パトリック・デプラ ラボルダージュ2015年白発泡 750ML
ラボルダージュ2015年白発泡です!
※販売に際してのご注意
今回販売の
パトリック・デプラ
レ・ヴィーニュ・ド・ババス(セバスチャン・デルヴュー)
グリオット
それぞれのワイン御一人様1本限りでお願いいたします。
グリオットからのそれぞれの道を歩み
パトリック・デプラ
そして
セバスチャン・デルヴューとしてのワイン
今回パトリック・デプラそして
レ・ヴィーニュ・ド・ババス(セバスチャン・デルヴュー)
そしてなんと
グリオット時代のワインも
リリースです!
それぞれ極々少量となりますので
まずテイスティングできませんが
若干だけ多めの
ラボルダージュ2015年白発泡のみ飲みました。
その様子ですが
まず抜栓ですが
王冠で開けた瞬間は大人しいかと思いきやそこからジュワジュワと泡が盛り上がり
吹きこぼれるサッとグラスに注ぎ難を逃れましたが
お気を付けください。
シュナンブラン、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネの白泡ですが
2015年ということもあり
果実感がキッチリと込められております。
液体も輝きあり白、黄色系そこまで酸化的な感じや黄金色というわけではないです。
細やかな泡があり
まず香りは
シュナン系のまろやかでジューシーな果実そして蜜っぽさも少々
その後ソーヴィニヨンでしょうか柑橘系もフレッシュでサッパリ系はいり
またドライパインそして洋梨なども入り
このへん様々な果実のニュアンスが織り交ざり濃密さも醸しだす
味わいエキスの丸みボリューム感もありシュワシュワっと広がる泡
オリや酵母系の香りも複雑に混じりフルーティさなど軽やかなニュアンスと
シュナン系のまったり程よい深み重み両面を楽しめる泡もの
じょじょに酸化的なニュアンスがまた複雑味を与え
リンゴ系も熟な感じも出てきてこれは面白い1本です!
その他のワインですが
まずパトリック・デプラより
エポナ2014年白
シュナンブランとピノドニスによる白ワインということで
ポテンシャルある上位ワインヴォルテックス様でしっかりと寝かせてリリースのワイン
パインにマンゴーなどしっかりとした果実の風味もありそこにドライハーヴこのへんはピノドニスの
個性も加わるようですね
ナチュラルな表現はもちろんですがより上質でスケール感ある佇まい感じさせてくれるワインではと
思います。
同じくパトリック・デプラより
オモ・サ・コワンス2012年赤です。
今までこんなワインあったかな?と
カベルネソーヴィニヨンで造られる赤
2012年ということでかなり寝かせてのリリースですね
でもヴォルテックス様には2016年3月入荷とのことで
生産者のほうでだいぶ寝かせてからのリリースでありその後ヴォルテックス様でも2年ほど寝かせてと
価格は良心的なお手頃ワインですがここまでこだわる
まさにカヴィストとしてのインポーター様ヴォルテックス様のワインです。
ワインは完熟感伝わる仕上がりとのことでグレナデン系の凝縮した赤い果実
根菜など土など大地を感じさせる表現もあるようです。
ジューシーさ丸みもある熟成してリリースされるワインならではの良さもあるのではと思います。
次にセバスチャン・デルヴューの
レ・ヴィーニュ・ド・ババスより
ナヴィーヌ2015年白
シュナンブラン単体で造られる白
そのシュナンの魅力がたっぷりと引きだされたワインのようで
熟リンゴ系に砂糖を焦がしたようなニュアンス若干のガス感もありながら
落ち着き深みそして乳酸的な丸みや旨味が広がるとのことで
シュナンブランのヴァンナチュール注目の1本となりそうです。
最後に
ラ・グリオット時代のワイン!
キャロリーヌ2009年です!
ヴォルテックス様に2013年4月入荷のワインとのことで
約4年半ほど前に一度販売したワインとのことで
残りのリリースなのかと思います。
言わずと知れた2009年
非常に暑いビンテージで凝縮した果実感他のビンテージとはかなり別格なビンテージでもありますね
そんな2009年のキャロリーヌ
シュナンブランの銘酒
澱はかなりございますが
凄い深みを増した世界へと進んでいるようです。
ウイスキーのような琥珀色とのことで
酸化的なニュアンスもあり杏や梅酒の梅のような果実の風味カラメル感もあり枯れたニュアンスの中に
深み複雑性ある凄い世界のあるシュナンのようです。
以下インポーター様情報
<ナヴィーヌ2015年>【2017年3月入荷】
中程度の黄色。熟したリンゴや白ブドウなどの果実の香りに加え、ナヴィーヌの特徴的な砂糖を軽く焦がした
糸飴(シュクレフィレ)のような
芳ばしさが感じられます。ピリピリとしたガスが僅かに舌先にあたりますが、風味はフレッシュ感というより
は落ち着いた印象で、芳ばしさと
軽く酸化したリンゴの様なニュアンスがマッチしています。やや乳酸的な円みと旨味がじんわりと広がり、甘
さが控えめで酸がしっかりとした
海外のリンゴのような風味が余韻に残ります。2、3日の時間の経過で果実味はより酸化傾向になり、擦りリン
ゴや熟したリンゴの蜜などのような
風味が増し、色合いだけでなく味わいにも深みが増していくように感じられます。
<ラボルダージュ2015年>【2017年3月入荷】
やや濁りのある淡い黄色。細かなガスが持続的に瓶底から舞い上がります。フレッシュな赤いリンゴや青リン
ゴ、柑橘系の爽やかな香りで
旨味の豊かな様子が香りからも伺えます。すりおろしたばかりの果肉入リンゴジュースに青リンゴやレモネー
ドなどの爽やかな風味が
混ざり合うようで、たっぷりのフルーツ感と旨味の両方を楽しめるような味わいです。2日目までは比較的ピチ
ピチとしたガスが残っており、
フルーティーさと軽快さを楽しむことができます。3、4日と日を追う毎に酸化的な果実のニュアンスが加わ
り、抜栓初日のような爽やかな
フルーツの印象に比べ、熟したリンゴなどシードルを想わせる深い風味が強く感じられるようになっていきま
す。
<エポナ2014年>【2016年3月入荷】
仄かに濁りのある中程度の黄色。舌先に一瞬ピリッとしたガスが感じられ、エポナらしい淡いパイナップルや
マンゴーにグレープフルーツや
早生みかんなどの柑橘果実の香りが混ざります。アタックに仄かな甘みが感じられ口当たりがよく、果実の中
にフレッシュハーブや若葉の
ような爽やかさと、ドライハーブのような複雑さの両方が加わり口中に優しく広がります。そのため単調にな
らず抑揚を感じさせてくれます。
果実味や味わいと一体感のある酸は瑞々しくスムーズな飲み心地へと導いており、仄かな甘い風味と果実の風
味が鼻腔に抜け、余韻には僅かに
カラメルのような芳ばしい風味が残ります。
<オモ・サ・コワンス2012年>【2016年3月入荷】
ややしっかりとしたガーネットのような赤色。香りからでも完熟した葡萄だったことが伺えるほどです。グレ
ナデンシロップのように凝縮した赤い果実の風味に、
土付きの根菜などの大地を感じさせるようなニュアンスやフレッシュハーブなどの香りが混ざり複雑さを感じ
させます。
ジューシーな果実感とそれに似た甘みがあり、中心をスッと抜けていくように酸が感じられます。芳醇な香り
の割にミディアムなタッチで円みがあり、喉へ流れるまで
滑らかな印象で、黒葡萄の果皮のようなタンニンがやや残ります。カベルネ・ソーヴィニョンらしい小気味良
い青いニュアンスがボリューム感を整え、完熟した
果実の風味に爽やかなアクセントを与えています。カベルネ・ソーヴィニョンというセパージュの良いところ
を存分に感じられる仕上がりです。
*ラ・グリオット(2000年から2010年までセバスチャン・デルヴューとパトリック・デプラが2人で醸造を行
っていたドメーヌです)
<キャロリーヌ2009年>【2013年4月入荷】
約4年半ほど前に一度販売したアイテムで、当時は果実味よりもシャープな酸が先行している印象がありまし
た。長い年月寝かせることにより果実味と
酸は調和がとれ、より深みの増した味わいへと変化しております。
ウィスキーのような琥珀色で紅茶の茶葉のような澱が多く沈殿しています。やや酸化的なニュアンスで杏や梅
酒の梅のような果実の風味は芳醇さを感じさせ、
それに似た酸はしっかりとしながらも角がなく、干した杏のような仄かな甘みが感じられます。上質な梅酒や
僅かに残るカラメルのようなビターな風味が
コクと奥深さ感じさせ、引き込まれるような印象を受けます。樹齢100年を超える葡萄だからこその深みや複
雑さを感じて頂けると思います。
以下キャロリーヌ2013年ご紹介文
パトリック・デプラ
キャロリーヌ2013年白です!
グリオットから続くロワールのヴァンナチュール
それぞれ独立して自身のワイン造りながらも
その目指すべき道は不変
そんなパトリック・デプラから
新着三種類ご紹介となります。
今回のご紹介のワインは
●ヴァン・イ・トゥルヌ2014年
ガメイ、グロロー、ピノドニスで造られる赤
<ヴォン・イ・トゥルヌ2014年>
グリオット時代はプティット・ガトリーの名でリリースされていました。エチケットにはワイン名が記載
されておりません。代わりにエチケットの左下に「VYT14」とだけ記されています。ヴォン・イ・トゥルヌに
は、
「風向きが変わる」といった意味があります。ナチュラルなワインはフランスでも長い間にわたり異端児とし
て扱われ、
時には蔑まれもしました。長く苦しい時期を経て、ようやくフランスや日本はもちろん北欧諸国、アメリカや
カナダでも
認知されて来ました。この流れがこれからも変わらぬことを願って付けた名前です。
*2016年3月入荷。中程度の赤色で、グレナデンや熟した赤い果実などの香りや甘みがあり、口に含んだ瞬間
にとても
ジューシーで何も考えずに素直に美味しさを体で感じられる味わいです。ガメイからのグレナデンのような果
実味や
水々しくチャーミングな果実味のグロロー、スパイシーさや骨格を与える酸を持つピノドニスなど葡萄品種そ
れぞれの
良さが上手く調和した印象を受けました。軽いアタックですがしっかりと味わいを感じさせながら喉へと流れ
ていきます。
葡萄をギュッと搾ったような果実味が豊富でほどよい甘さと酸が柔らかく感じられ、タンニンは細かくスムー
ズな飲み心地です。
開いてくると赤い果実の風味に加え黒系果実も顔を出し凝縮感も増してきます。余韻には白胡椒の様なスパイ
ス感も爽やかさを
感じさせ、これからの季節少し冷やして楽しむにもお勧め出来るスタイルです。
次に
●フラー2014年白
ソーヴィニヨンブラン、シャルドネ、シュナンブランで造られる白
<フラー2014年>
グリオット時代のソーヴァジョンヌに相当します。エチケットにはワイン魅船吋奪箸砲魯錺ぅ麑召・Ⅵ椶気譴討、蠅泙擦鵝・・w)代わりにエチケットの右下に「FL14」とだけ記されています。
2012年ヴィンテージは「デュムナック」の名前で販売致しましたが、2013年より変更となりました。
2014年7月の訪問時に、フラーと言うキュヴェがあると聞いたのですがどんなワインですか?と尋ねたとこ
ろ、
「あぁ~、デュムナックの事だよ!友達に飲ませたら花のような香りがするねと言ってくれから、フラーに
変えちゃったんだよ」と笑顔で話してくれました。
*2016年3月入荷。グレープフルーツジュースの様な中程度の黄色でやや濁りが見られます。コルクを抜くと
瓶口までシュワシュワと上がるガスが見られます。入荷当初の試飲会では抜栓時少し還元的な印象がありまし
たが、 ・し
たが、
現在は気になるほどの還元ではなくスワリングすると抜ける程度です。細かく舌を刺激するガスがフレッシュ
さを
感じさせます。グレープフルーツやスモモ、黄色いプラムの様な香りに白い花やフレッシュハーブなどの爽快
さが
混ざり合い、開いてくると果実味がどんどん溢れてきます。15日程度のマセラシオンをしていることでややタ
ンニンを
感じますので、若々しい印象にスパイスを与えるようにワインに骨格を感じさせます。ほど良く感じられる果
実由来の
甘みと酸があり、ついついもう1杯と手が伸びてしまう魅力的なワインです。
そして最後に
●キャロリーヌ2013年白です!
こちらはシュナンブラン100%で造られる白
今回三種の中でこのキャロリーヌだけテイスティングいたしました。
今までもヴァン・イ・トゥルヌやフラーはお取扱いありましたが
キャロリーヌは初めての入荷
まずこのエチケットにやられますね
女性描写したエチケットですが
いやらしさは微塵もなく芸術的なセンスのあるもの
なんか引き寄せられる魅力がございます。
早速抜栓でグラスに注ぐと
色はけっこう濃いめでマーマレードのようなでも濃密でも
健全でもこの色は二日目になると
というか開けたてからどんどん褐色帯びていきます。
二日目では完全に酸化した状態へと変化していきますが
実はこれはこれで個人的には好きなんです
開けたての段階では
シュナン系熟リンゴの丸みボリューム感ある果実味楽しめます。
生っぽさがあるワインなんですが
すごく生きた感
それは微生物の世界のミクロの世界で
生きていると感じるようなそんな不思議な世界あるワイン
開けたてからの変化も早いというか常に流動的なワインとも感じます。
一杯ごとに感じ方も違うし
始めは少しワインとしてのまとまりまだかな~くらいだったのが
よりふくらみ出て酸が少し前に出ていたものがバランス良くなり
旨味もどんどん下に下に落ち着きトロンとしたワインとなっていき
複雑性も増していきながらワインとして安定感でてくる
二日目はすでに落ち着きいくとこまで行ってしまいそこからの変化は
そんなにないのですがオレンジワイン的な酸化のニュアンスに支配されていながらも
シュナンのエキスの濃さはしっかりとあると
最後の最後の一杯はグラスの中にオリがたっぷりですが
そのオリをどかしながら残す少しの液体を飲みきる最後の最後が
また美味でございます。
そんなに変な感覚は持ち合わせていないと存じますが
どうでしょうか?
一緒のこんなワイン楽しんでみたいと思いませんか?
以下インポーター様情報
<キャロリーヌ2013年>
エチケットにワイン名の記載がございますが、ヴィンテージ表記は左下に「CA13」と記されています。
岩盤の上に30cm程の表土に覆われている畑で、水分や栄養素が豊富にあることから、甘口用のブドウの収穫に
も向いています。
大粒のものは9月頃に収穫し辛口へ、小粒のものは収穫を遅らせ甘口となります。また、樹齢が100年を超える
為、辛口に仕上げても
ふくよかな味わいになる傾向にあります。
*2014年12月に入荷し1年6ヶ月間倉庫で休ませてのリリースとなります。2015年2月の試飲会時の際は、揮
発酸がだいぶ高く
キャロリーヌ特有の円みのある果実味を感じることが出来ず、非常に残念に思った記憶があります。その後数
ヶ月おきに何度も試飲を
重ね確認を続けてきました。現在は円みのある果実味が前に出て芯のある酸とのバランスが整い、キャロリー
ヌをイメージできる味わいに
変化しております。
やや濁りのある中程度の黄色で、入荷時に比べ少し色合いが濃くなった印象を受けます。以前は揮発酸の高さ
が先行しておりましたが、
控えめだった洋梨や桃、白いメロンやマンゴー等甘く熟した果実の香りが感じられるようになり、早生みかん
のような溌剌とした酸と
僅かに感じられるタンニンとの全体のバランスが整い、味わい深さが感じられるようになりました。それと同時に果実も黄色いプラムのようなニュアンス等も混ざり合い、より様々な果実の風味が豊か
に感じられます。2日目には
揮発酸はやや高く感じられますが、入荷時とは違い果実味がそれを上回ることで酸の高さを気にすることなく
変化を楽しめます。
以下2013年ご紹介文
パトリック・デプラ
フラー白2013年です!
2010年に解散となったドメーヌ・グリオット
グリオットでワイン造りしていた二人
セバスチャン・デルヴューそしてパトリック・デプラ
それぞれが自身のドメーヌを興し
それぞれのワインを生み出しております。
グリオットを解散するにあたっても
関係が悪くなったとかではなく
需要の増大それに応えるべく規模が大きくなることで
本当に造りたいワインから離れてしまうことを危惧し
解散したというから
筋金入りのヴィニュロンなんでしょうね
そんなお二人のワイン
今回ご紹介となります。
生産量も少なく飲めるワインも限られてしまうのですが
今回ご紹介のワインは
レ・ヴィーニュ・ド・ババス(セバスチャン・デルヴュー)
ロック・キャブ2013年
ロック・キャブ2014年
グロルン・ロール2014年
ブリュタル白2013年
パトリック・デプラ
フラー白2013年
ヴァン・イ・トゥルヌ2011年
以上5種類となります。
どれも限られた数量となります。
その中で今回テイスティングは
レ・ヴィーニュ・ド・ババス(セバスチャン・デルヴュー)
ロック・キャブ2013年です。
グリオット時代の最後のワイン
プティット・ガトリー2010年リリース直後はなかなかに気難しいワインだったプティット・ガトリー
でも数年の時を経て真に向かうワイン
本当にナチュラルに造られたワイン人間の介入が最小限のワインは
時間とともに伝えたい魅力に満ちたワインへと進んでいくのですね
そんな不思議な体験をしたワインでもありました。
その先にある
それぞれの造り手のワイン
そのロック・キャブ2013年
マセラシオン・カルボニックで造られるワイン
その魅力あるワインで
紫、赤、橙もあるような色で
薄にごり!
カベルネフランの個性でた茎とか青さ全くないわけではないのですが
それが美味しさの一つの要素としてあるんです。
普通はマイナスとして取られそうですが
このマセラシオンカルボニックでややぴちぴちとしたガス感
フレッシュで軽快なワインにちょうど良いスパイスとなり
メントールなスッキリとした印象とジワジワ染みるなんか杏系の熟なニュアンスと
なんかオリエンタルな雰囲気ももつワイン
スカッとしたところと染みわたる旨味
出し系の美味しさ
ピチピチとした中に甘~い果実感もチャーミングで
ほろ苦な大人の締まりもあるワイン
なんて魅力的なワイン!と感じるものでこの軽やかさと旨味の出方
ドストライクなワインですね
しかも全然難しくない素直に感じていただけるキャラクターあるワインであります。
2013年ロック・キャブはアルコール11,5%
2014年は12,5%あるようでそのへんのビンテージの違いも楽しみですね
以下インポーター様情報
レ・ヴィーニュ・ド・ババス(セバスチャン・デルヴュー)
●ロック・キャブ2013年
<ロック・キャブ/レ・ヴィーニュ・ド・ババス>
ややオレンジがかった濁りのある薄い赤色で、苺のコンフィチュールを想わせる甘みのある香りで、
ベジェテルと言われる様な青い印象は無く、ハーブや白胡椒などのスパイスの風味が混ざり合い
軽快さが感じられます。アタックに仄かな果実の甘みとハーブの香りが一体化し、酸は穏やかで
甘みとのバランスが良く軽やかに流れるように喉を通ります。ギュッと搾ったジュースのような
果実味の後、旨味たっぷりなだし系のニュアンスが余韻に長く続きます。
口にする度に香り味わい共に深みが増し、ついつい飲み進めてしまう1本です。
●ロック・キャブ2014年
<ロック・キャブ>葡萄品種 カベルネフラン
やや黒みがかった中程度の赤色で、赤や黒系の完熟した果実が混ざり合うような風味に、紅茶やタバコ等のド
ライハーブ、
時折青みがかった香りも感じさせ複雑な香りがします。口当たりは軽やかで柔らかな甘さに穏やかな酸と繊細
なタンニンバランスが良く、
充分に果実味を感じさせた後、余韻にはハーブやジンジャーの様なスパイシーな風味が残ります。
2013年のチャーミングな印象より味わい深く落ち着いたスタイルで旨味が充分に感じられます。また、グロル
ン・ロールは
軽快でカジュアルなタイプですが、ロック・キャブはより複雑で奥行きのある味わいとなっています。ポテン
シャルが非常に
高いので、今後熟成と共に更なる広がりをみせてくれると思います。
●グロルン・ロール2014年
<グロルン・ロール>葡萄品種 グロロー
ブドウを搾ったばかりのようなやや濁りのある紫がかった赤色で、グラスに注ぎながらも広がりが感じられる
ほど
芳しい香りが漂います。完熟したブドウらしい甘味のある香りにフレッシュハーブなどの爽やかなニュアンス
が
混ざり合います。グロローと言えど決して軽すぎる印象ではなく、エキス分がしっかりとしています。2013年
ヴィンテージは軽快で赤い果実のようなみずみずしい印象でしたが、それに比べて凝縮感のあるスタイルにな
っています。
抜栓2日目以降には微かに豆のニュアンスがみられますが、たっぷりとした果実味が上回り嫌な印象は感じられ
ません。
今飲んでもキャッチーで素直に美味しさを感じて頂けますが、今後の変化も充分に期待できる味わいです。
●ブリュタル白2013年
<ブリュタル>王冠使用 葡萄品種 シュナンブラン
やや濁りのある濃い目の黄色で、細やかな泡立ちのペティアンナチュラルです。香りは火を入れたりんごを想
わせる
芳醇な印象ですが、味わいは甘さは控えめでフレッシュなりんごをかじったような果実感や酸を感じさせま
す。
舌を刺激するピリピリとした泡立ちが軽快で、果実味の広がりを上手く酸と泡が調和させ、芳醇な果実の香り
とビターな風味を
余韻へと繋げてくれます。2日目には泡立ちはあまり感じられなくなりますが、黄色いプラムの様なニュアンス
がみられ甘酸っぱさと
シュナン・ブランらしい豊かな味わいのスティルワインとして充分にご使用頂けます。
パトリック・デプラ
●フラー白2013年 葡萄品種 (ソーヴィニョン・ブラン、シュナン・ブラン、シャルドネ)
<フラー/パトリック・デプラ>
グリオット時代のソーヴァジョンヌに相当します。エチケットにはワイン名が記載されておりません。
代わりにラベルの端に「D13」とだけ記されています。
2012年ヴィンテージは「デュムナック」の名前で販売致しましたが、今回より変更となりました。
2014年7月の訪問時に、フラーと言うキュヴェがあると聞いたのですがどんなワインですか?と
尋ねたところ、「あぁ~、デュムナックの事だよ!友達に飲ませたら花のような香りがするねと
言ってくれから、フラーに変えちゃったんだよ」と笑顔で話してくれました。
濁りのある濃い目の黄色で、完熟した黄色いプラムや黄桃、白い花、ドライフルーツのグレープフルーツな
どに
ややフレッシュハーブの様な爽快さが加わり、香りの印象だけでも完熟した葡萄だと感じさせてくれます。
15日間マセラシオンをした事により程よくタンニンも感じられ、骨格もしっかりしています。
たっぷりとした果実の風味が広がり、香りの印象より甘さは控えめで、グレープフルーツの様なフルーティ
な酸と
仄かな苦みの爽やかなニュアンスが長く余韻に続き、厚みのあるボディを重たくならないようにしてくれて
います。
●ヴァン・イ・トゥルヌ2011年
<ヴォン・イ・トゥルヌ/パトリック・デプラ> 葡萄品種 (ガメイ、ピノ・ドニス、グロロー)
グリオット時代はプティット・ガトリーの名でリリースされていました。エチケットにはワイン名が記載
されておりません。代わりにラベルの端に「VY11」とだけ記されています。ヴォン・イ・トゥルヌには、
「風向きが変わる」といった意味があります。ナチュラルなワインはフランスでも長い間にわたり異端児
として扱われ、時には蔑まれもしました。長く苦しい時期を経て、ようやくフランスや日本はもちろん
北欧諸国、アメリカやカナダでも認知されて来ました。この流れがこれからも変わらぬことを願って付けた
名前です。
約1年前にリリース致しました2011年ヴィンテージの再入荷となります。味わいは以前に比べ熟成が進み
色味は少しオレンジがかった赤みある軽やかな色合に変化しています。グレナデンの様な赤い果実の風味に
ドライハーブや土っぽさ、酸を感じさせる香りがします。軽やかな優しい口当たりで甘さは控えめです。
穏やかな果実味にしっかりとした酸がのり、ドライで細かなタンニンが軽やかさを引き締めています。
あまり冷やさず常温に近い温度帯が果実味や旨味を感じ、より一層味わいを楽しむことが出来ます。
2010年に解散したグリオットの生産者2人です。成長著しい彼らの会社は、やがては税金対策のため設備投資を増やすことになり、その設備を稼働させるためにブドウを他からも購入し、自分たちがコントロールできる範囲を超えて不本意な手順でワインを造ることになるかも知れないと判断し惜しまれつつも解散となりました。それぞれ別の蔵元を立ち上げ小さなドメーヌとして再出発しましたが、二人の関係は今も全く変わっておりません。
レ・ヴィーニュ・ド・ババス(セバスチャン・デルヴュー)
18歳からブドウ畑で働きながら栽培の学校に入学、2年間在学した後に普通のワイナリーに就職しました。そこで栽培と醸造の責任者を3年間務めました。その当時にマルクアンジェリと出会い、ブドウの栽培とワイン造りに関して大きく影響を受け、彼のようなワインを造りたいといった気持ちを抑え切れず退職、自身のワイナリーを立ち上げる準備を始めました。
パトリック・デプラ
ロの写真家として働きながら(さすがに元プロカメラマンらしい見事な写真を撮ります。)同時に99年までワイナリーで働き栽培と醸造を学んだ経験があります。そして、その後の3年はロワール大手のネゴシアンにて、近代醸造の全てを習得しました。この時代に除草剤や化学肥料を使わない栽培と自然で自由なワイン造りに取り組む生産者たちと出会い、97年に0.5haの畑を購入、当時勤務していた会社のワインとは180度異なるワイン造りに取りかかりました。販売目的としてではなく自分や友人たちが飲むためのものではありましたが、出発点となる初めてのナチュラルワインです。
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