植わる
畑を有するとのこと
それらのシャンパーニュ
一度でいいから口にしてみたいそんな気持ちへと繋がりました。
今後の楽しみですね
以下インポーター様情報
アンフリュアンスとはフランス語で「影響」。ジャック・セロスから受けた大きな「影響」を名
前に込めたドメーヌの看板キュヴェ。ドメーヌのエントリー・キュヴェに位置づけられるが、
醸造からリリースまでに実に6 年からそれ以上をかけて飲み頃を迎えたものをリリースす
るという⼀般的なレコルタンのミレジメに⽐肩する⻑期熟成シャンパーニュ。
ドメーヌのシャンパーニュは全て樽発酵・樽熟成で醸造が⾏われます。樽内でのアルコール
発酵終了後、引き続きシュール・リーの状態で定期的にバトナージュを⾏いながら8 ヶ月
間樽熟成。樽の⽐率は、4 年以下の新樽（ドメーヌでは使⽤4 年以下のものを新樽と
定義している）が30%、5 年を超えた樽が70%。マロラクティック発酵は⾏わず、樽熟成
後は濾過や低温安定化も⾏わずにティラージュして瓶内⼆次発酵へ移⾏。その後、澱と
共に熟成させるマチュラシオン・シュール・リーを⾏う。
現⾏ロット︓⼆次発酵とマチュラシオン・シュール・リーの期間はトータルで70 ヶ月。2012
年5 月ティラージュ。2018 年3 月デゴルジュマン。リザーヴワインの⽐率は15%、ドザージ
ュは5g/L。生産本数6,430 本。
品種︓ピノ・ノワール35%、シャルドネ25%、ピノ・ムニエ40%
使⽤ブドウの由来区画︓ピノ・ノワール（1975 年植樹のリュー・ディ“レ・フォセル”）、シャ
ルドネ（リュー・ディ“レ・フォントゥネル”）、ピノ・ムニエ（1986 年から1993 年植樹のリュ
ー・ディ“レ・クチュレル）。全てエルモンヴィルの区画。
味わいのコメント︓⼒強く複雑な⾹りは豊かなミネラル感が表現されている。アタックは素
直で、⼝中は全体としてパイナップルやバナナ、マンゴーなどの⻩⾊い果物思わせる複雑な
風味とチョコレートのノートが感じられ、フィニッシュには柑橘果物と樽⾹と焙煎の風味が余
韻に残る。
ドメーヌは1919 年にランスの北⻄、シャンパーニュ地⽅最北端のエルモンヴィルにアルフ
レッド・ミニエールによって設⽴され、代々家族によって継承されてきました。現在ドメーヌを
運営するフレデリックとロドルフのミニエール兄弟は、4 代目当主として2005 年にドメーヌを
継承しました。
フレデリック・ミニエールは、アヴィーズで醸造栽培技術者の資格とワイン販売の資格を取
得した後、ジャック・セロスの下で研鑽。1996 年当時、ジャック・セロスは目覚ましい発展
を遂げている先駆者でした。ゆっくりと時間をかけた⻑期の熟成、リュー・ディの表現、樽に
よる醸造、そしてシャンパーニュにおけるビオディナミのパイオニアでした。フレデリックは、この
セロスによる新しいシャンパーニュの潮流に強い影響を受け、その哲学に基づいたシャンパ
ーニュ造りを⾃⾝で⾏いたいという想いに駆られるようになったのです。
しかし、その考えをすぐに実⾏に移すことはできませんでした。なぜなら、当時はまたフレデ
リックの両親がドメーヌの当主で、彼らはフレデリックの望むような劇的な変化に対し好意的
ではなかったからです。このためフレデリックは一時ランスのワインショップで数年間働いていま
した。その後、2005 年の⽗の引退に伴い、弟のロドルフとともにドメーヌに戻り、樽発酵・
樽熟成による醸造に着手。デビュー・ヴィンテージとなる2007 年物（2014 年にリリース）
で僅か2500 本から元詰めシャンパーニュ造りをスタートしました。
ドメーヌの畑と栽培、哲学について
ドメーヌの栽培面積は8 ヘクタール。大部分の畑が南南⻄向きで理想的に⽇照を受け
るエルモンヴィルの丘陵に位置しています。丘陵の上部は泥⼟と砂質の⼟壌、下部は泥
⼟と粘⼟と砂質の⼟壌です。⽔捌けが良くミネラルが豊富で、ブドウの根が地中深く伸びて、
ブドウに養分を吸収するとともに、樹液をミネラルの要素で満たしてくれます。
栽培品種はシャルドネ2ha、ピノ・ノワール1.5ha、ピノ・ムニエが4.5ha で、主要なヴィ
エイユ・ヴィーニュの区画のブドウ木は接ぎ木なしで栽培されています。このため3 品種全て
で、ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズのブドウ木があり、その稀少な収穫ブドウは、将来、
傑出した⾃根のキュヴェとなって表現される予定です。
ドメーヌでは、ワインは人生と同じく私達の性格を鍛え上げ、人生の指針を与えてくれる、
出会いの痕跡をとどめていて、ブドウ木はその生命を地中から汲み取り、個性を果実に伝
えるものであると考えており、この潜在⼒の表現であるワインの価値を引き⽴てることに強い
愛着を感じています。ワインにとっての価値は、ボトルの中よりも畑のブドウ木の中にあるとい
うことです。このため、ドメーヌではブドウ木に最大限の敬意を払い、最上のものを引き出せ
るように努⼒しています。また有機肥料の使⽤、畑の耕耘、叢生栽培、環境に配慮した
アプローチによる病害対策など、持続可能なサスティナブル農業に取り組み、⾃然のバラン
スと人類にとって極めて大切な生物多様性を最大限に守ることに努めています。
待望の新ヴィンテージ入荷です！
新ヴィンテージといっても
今回入荷のものは
二種類ともにノンヴィンテージものですので
一般的にはビンテージ云々は語られないものかと思いますが
やはり最近特に好きなシャンパーニュ
そのへんの細かい違いまでお伝えしたく思います。
今回二種類入荷
○アンフリュアンスＮＶ
2019年12月デゴルジュマン
ベースは2014年ものとなります。
細かく言うと
2014年ものが79％ 2013年ものが21％となります。
品種構成も若干かえてきているのですね
今回はピノ・ノワール30%、シャルドネ28%、ピノ・ムニエ42%
となります。
そして
もう一つ
○ブリュット・ゼロＮＶ
2019年12月デゴルジュマン
ベースは2013年もので
2013年が86％ 2012年が14％となります。
毎回少量でも割り当てもらえれば御の字の
ミニエール
少量ご紹介・・・でも今回はテイスティングはグッと我慢です。
新たなキュヴェ割り当ていただけた際にはもちろんいただきたいと思います。
スタンダードキュヴェの
アンフリュアンス
ジャック・セロスからの影響を受け
樽発酵、樽熟成
葡萄のポテンシャルを存分に引出さらにそれに見合うだけの長期熟成を施し
このへんはエントリーキュヴェとしては異例の長さかと思います。
それでいてクラシックな固い雰囲気ではなく
どこかモダンさと洗練された魅力あるシャンパーニュ
それがアンフリュアンスであります。
そしてブリュット・ゼロですが
アンフリュアンスよりもさらに上
他でいうプレスティージクラスと肩を並べるブリュット・ゼロ
ゼロということでノン・ドセとなりますので
アンフリュアンスよりも透明感・・・いや透明感というよりは
福島県でいうところの
あぶくま鍾乳洞・・・・
ミネラルの彫刻のような
なのに時間とともにあふれでるスケール感など樽発酵、樽熟成の厚みのような
ボリューム感もストイックさとともに楽しめる
ブリュット・ゼロ
この二種今回も期待のシャンパーニュです！
以下インポーター様情報
アンフリュアンスとはフランス語で「影響」。ジャック・セロスから受けた大きな「影響」を名
前に込めたドメーヌの看板キュヴェ。
ドメーヌのエントリー・キュヴェに位置づけられるが、
醸造からリリースまでに実に6 年からそれ以上をかけて飲み頃を迎えたものをリリースす
るという⼀般的なレコルタンのミレジメに⽐肩する⻑期熟成シャンパーニュ。
ドメーヌのシャンパーニュは全て樽発酵・樽熟成で醸造が⾏われます。樽内でのアルコール
発酵終了後、引き続きシュール・リーの状態で定期的にバトナージュを⾏いながら8 ヶ⽉
間樽熟成。樽の⽐率は、4 年以下の新樽（ドメーヌでは使⽤4 年以下のものを新樽と
定義している）が30%、5 年を超えた樽が70%。マロラクティック発酵は⾏わず、樽熟成
後は濾過や低温安定化も⾏わずにティラージュして瓶内⼆次発酵へ移⾏。その後、澱と
共に熟成させるマチュラシオン・シュール・リーを⾏う。
現⾏ロット︓⼆次発酵とマチュラシオン・シュール・リーの期間はトータルで54 ヶ⽉。2015
年6 ⽉ティラージュ。2019 年12 ⽉デゴルジュマン。
リザーヴワインの⽐率は21%、
ドザージュは4.5g/L。生産本数6,972 本。
品種︓ピノ・ノワール30%、シャルドネ28%、ピノ・ムニエ42%
使⽤ブドウの由来区画︓ピノ・ノワール（1975 年植樹のリュー・ディ“レ・フォセル”）、シャ
ルドネ（リュー・ディ“レ・フォントゥネル”）、ピノ・ムニエ（1986 年から1993 年植樹のリュ
ー・ディ“レ・クチュレル）。全てエルモンヴィルの区画。
味わいのコメント︓⼒強く複雑な⾹りは豊かなミネラル感が表現されている。アタックは素
直で、⼝中は全体としてパイナップルやバナナ、マンゴーなどの⻩⾊い果物思わせる複雑な
風味とチョコレートのノートが感じられ、フィニッシュには柑橘果物と樽⾹と焙煎の風味が余
韻に残る。
Brut Zéro
ブリュット・ゼロ
ノン・ドゼで、エルモンヴィルのテロワールのミネラルを巧みに表現するキュヴェ。
醸造からリリースまでに7〜8年を掛ける、⼀般的なレコルタンのプレスティージュ・キュヴェに相当するシャンパーニュ。
ドメーヌのシャンパーニュは全て樽発酵・樽熟成で醸造が⾏われます。樽内でのアルコール
発酵終了後、引き続きシュール・リーの状態で定期的にバトナージュを⾏いながら8 ヶ⽉
間樽熟成。樽の⽐率は、4 年以下の新樽（ドメーヌでは使⽤4 年以下のものを新樽と
定義している）が30%、5 年を超えた樽が70%。マロラクティック発酵は⾏わず、樽熟成
後は濾過や低温安定化も⾏わずにティラージュして瓶内⼆次発酵へ移⾏。その後、澱と
共に熟成させるマチュラシオン・シュール・リーを⾏う。
現⾏ロット︓⼆次発酵とマチュラシオン・シュール・リーの期間はトータルで66 ヶ⽉。2014
年6 ⽉ティラージュ。2019 年12 ⽉デゴルジュマン。リザーヴワインの⽐率は14%、ドザー
ジュは0g/L。生産本数4,500 本。
品種︓ピノ・ノワール33%、シャルドネ34%、ピノ・ムニエ33%
使⽤ブドウの由来区画︓ピノ・ノワール（1975 年植樹のリュー・ディ“レ・フォセル”）、シャ
ルドネ（リュー・ディ“レ・フォントゥネル”）、ピノ・ムニエ（1986 年から1993 年植樹のリュ
ー・ディ“レ・クチュレル）。全てエルモンヴィルの区画。
味わいのコメント︓焙煎や樽のノートに果物の風味が混じり合った⾹り。塩気を感じるアタ
ックだが、ワインの豊かさとブドウの⾃然な酸とのバランスがしっかり取れている。レモンやオレ
ンジなどの柑橘果物の⻑い余韻のあるフィニッシュには味わいの喜びが感じられる。
以下前回ご紹介文
最近はまりのミニエール
ジャック・セロスに触発されたシャンパーニュ生産者
なんでも
最近の若い生産者なのかと思いきや
ジャック・セロスのもとで修業したのはだいぶ昔のようで
それを踏まえて自身のシャンパーニュの品質を伸ばしていき
近年大注目となっているようです
ただやはり
シャンパーニュ生産者としてはまだまだ生産量は少なく
手に入れることもなかなか難しいそんな状況が続いているようです。
そんなミニエール
ジャック・セロスからの影響色濃くあり
樽醗酵、樽熟成そして長期にわたる熟成を施すミニエールのシャンパーニュ
なのに
仕上がるシャンパーニュは非常に端正なエキス感あり野暮ったさとかそんなものが
無く洗練されたもの
さらに価格がまだまだ良心的でその点からも非常に貴重な存在です。
今回そのスタンダードのミニエールのアンフリュアンスＮＶ
そして
当店初の
ブリュット・ゼロＮＶ入荷です！
まずアンフリュアンスＮＶのほうですが
結果三回目の入荷
一回目と二回目のアンフリュアンスは
ベースとなるものが
2011年ものそしてデゴルジュマンのタイミング違いで
二回入荷となりました。
今回はノンヴィンテージながら
ベースとなるものが2012年もの
スタンダードキュヴェながら熟成期間は70カ月にも及び
品種構成はピノノワール35％シャルドネ25％ピノムニエ40％
デゴルジュマンは2019年4月のものとなります。
ドサージュは5ｇ/Ｌ
ほんの少しのドサージュでこのアンフリュアンスは蜜のニュアンスやリザーヴワインからの
程よいコクや深みあり
明るい表情の中にまとまりある果実感がリッチさにもつながりキレもある
初めての出会いの際このアンフリュアンス
しっかりと市場に出すまでの準備期間があるためなのか
出てすぐの段階で飲んでも良いバランスわかりやすさもありながら
品位も感じるシャンパーニュでありました。
今回も期待の1本です。
そして当店初登場の
ブリュット・ゼロＮＶ
葡萄の比率はそんなに変わらず
ピノノワール33％シャルドネ34％ピノムニエ33％
こちらは2013年ものがベースとなり
2019年5月デゴルジュマン
熟成期間は59カ月
キュヴェ名にもなっているようにノンドセタイプです。
今回初めての入荷に伴いテイスティングさせていただきました。
その様子ですが
今回貴重なテイスティングの機会ということで
細身のグラスとやや大ぶりのグラス二つでテイスティングいたしましたが
グラスをワインによって使い分けるというのは大事なことですが
同時に使うことでそのグラスそれぞれで
このシャンパーニュの良さを引きだして感じることにもつながると最近思うので
そんな感じです。
大きめグラスでは
このミニエールの樽醗酵、樽熟成の手法がわかりやすく伝わる
甘い樽香もあがりバニラに柑橘
そして細身のほうで
樽のニュアンスよりも花の感じクリーミーでありながら清楚で果実も新鮮でミネラリィさが
伝わります。
開けたてはやはりブリュット・ゼロ
なかなかに厳しさもありバランスはありますが酸の鋭さや
パリっとしたキレのあるニュアンスが強め
酸度の高さもなかなかに張り出す感じもありまだ早かったかなと思いましたが
それがグラスの中で少々の時間で
特に細身のグラスのほうで樽感がこもりましていく
初め清楚系でもバリバリストイックさもある感じだったのが
樽感高貴でダンディなそんな甘コクが加わり
ストイックさと良い感じにバランスとり
飲んでもドサージュゼロのピュア感ありながら旨味ののってくるような
良い状態へと
意外にそのへんの変化も早めに楽しめ
このバランス感覚の素晴らしささすがミニエールとも感じました。
ストイックに攻める造り手のシャンパーニュの場合ですと
正直飲みごろまでに数年からかかるわけで
そのへんの飲みごろまでの辛抱やタイミングを見るのがなかなか大変ですが
ミニエールはアンフリュアンスもそうですが
繊細なところもありつつ
早い段階でなんか親しみやすい表現もあると感じます。
さらに上位になるとまた別なのかと思いますが
このへん好きですね
ブリュット・ゼロのほうそうはいっても
もう半年とか待ちたいところではあります。
やはり少し固い部分もございますので
そのへんが上手く調和して溶けだすことで一つ上の魅力が感じられるシャンパーニュと
なっていくのではと思います。
やはりミニエール
この価格帯で楽しめるコスパ高めのシャンパーニュであると思います。
以下インポーター様情報
アンフリュアンス 【白・辛口】 2019年4月デゴルジュマン。（2012ベース）
品種：ピノ・ノワール35%、シャルドネ25%、ピノ・ムニエ40% 熟成期間：70カ月
アンフリュアンスとはフランス語で「影響」。ジャック・セロスから受けた大きな「影響」を名前に込めたドメ ーヌの看板キュヴェ。ドメーヌのエントリー・キュヴェに位置づけられるが、醸造からリリースまでに実に6 年からそれ以上をかけて飲み頃を迎えたものをリリースするという⼀般的なレコルタンのミレジメに⽐肩 する⻑期熟成シャンパーニュ。 容量：6/750ml
ブリュット・ゼロ 【白・辛口】 2019年5月デゴルジュマン。（2013ベース）
品種：ピノ・ノワール33%、シャルドネ34%、ピノ・ムニエ33% 熟成期間：59カ月
ノン・ドゼで、エルモンヴィルのテロワールのミネラルを巧みに表現するキュヴェ。醸造からリリースまでに7 〜8年を掛ける、⼀般的なレコルタンのプレスティージュ・キュヴェに相当するシャンパーニュ。 容量：6/750ml
以下前回ご紹介文
完売していあアンフリュアンス
再入荷です！
なかなか入荷のない人気のシャンパーニュですが
今回は当店入荷無しの予定でしたが
あるお客様よりの情報もあり
お問い合わせで
やっと少しだけお分けいただいたアンフリュアンスです！
前回と同じロットではありますが
デゴルジュマンが6カ月遅いので
その分瓶熟成期間が長くなった今回のアンフリュアンスです。
以下前回ご紹介文
正直幸せですね
こうやって新たなシャンパーニュをお取扱いできる喜び
しかもあるお客様よりご紹介いただき
そんな繋がりからお取扱いできて
うれしいです。
けっこう当店最新の情報とか新しい造り手とか
話題の・・・とか疎い・・・ですね
お付き合いあるインポーター様からの情報はもちろん確認いたしますが
その中でも新しいものに飛びつくかというとそうでもなく
でもなんかこれは！みたいなのはもちろんチェックいたしますが
ですので
最近は特に話題の・・・とか疎いわけで
でも今回のシャンパーニュ
けっこう話題な1本のようです
いくつもキュヴェあるようですが
初めてのお取扱いなので
スタンダードキュヴェのみではありますが
まずはお取扱いできたこと繋がったこと大事にしていきたいと思います。
ミニエール
Ｆ&Ｒ
Ｆ&Ｒはフレデリックとロドルフ兄弟
そのＦ&Ｒかと思います。
ミニエール兄弟の造るシャンパーニュ
ジャック・セロスでの修行を経て
デヴューヴィンテージが2007年とのこと
生産量も少なく僅か2500本からスタートしたようです。
ジャック・セロスからの大きな影響を受け
樽醗酵、樽熟成、ノンマロ、少量のドサージュを基本とするようです。
ノンヴィンでも5〜6年の長期熟成
ヴィンテージものでは10年超もとのことで
初リリースからまだ歴史は浅いながらも世界中から注目集めているシャンパーニュのようです。
アンセルム・セロスの才能と哲学を継ぐとも言われているようで
注目ですね
ジャック・セロスでの修行を経てとのことで
ドメーヌではブドウ木に最大限の敬意を払い、最上のものを引き出せ
るように努⼒しています。また有機肥料の使⽤、畑の耕耘、叢生栽培、環境に配慮した
アプローチによる病害対策など、持続可能なサスティナブル農業に取り組み、⾃然のバラン
スと人類にとって極めて大切な生物多様性を最大限に守ることに努めています。
とのことで自然なアプローチでの栽培
ということで今回スタンダードキュヴェではありますが
アンフリュアンスＮＶ飲みました。
2018年3月のデゴルジュマン
一緒に飲んだユリス・コランもデゴルジュマンが同じ時期でしたが
こちらはノンマロ
ランスの北⻄、シャンパーニュ地⽅最北端のエルモンヴィルということで
最北のもの
長期熟成タイプとのことでノンヴィンものでも
もう少し待つこと必要だったようですが
その素性の良さポテンシャルは高いものあると感じました。
泡の勢い強め黄色クリアーで
最北のシャンパーニュとのことですが
明るさや黄色フルーツがしっかりと現れほどよい熟し加減パインとか
気持ちよく広がります。
樽醗酵、樽熟成とのことですがそれらが前に無駄に出ることは無く
カラッと軽快なところそして酸度も煌めく快活さ
食との絡み合いでこのシャンパーニュのドライな甘さがより引き出されるようです。
奥にはドライ干し葡萄感やいちじくとか
ありそうでこれらがさらに熟成深めることで複雑で力強い
ミニエールの良さ出てくるのではと思います。
非常に可能性を感じさせてくれる
造り手でありシャンパーニュ
こちらは価格的にも良心的なもので
今後さらに上がっていく可能性高いのではと思います。
それとまだ見ぬ上位キュヴェですが
リューディの表現にも意欲的で
なんと
自根のピノムニエ、ピノノワール、シャルドネの植わる
畑を有するとのこと
それらのシャンパーニュ
一度でいいから口にしてみたいそんな気持ちへと繋がりました。
今後の楽しみですね
以下インポーター様情報
アンフリュアンスとはフランス語で「影響」。ジャック・セロスから受けた大きな「影響」を名
前に込めたドメーヌの看板キュヴェ。ドメーヌのエントリー・キュヴェに位置づけられるが、
醸造からリリースまでに実に6 年からそれ以上をかけて飲み頃を迎えたものをリリースす
るという⼀般的なレコルタンのミレジメに⽐肩する⻑期熟成シャンパーニュ。
ドメーヌのシャンパーニュは全て樽発酵・樽熟成で醸造が⾏われます。樽内でのアルコール
発酵終了後、引き続きシュール・リーの状態で定期的にバトナージュを⾏いながら8 ヶ月
間樽熟成。樽の⽐率は、4 年以下の新樽（ドメーヌでは使⽤4 年以下のものを新樽と
定義している）が30%、5 年を超えた樽が70%。マロラクティック発酵は⾏わず、樽熟成
後は濾過や低温安定化も⾏わずにティラージュして瓶内⼆次発酵へ移⾏。その後、澱と
共に熟成させるマチュラシオン・シュール・リーを⾏う。
現⾏ロット︓⼆次発酵とマチュラシオン・シュール・リーの期間はトータルで70 ヶ月。2012
年5 月ティラージュ。2018 年3 月デゴルジュマン。リザーヴワインの⽐率は15%、ドザージ
ュは5g/L。生産本数6,430 本。
品種︓ピノ・ノワール35%、シャルドネ25%、ピノ・ムニエ40%
使⽤ブドウの由来区画︓ピノ・ノワール（1975 年植樹のリュー・ディ“レ・フォセル”）、シャ
ルドネ（リュー・ディ“レ・フォントゥネル”）、ピノ・ムニエ（1986 年から1993 年植樹のリュ
ー・ディ“レ・クチュレル）。全てエルモンヴィルの区画。
味わいのコメント︓⼒強く複雑な⾹りは豊かなミネラル感が表現されている。アタックは素
直で、⼝中は全体としてパイナップルやバナナ、マンゴーなどの⻩⾊い果物思わせる複雑な
風味とチョコレートのノートが感じられ、フィニッシュには柑橘果物と樽⾹と焙煎の風味が余
韻に残る。
ドメーヌは1919 年にランスの北⻄、シャンパーニュ地⽅最北端のエルモンヴィルにアルフ
レッド・ミニエールによって設⽴され、代々家族によって継承されてきました。現在ドメーヌを
運営するフレデリックとロドルフのミニエール兄弟は、4 代目当主として2005 年にドメーヌを
継承しました。
フレデリック・ミニエールは、アヴィーズで醸造栽培技術者の資格とワイン販売の資格を取
得した後、ジャック・セロスの下で研鑽。1996 年当時、ジャック・セロスは目覚ましい発展
を遂げている先駆者でした。ゆっくりと時間をかけた⻑期の熟成、リュー・ディの表現、樽に
よる醸造、そしてシャンパーニュにおけるビオディナミのパイオニアでした。フレデリックは、この
セロスによる新しいシャンパーニュの潮流に強い影響を受け、その哲学に基づいたシャンパ
ーニュ造りを⾃⾝で⾏いたいという想いに駆られるようになったのです。
しかし、その考えをすぐに実⾏に移すことはできませんでした。なぜなら、当時はまたフレデ
リックの両親がドメーヌの当主で、彼らはフレデリックの望むような劇的な変化に対し好意的
ではなかったからです。このためフレデリックは一時ランスのワインショップで数年間働いていま
した。その後、2005 年の⽗の引退に伴い、弟のロドルフとともにドメーヌに戻り、樽発酵・
樽熟成による醸造に着手。デビュー・ヴィンテージとなる2007 年物（2014 年にリリース）
で僅か2500 本から元詰めシャンパーニュ造りをスタートしました。
ドメーヌの畑と栽培、哲学について
ドメーヌの栽培面積は8 ヘクタール。大部分の畑が南南⻄向きで理想的に⽇照を受け
るエルモンヴィルの丘陵に位置しています。丘陵の上部は泥⼟と砂質の⼟壌、下部は泥
⼟と粘⼟と砂質の⼟壌です。⽔捌けが良くミネラルが豊富で、ブドウの根が地中深く伸びて、
ブドウに養分を吸収するとともに、樹液をミネラルの要素で満たしてくれます。
栽培品種はシャルドネ2ha、ピノ・ノワール1.5ha、ピノ・ムニエが4.5ha で、主要なヴィ
エイユ・ヴィーニュの区画のブドウ木は接ぎ木なしで栽培されています。このため3 品種全て
で、ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズのブドウ木があり、その稀少な収穫ブドウは、将来、
傑出した⾃根のキュヴェとなって表現される予定です。
ドメーヌでは、ワインは人生と同じく私達の性格を鍛え上げ、人生の指針を与えてくれる、
出会いの痕跡をとどめていて、ブドウ木はその生命を地中から汲み取り、個性を果実に伝
えるものであると考えており、この潜在⼒の表現であるワインの価値を引き⽴てることに強い
愛着を感じています。ワインにとっての価値は、ボトルの中よりも畑のブドウ木の中にあるとい
うことです。このため、ドメーヌではブドウ木に最大限の敬意を払い、最上のものを引き出せ
るように努⼒しています。また有機肥料の使⽤、畑の耕耘、叢生栽培、環境に配慮した
アプローチによる病害対策など、持続可能なサスティナブル農業に取り組み、⾃然のバラン
スと人類にとって極めて大切な生物多様性を最大限に守ることに努めています。
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