ドメーヌ・ベルトー・ジェルベ　ヴォーヌロマネ2018年　750ＭＬ

8,643円(税786円)

定価 11,000円(税1,000円)

在庫状況 3本

購入数

本

ドメーヌ・ベルトー・ジェルベ
ヴォーヌロマネ2018年です！！！

注目度高いブルゴーニュ
当店も数年前から注目しておりますが
昨年2017年では驚きとなったワイン群でありました。
なんというかもともとアメリー・ベルトーの女性醸造家としての
しなやかさ美しさ芯の強さなどあるワインが
なんというかワインから発せられる幸福感
公私ともに充実しているのか
なんかそんな幸せな魅力がワインから伝わる充実感が伝わる
そんな気がしてなりません。
人生誰もが山あり谷ありその中で様々なものを得て糧にして
生きていくわけですが
その中でも充実している今それが感じられるような気がいたします。
もちろんこれが頂点では全然なくて
年数重ねていく中で
さらにその先の良質なものを追求していくことで
やっと少しずつ見えてくるものを
目指していくと思われます。

そんなベルトー・ジェルベの2018年ですが
まず先にお伝えなのが
ブルゴーニュ2018年
いくつかの生産者飲んで感じるのが
その過熟気味な果実味
甘さ、ボリューム感ですねリアルワインガイド様でも
2018年ジューシーさが無ければブルゴーニュと呼べないくらいといった感じの
評価もあるくらいです。
そして2018年はこれだけ果実味のボリューム感などあるのに
甘さなど感じるのに酸がしっかりと出ているのが救いなのかと
よって甘さ感じてもバランスを保ち長期熟成に耐えうるワインになっているともいわれております。
あとは造り手しだいになるわけですが
ベルトー・ジェルベ2018年
最終的に
3本飲みました。
今注目度高いワインゆえに割り当てでしか入荷となりませんが
どうみても良い仕上がりの年は
早めに納得するところですが
そのへんをしっかりと見極めたいそれだけ大事な造り手に私の中でもなってきている
証でもあるのかと思います。

まずは飲んだワイン
先に飲んだのは
○フィサン　レ・クロ2018年です。
この段階で
この黒さ凝縮度
昨年飲んだフィサンからすると一気に段階上がるなと感じましたが
実際はビンテージの違いによるものが大きく
それはフィサン2018年飲んでわかったことです。
グラスに注ぐと赤紫テリ輝き素晴らしく香りは甘黒
なめし革もあるうような熟度の高さそれでいてダークさじゃなく
明るくそして妖艶さを纏う
集中力の高さ上質さ秀でるワイン
甘味、コク、黒系下位ｚつ
厚み2018年らしくさらに弾力感ある肉のある液体
テクスチュアのきめの細かさそして精密さ
このへんにもワインの質の高さ感じますが
じょじょにロースト香も品よく飲んでいて感じる上質感
どこかに男性的なフィサンありそうでそれがものの見事に
女性らしい柔らかさにまとまっている
素晴らしいワインですね

次は
○フィサン2018年
このワイン今回飲まない予定が
やはりレ・クロ飲んでそのへんの対比もしたく追加で飲んだワイン
赤紫の中庸で少し濃度感もある液体
若さも生き生きと感じる
果実のジャミーさも上質な中に
何よりそれぞれの表現に細やかで正確性あるワイン
ベルトー・ジェルベらしいのですが
それゆえにジャミーさと感じる甘味も品よくまとまってしまうのですね
さらにレ・クロではその熱量にマスキングされていた冷涼感なども
こちらフィサンでは逆に少し甘黒が抑え気味ゆえに
感じられるよりドライでブルゴーニュらしさも感じる
その分力強さや全体の大きさは控えめながら
ふっくらとした甘いベリー系が心地よく感じられるフィサン
十分に良い仕上がり完成度も高いワインだと思います。

そして最後にもう飲まない予定が
気になりダメ押しで飲んだワイン
○ヴォーヌロマネ2018年
ジュヴレとヴォーヌロマネそれぞれ少量ずつの入荷ですが
2017年はジュヴレ飲んだので
今回はヴォーヌロマネいただきました。
このワイン飲んで
頭の片隅にあった
2018年ベルトー・ジェルベ
やや果実味過多なところもあるかなとでもバランスもあるし
この先どうなるのかやや不確定要素もあり
その中でこのヴォーヌロマネ飲んで
やはり素晴らしいと確定できたワイン
グラスに注いだ液体は赤黒さそこに艶が素晴らしくテリとともに
またそこに加わる魔法のような妖艶さ
たまにありますよね
なんか私は男性なのでクラッとくる瞬間その感じ
何がどうでとかじゃなく
なんか魅せられる瞬間のようなその雰囲気を持つワインですね
黒系もバラが混じり一段階上がった表現力色気
香りには他のワインであった甘黒さだけじゃなくシュールさを纏い
少し閉じ気味ながらも
重心は低く重みじゃなく下から上へと広がり解放されていくような
幅の広い表現も今後出てくると予想されるワイン
上質さや表現の毛並がやはり変わるヴォーヌロマネ
そこにはベルトー・ジェルベの力量が2018年のこのやや強く大きめな年にも
確実に表現されているそう感じました。

その他のワインですが
○フィサン　レ・クレイ2018年
レ・クレイということで石灰質土壌から生まれるフィサン
レ・クロがより高樹齢で樽熟成も長いワインでその黒々とした筋肉質なワインにくらべ
よりミネラル感もこの2018年でも奥には確実にあると思われるワイン
そのへんもぜひとも少し寝かせて楽しみたいワインですね

○ジュヴレシャンベルタン2018年
昨年飲んだジュヴレシャンベルタンですが
2017年はよりブルゴーニュらしく陰陽のバランスも素晴らしいビンテージでしたが
その中でも男性的な表現もあるジュヴレ
全体を見るとやはりベルトー・ジェルベのワイン女性的なまろやかさや優しさがありますが
男性的な面、女性的な面両方感じるワインでありました。
果実味の力やコクより増した2018年となれば
リアルワインガイド様での評価あるように
力強さ骨格の確かさそこに優しさも加わるワイン
こちらも個人的には少し寝かせて飲みたいワインですね

○ブルゴーニュ・ルージュ　レ・プリエール2018年
今回こちら飲んでおりませんが
2017年では飲んでその時の感じは広域ワインらしい
いい意味での親しみやすさ緊張感よりもゆったりと楽しめる果実味
ピュア感もありほどよい肉も感じるワインでしたが
2018年リアルワインガイド様の評価でも
2018年でありながら伝わる透明感や美しさあり
ジューシーでエレガントとのこと
ヴィンテージの良さが上手くワインにも伝わる仕上がりになっているようです。

以下2017年ご紹介文
ドメーヌ・ベルトー・ジェルベ
フィサン2017年です！！！

今話題の造り手
ベルトー・ジェルベです。
ちょっと興奮してしまうワイン群ですが
ただ当店正直ちょっと乗り遅れておりました。
すでに注目されており
初リリースの段階で
桃の綿菓子のような軽快な果実感持つ新世代ブルゴーニュ！
アメリーベルトーの手掛けるブルゴーニュ！
として注目
ヴォーヌロマネの名門フランソワ・ジェルベの娘さんという
血統もありますし
今大注目のニコラ・フォール
良いお付き合いしているとかで
聞こえてくる情報としては
ニコラ・フォールがベルトー・ジェルベのワイン造りにも参画しているとか
中心でやっているとの話もあるようで
現在ニコラ・フォールのワインは本当に品薄
そして自然派ブルゴーニュの中でも
まさに新世代の旗手
プリューレ・ロックが手に入らないならこちらがあるじゃない！とまで言われる造り手
ただそのニコラ・フォールももうほぼほぼ入らなくなってきた
そんな存在となっておりますが
そんな関係性がさらに
ベルトー・ジェルベのワインを押し上げる要因となっているのかと思います。

そして巷ではすでに話題となり高い評価となっているワインですが
正直乗り遅れた感ある当店
今回2017年ビンテージ
オファーいただきましたのでお取扱いしてみよう！となりました。
すでに2014年や2015年飲んで
そのセンスの素晴らしさ感じておりましたが
今回2017年飲んで
改めて素晴らしさに触れることとなりました。

まずは
○ブルゴーニュ・ルージュ　レ・プリエール2017年です。
グラスに注ぐと
赤黒さありクリアーな色調
クッキリとした色調よりは
この赤と黒が混じりあるグラデーションそこに
独特の雰囲気醸しだされる感あり
フランボワーズなどもより生の木苺感リアルな果実が迫るもの
ロースト香なども絶妙なバランス
上品で柔らか
この果実味のソフト感やはり磨きこまれたようなクリスタル感も加わる
赤系中心でも2017年らしい全体の大きさとかじゃなく
コアの充実さそして奥深さも感じるそんなワインでもあります。
バランス感も良いのですがさらに奥を感じると
それらが細かく造られてそれらが組み合わさりこのワインを形成しているような
そうとらえられるワイン
まだリリース直後で要素もぼんやりとするところありますが
これからさらに落ち着き集中力増してクリッとした表情などもでて
表現も明確に感じられるワインへと成長していくそんな気がいたします。
低位のブルゴーニュ・ルージュですが
のっけから上品さなど注目されるワインとして格なども加わりつつあるそんなワインではと
思います。

次は
○ブルゴーニュ　オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ2017年
フランソワ・ジェルベより相続した畑のワイン
2015年飲んでおりますが
2013年、2014年とその先ステップアップし
2015年果実味多めの年ながらその繊細さ
ベリー系の甘みも飴細工のような繊細で上品そしてクリアーな表現あるワインでした。
様々なところで品のあるワインでもあり
若々しさももちろんですがワインに勢いのあるワイン
これからの明るい未来も感じるようなワインでした。
その後2016年そして今回の2017年
今回は飲んでおりませんが
標高の高いオート・コート持ち前の繊細さに
今回2017年もそのへんの魅力しっかりとでたワインで
スパイシー感
赤系果実味柔らかく楽しめるワイン食事との相性も良いとなっているとのことで
楽しみなワインです。

次は
○フィサン2017年
このワイン正直ちょっと驚きました。
本数も少ないベルトー・ジェルベのワイン
急ぎ追加お願いしたワインそれだけに私にズドンとはまったワインです。
その様子ですが
グラスに注いだ液体は赤黒さありクリアーこのへんは変わらずとも
なんというか色の淡い部分あったり黒い引き込まれるような魅力的なところもあり
その液体からすでに違いを発している感ありました。
香りもこの柔らかさ色と同じように
香りにもじょじょに変化ありグラデーションのように広がるもの
正直なによりこのフィサン
フィサンへのイメージがかわるもの
ジュヴレのような男性的だったりやや固めのイメージ持っていたフィサンなのですが
造り手がかわるとこんなにもかわるかと思うもの
特にこのワインに特別感をいだいたのは
ベルトー・ジェルベもともとフィサンが本拠ということで
フィサンのキュヴェとしても
通常のフィサン
そしてフィサン　レ・クロ
フィサン　レ・クレイとあるようで
フィサンに対しての特別な想いもあるのではと思います。
だからなのか
このワイン雰囲気がそして集中力の違いを感じるワイン
かといってテンションの高い強いものではなく
フィサンでありながら絹のように柔らかく繊細な旨味
若いワインとかなんというか無理につくりこんだワインなど
カクカクしている
エッジが効いているというよりは表現に繋がりが無いワイン
少なくないです。
ただこのフィサンには緩やかに繊細に始まり
色、香り、味わいどこでもグッと力の入るところあると思えば
じょじょに抜け次の変化へと繋がる表現の淡い部分繋がりの部分が
上手い！
このへんは出そうと思っても簡単に出るものではないのではと感じます。
センスの良さと一言でいえばそうなのかもしれませんが
生まれや経験、人とのつながりサポートしてくれる人たちなどなどいろいろあり
仕上がるものなのかなと
この一体感飲んでフワッと違う世界見せる感じとか
その先その先を期待させるワイン
細かい表現については紹介しておりませんが
この魅力あるワインは
他のキュヴェこっちではどんな表現しているのだろうとこれまた繋がってしまうワインなのです。

なので
今回もブルゴーニュ・ルージュ　プリエール飲んで
フィサン飲んで終了の予定が
ジュヴレシャンベルタンまでも手を出すこととなりました。

ベルトー・ジェルベのフィサンぜひ
一度試していただきたいワインです！！！

次はそのフィサンのさらに上になるのが
○フィサン　レ・クレイ2017年
クレイということで土壌にも石灰が露出している土壌とのことで
さらなるミネラル感石灰系のものが支えとなりより美しさ
繊細な中に骨格も感じるワインとなっているのではと思います。
少量入荷ワイン

○フィサン　レ・クロ2017年
フィサンでも区画名入りのレ・クロ
クロというくらいですので石が関係していると思いますが
その土壌の良さもありながら
さらに古樹60年とか90年とかのかなりの古樹が植わる畑
一級ものに匹敵するポテンシャル有するフィサン
これは一度試してみたい気がいたしますが
今回飲んだフィサンさらに雄大な世界広がるワインではと想像いたします。

次は
○ジュヴレシャンベルタン2017年
フィサン飲んでさらに飲みたくなり
今回おわけいただいた
ジュヴレシャンベルタンとヴォーヌロマネ
どちらにするか迷いに迷って
今回はジュヴレシャンベルタンとなりました。
ベルトー・ジェルベ
ヴォーヌロマネに関しては甘美な世界さらに極まりしもの
間違いないと思い
ジュヴレシャンベルタンでベルトー・ジェルベはどう表現するのか
それに興味ひかれ
テイスティングです。
色調の赤黒さなどはそこまで大きな違いなくとも
黒さなんとも色香ある感じ増しております。
香りはいきなり広がるボリューム感妖艶さを持ちつつ
深み漆黒へと
黒メインでもやはりベルトー・ジェルベらしい柔軟性あり
ふっくらとした柔らかさ
ダンディさありながらも美しく均整のとれた肉体
細部はしっかりと緻密に造られており
その中に男性的な表現が奥からにじみ出る
ドライな黒果実そしてじょじょに焦がしたニュアンスや鉄分のような感じも
美しくワイルドさも出てくる
でもベルトー・ジェルベのワインに対してワイルドという言葉はちょっと違うかなとも思い
考えるもなかなか出てこない
そこからさらに大きくふくらむかというとそこまでではないようですが
さらに先のキュヴェなどへの期待も持たせる仕上がりのワインです。

最後は
○ヴォーヌロマネ2017年
1級畑Clos des Reasから地続きのLes ReasとLa Riviereの２区画　　樹齢：平均50年
とのことで
村名格ヴォーヌロマネであっても
あの銘醸畑クロ・デ・レアとの地続きのレ・レア
そして
ラ・リヴィエールの二区画からなるヴォーヌロマネ
そのポテンシャルある畑の葡萄を
アメリー・ベルトーさんが手をかけ
さらに2017年からのパートナー
ニコラ・フォールが参画したことで
もう期待しかないワイン

インポーター様情報で
栽培家として、パートナーとしてニコラ・フォールが参画した初めてのヴィンテージ
困難の多かった2016年に対してなのか、難しいことはなかったとアメリーは語っていましたが
苦労を感じさせない味筋ながらも、構成要素の強さは明らかに
葡萄本来のポテンシャルが栽培によって引き出されたというのもあるのでしょうか。
毎年、追いかけ続けている立場としてはまたひとつ新たなステップに立ったベルトーに
心躍っています。

とのこと
そうなんというか
この絶妙なバランス感覚
ベルトー・ジェルベのこのふんわりとした果実味繊細性
このへんの表現をいとも簡単にこなしている
そう思わせるワインで
2017年の公私ともに充実した状況でのワイン造りがあったのかなと思わせる内容となっております。

ぜひ・・・ぜひ一度試していただきたい
ワイン群です！！！

以下インポーター様情報
2017 Bourgogne Les Prielles　　
ブルゴーニュ　レ・プリエール　　　
葡萄：ピノ・ノワール　　　樹齢：1980年に植樹
畑・土壌：１ヘクタール、深い石灰岩、泥灰土。
AOCフィサンの境界線に位置する醸造：４日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。
１日に１～２度のルモンタージュ。発酵の最後のみピジャージュ。ポスト・マセラシオン（発酵後浸漬）5日間。
熟成：木樽でマロラクティック発酵。12カ月熟成。

一部の2017年ブルゴーニュで懸念される希薄さ、要素の弱さは全く感じられない。
抜栓直後から香りは全面的に出ています。
ベルトーらしい赤いチェリー系果実。
トップから柔らかく広がり、中心から追いかけるように熟した黒系イチゴの種子。
口に含むと、内部を構成する細く張り巡らされた骨格の細やかさに驚かされます。
タンニンがわずかに若さがあり、スケール以上に満たされた構成要素の多さ。
要素が馴染むまでに少し時間は欲しいですが、
余韻の香りの持続が長く、少しの熟成を経て果実の要素が乗ってくるのが楽しみです。

2017 Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Rouge　　
ブルゴーニュ　オート・コート・ド・ニュイ　ルージュ　　
葡萄：ピノ・ノワール　畑・土壌：1.6ヘクタール　
浅い表土、石灰岩・泥灰土　　樹齢：平均50年
特徴：2013年に母方フランソワ・ゲルベより相続。
1970年に植樹したニュイ・サン・ジョルジュ近郊の区画。
常に他の区画より15日ほど収穫が遅くなります。
醸造：４日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。
１日に１～２度のルモンタージュ。発酵の最後のみピジャージュ。ポスト・マセラシオン（発酵後浸漬）５日間。
熟成：木樽でマロラクティック発酵。12カ月熟成。新樽０％。

標高の高さから冷涼感があり、いつも収穫が最後になるオート=コート・ド・ニュイ
挽きたてのコショウに僅かに果梗に由来するクールなスパイス、
柔らかく霧散する赤系果実はベルトーらしい。
口に含んだ瞬間の果実の噛み応えはA.C.ブルゴーニュよりも明快で前面に感じます。
2017年のベルトーに共通する構成軸の細やかさ、伴う繊細な酸味の支えがあり、
標高の高いオート=コートならではの軽快なタンニン、程よいスパイスと果実の混ざりあう余韻。
タンニンが軽快で開放的なため、食事との相性の幅も広く、
2017年のベルトーのラインナップとしては早くから楽しめる。秋口の仕上がりが楽しみ。

2017 Fixin　フィサン　　　参考上代￥５，５００
葡萄：ピノ・ノワール　　畑・土壌：3.6ヘクタール　
Clos du Village、Fixey、Aux Prés、La Sorgentière４区画のアッサンブラージュ。
石灰岩、泥灰土　　樹齢：平均30～40年
醸造：４日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。
１日に１～２度のルモンタージュ。発酵の最後のみピジャージュ。ポスト・マセラシオン（発酵後浸漬）５日間。
熟成：木樽でマロラクティック発酵。12カ月熟成。新樽０％。

ユラユラと水に垂らした絵の具が広がるように
ベルトーの赤系果実はグラスから重力を感じない広がりを見せてくれます。
A.C.ブルゴーニュと同じベクトルの構成ながら内在する構成要素が多い。
現時点では中間の膨らみにまだ果実が追い付いていないですが明らかに潜在要素の質の高さが見える。
中心に引き込むような要素の魅力、香りだけが持続する余韻。
初期的な硬さがほぐれ、内向きのベクトルが反転した時の凄さが容易に想像できる。
安易な表現ですが、ジュヴレ=シャンベルタン的な構成の強さ、
市場価格を考えて本当にお買い得なワインだと思います。

Gevrey Chambertin
ヴィンテージ【2017】
ブドウ品種：ピノ・ノワール
畑・土壌：深い石灰岩、泥灰土
小石の多いLes Craisの区画とLa Burieの２区画　　樹齢：30～40年
醸造：４日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。１日に１～２度のルモンタージュ。発酵の最後のみピジャージュ。ポスト・マセラシオン（発酵後浸漬）7日間。
熟成：マロラクティック発酵後、15カ月樽熟成。（新樽30％）、濾過、清澄せず。

Vosne Romanee
ヴィンテージ【2017】
ブドウ品種：ピノ・ノワール
畑・土壌：粘土石灰質　1級畑Clos des Reasから地続きのLes ReasとLa Riviereの２区画　　樹齢：平均50年
醸造：４日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。１日に１～２度のルモンタージュ。発酵の最後のみピジャージュ。ポスト・マセラシオン（発酵後浸漬）7日間。
熟成：マロラクティック発酵後、15カ月樽熟成。（新樽30％）、濾過、清澄せず。

以下2015年ご紹介文
ドメーヌ・ベルトー・ジェルベ
ブルゴーニュ　オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ2015年です！

当店では2013年
なんだか話題の造り手しかも女性醸造家
現れた！とのことで
フィサン2013年お取扱いしましたが
ブルゴーニュワインって
なんというかまぁ他の地域もそうですが
当たり前のこと当たり前にやるだけではその先のステージに立つことは難しく
それまでの経験とか勉強したものとか
もちろんそれらも基礎的な部分で大切かと思いますが
それ以上にその造り手の感性とかセンス
そのへんに重要なファクターがあると感じます。

それではそのへんの感性やセンスってどこから？となると
やはりその人の人生なんではと
小さいころに食べてきたもの
ちゃんと食育をそんな豪華なものとか食べなくとも
ちゃんとした素材の味わいが生きた添加物や化学調味料の味わいではなく
育てられたかそのへんすごく大事ですし
食の部分だけじゃなく美しいものに対してちゃんと美しいと思える心
それも生きてきた環境や親から育てられた部分大きいのではと思います。
その人が美しいと感じることできる感性
それがしっかりとなければ
どこへ向かうか変わってきてしまいますもんね
そしてもう一つこれはなんとも難しい外的要因ともいえますが
家筋とか出会いとか
運命的なものあるのではと思います。
隣人に神様がいたとか
畑のロケーションや相続などなど
なんとなく悔しい部分もありますが
アメリー・ベルトーフィサンに現れた綺羅星の如き造り手として
でもヴォーヌロマネのフランソワ・ジェルベを母に持つことで
今後さらに上位の素晴らしい畑も手掛けることになる可能性も高いですし
先日知ったのですが
もう一人の今個人的にもっとも注目している
ニコラ・フォール
実はアメリー・ベルトーとお付き合いしているとか・・・・で
同じような感性持つのか魅かれあう部分あるのでしょうね
なんかそんなこんな聞くと納得ですが
そのへん聞くと運命的なもの感じますが
でもその運命だって自分で切り開いていけるものなんではないでしょうか
それが結果として今のアメリー・ベルトーのワインを生みだしている
さらに今後もっともっと注目されていく存在へと進んでいくと思われます。

今回当店でご紹介できるワインは
二つだけですが
ブルゴーニュ　オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ2015年
そして
ブルゴーニュ・セレクシオン2014年
です。

それぞれ少しずつとなりますが
オート・コート2015年飲みました。
2013年のフィサンでも感じたエレガントさもさらに増して
それよりもなんというか迷いが全く感じられないワイン
赤、紫薄クリアーで透明感ある液体はまったくのよどみなく突き進むワイン
香りはきた！
綿あめ、飴細工のようなベリー香
個人的にリンゴ飴を思い出しますが（乏しい表現で申し訳ありません）
ふんわりとドライなバニラ香も加わり
このクッキリ感、小気味よさ
完全醗酵的な極ドライ感ありながらドライなエキスのふんわり甘いニュアンス
オート・コートならではの冷涼感もあり
甘さほろ苦さエキス系のドライな液体は潔さというか
どこか無駄なものを一切排除しクリアーなピュアな果実味へと進んでいる
削ぎ落としゆく中にあるのかなと感じるところもあります。
その後鼻を抜ける戻り香がロースト香などアーモンド系のやや黒さも感じ
素晴らしいですね
2015年的な重さや肉は全くなく
一時期のラマルシュとかそんなのを思ってしまい
今後大注目していきたい造り手ですね

ブルゴーニュ・セレクシオン2014年は
フィサン村のＡＣブルゴーニュ区画のブドウ
その中で最上のものをセレクションして仕上げられたワインとのことで
こちらも楽しみです。

フィサンを代表する造り手として今後羽ばたいていくそんな
予感する造り手さんですね

以下インポーター様情報
2015 Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Rouge　　
ブルゴーニュ　オート・コート・ド・ニュイ　ルージュ　　　参考上代￥４，２００
葡萄：ピノ・ノワール　畑・土壌：1.6ヘクタール　浅い表土、石灰岩・泥灰土　　樹齢：平均40年
特徴：2013年に母方フランソワ・ゲルベより相続。1970年に植樹したニュイ・サン・ジョルジュ近郊の区画。常に他の区画より15日ほど収穫が遅くなります。
醸造：４日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。１日に１～２度のルモンタージュ、ピジャージュ。ポスト・マセラシオン（発酵後浸漬）５日間。
熟成：フードル（大樽）でマロラクティック発酵。フードルで10カ月熟成。新樽０％。

2014 Bourgogne Selection　　
ブルゴーニュ　セレクシオン　　　参考上代￥３，５００
フィサン村ACブルゴーニュ区画の中で最上の葡萄を選りすぐったセレクション・キュヴェとなります。
葡萄：ピノ・ノワール　　畑・土壌：１ha 深い石灰岩、泥灰土。AOCフィサンの境界線に位置する　　樹齢：1980年に植樹
醸造：４日間低温マセラシオン、天然酵母、コンクリートタンクでアルコール発酵。１日に１～２度のルモンタージュ、ピジャージュ。ポスト・マセラシオン（発酵後浸漬）５日間。
熟成：コンクリートタンクでマロラクティック発酵。12カ月樽熟成。（新樽なし）エルバージュ15カ月。

造り手情報
ヴォーヌ・ロマネ、シャンボール・ミュジニー…人気のアペラシオンは必ずキラ星のような造り手を擁しています。
傑出した造り手を持たないがゆえに、やや知名度に乏しかったフィサン村にアペラシオンを牽引するスターが誕生しました。
ドメーヌ・ベルトーはマルサネ村とジュヴレ・シャンベルタン村に挟まれたフィサン村を本拠地に７世代続くドメーヌです。
その歴史は19世紀の終わり、数ヘクタールのフィサンから始まりました。1974年、ヴァンサンとドゥニ兄弟がベルトーを相続し、フィサン、フィサン1級の畑を拡大していきました。
2013年、ヴォーヌ・ロマネ村のドメーヌ・フランソワ・ジェルベを母に持つアメリー・ベルトーがボルドー、ニュージーランドでの研修を終え、7代目当主に就任しました。
母方のドメーヌ・ジェルベから一部の畑を相続しベルトー・ジェルベ（Berthaut-Gerbet）名義としてドメーヌ・ベルトーのラインナップに加えました。
今日ではフィサンを中心にジュヴレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネなど全て合わせて13ヘクタールの畑を所有しています。生産するワインの90％は赤ワインですが、フィサンの一部の区画にシャルドネを植樹しています。

栽培：ブドウは、ビオロジックの考えに基づいた理性的な方法で栽培します。
テロワールを尊重した安定した土壌のもとで栽培されています。
殺虫剤の使用は制限を設け、土には、化学薬品を使っていません。除葉、グリーンハーヴェストによりブドウの成熟が最適になるように風通しを良くしています。

醸造：厳しい選果の後、最小限の手数でコンクリートタンクで発酵させます。
約5日間の低温マセラシオン。天然酵母で発酵。
１日２回のルモンタージュ、発酵の最終段階でピジャージュして優しく抽出。
約５日間のポスト・マセラシオン（発酵後浸漬）
ほぼ全てのワインは1,500～3,000リットルの大樽（フードル）でマロラクティック発酵。春に樽に移します。
新樽はほとんど使用せず、最大で24か月と比較的長い熟成期間を要します。

以下フィサン2013年ご紹介文
ドメーヌ・ベルトー
フィサン2013年です！

当店初の入荷となるベルトー
今回のワインもインポーターオルヴォー様一押しのブルゴーニュ
最近は新しい生産者のブルゴーニュ
あんまり増やしていない当店ですが
担当営業様の熱いプッシュで
お取扱いです。

今ブルゴーニュにも世代交代など
そして新しい生産者や後継者などが新しい風を吹き込んでいるようです。
ダヴィット・クロワやシルヴァン・パタイユ
バンジャマン・ルルーなど注目の生産者どんどん出てきておりますね
そんな中今回の
ドメーヌ・ベルトー

ここのそんな新世代ブルゴーニュの一つとしてかなり注目集めているようです。
フランス本国での情報インポーター様よりありましたので
ご紹介です。

BOURGOGNE AUJOUD’HUI N.125

Title: フレッシュで新しい風

アメリ・ベルトーはブルゴーニュの新しい世代を象徴する人物である。
海外での研修経験を積んだのち、３０年以上続く実家のドメーヌに戻り、指揮をとっている。
彼女はヴィニュロンとしての職を志したわけではなかった。
彼女は農学を専攻し、その選択科目の一つとして醸造学を選択したにすぎなかった。
しかし最終的に女性醸造家が指揮をとるバンドールのドメーヌで研修をしたことが、
彼女の中の稼働装置を作動するきっかけとなったのだった。
ボルドー大学でＤＮＯ（フランス国家認定ワイン醸造士・エノログ）を取得したのち、
カルフォルニアとニュージランドで研修経験を積み、２０１３年にフィサンに凱旋したのだった。
父であるドゥニ・ベルトーのそばで、彼女はコート・ド・ニュイで１３ヘクタールの畑を任された。

「私はあまり重すぎず、絹のようなストラクチャーのあるものを好みます。
でも勿論、本来の醸造法を失うことはしません。」

「２０１４年ヴィンテージは、全房発酵を１２～１５か月まで期間を短縮しました。」

大胆で好奇心旺盛なアメリは、２０１３年、フィサン・コンブ・ロワを一つの区画として独立させ、
彼女の《赤ちゃん》として新たに栽培・醸造をはじめました。
アメリはワインの海外輸出の発展にも耳を傾けます。
そしてさらに、小さな区画ごとに醸造するために醸造所を増築する計画も立てています。
（訳：オルヴォー星野）

ということで
今回のワインは帰ってきてすぐの2013年フィサン
2014年以降さらに期待が持てそうです。

今回2013年フィサンテイスティングいたしました。
その様子ですが
色はクリアーで赤中心ですがフィサンらしい黒っぽさも少々
軽やかな樽が漂いその中にロースト系の香り
果実味は現在赤中心でチェリッシュなふんわりこれがベルトーらしさにつながるようなニュアンス
そして液体の瑞々しさが素晴らしいです。
味わいもその延長線上にあり
透明感ありクリアーな果実味
少し高い位置での表現があり軽いだけではなく
皮と根などのほろ苦さも良いアクセントとなります。
2013年ということでやや固めなところもまだありますが
全体に広がるふんわり感そしてほろ苦さと同時に甘い果実感
バラ系のシュールな表現もいいですね
センスの良さ非常に感じるワイン
今後も期待大の生産者です！！！