ル・カゾ・デ・マイヨール　ブラン・デュ・カゾ2022年　750ＭＬ

6,646円(税604円)

定価 7,200円(税655円)

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購入数

ル・カゾ・デ・マイヨール
ブラン・デュ・カゾ2022年です！！！

※販売に際してのご注意
少量入荷のワインとなりますので
御一人様1本限りでお願いいたします。

偉大な造り手
そして
伝説的な造り手とも語り継がれる
アラン・カステックス
ここ数年でちょうどそういった世代の狭間なのか
大切な造り手がお亡くなりになる
それが続いているように思えます。
でも近年の自身の死生観の移り変わりからすると
やりきった造り手の一人だったのではと思います。
自身のドメーヌはしっかりと後を継いでくれる担い手に
繋がり
その後は別な場所で人生の最後を楽しむかのような
穏やかで滋味深いワイン造りにいそしみ逝かれたのではと
思います。

その後を引きついだ
ジョルディ・ペレス
そのワインも確実に果実味のパワフルなものから
エキスの高貴さを携える昇華されたような風合いのあるワインへと
進んでいるように思えます。
パートナーとの新たなシュッドウエストのワイン造りも
スタートし今後も楽しみなワインです。

今回到着は
ル・カゾ・デ・マイヨール
その上位ワインです。
以前は買いブドウで造るワインなど含め
価格もある程度手ごろなもの
でもその価格帯のワインでも
ジョルディ・ペレスのワイン
その味筋が生きるものそれも2015年に引き継いでから
着実に進化して自分のものにしてきている感あるワインでした。

そんな現在のジョルディ・ペレスの造る
ル・カゾ・デ・マイヨール
その旗艦となるワイン群です。
今回到着のワインは
4種類
どれもが一樽だけの生産量しかないワインゆえに
二番通り酒店様に届くワインも限られたもの
そして上位ワインに関しては
今後成長していくポテンシャルを大いに秘めたワイン
早めに飲んでしまうのはもったいないワインなのですが
その中から一種類だけいただきました。

○スーラ2021年です。
2015年以前飲んだ時もその圧倒的な存在感とともに
美しいと感じる塊のようなワイン
それがありましたが
今回スーラ2021年を飲んで
より緻密さそしてスケール感ありながら
無駄な表現が排除されながらも
懐の深い魅力あるワインそれを感じることができました。
グルナッシュ・ノワール60％
ムルヴェードル40％で造るワイン
グタタループという0,7haの区画に植えられた
古樹のグルナッシュ
もう一つはタイユロークの裏にあるバランドという0,5haの区画に植えられた
樹齢約25年のムルヴェードル
そのワインですが
グラスに注ぐと
赤紫そして漆黒も奥に携え静寂の中にある健全さと生命力
力を感じる液体
その流れからの黒リキュール感
熱量を迸りながらもしっかりとコントロールされた液体であり
穏やかに何か静けさあり
熱もじわりじわり伝わりながらしっとりとした湿度感ある液体
余計なものがないからこそのこのシュールさも生み出す
密度ありスッとなじむ中に液体からの情熱が伝わり
コクがしっかりとありながらもしなやかな動き
果実の熟な熱量ありながらも常に冷やかさも持ち合わせる
その中にあるミネラル
開けたては収斂味も感じますがそれがじょじょに一体感を増していき
真ん丸球体然とした方向へと進む
ピュアな果実味主体に現状では伝わりますが
奥に控える古樽からのスモーキーさなどこれもコンパクトながら
上品に時間の経過とともに舞台を大きなスケール感あるものに
そしてステレオ感あるワインへと演出していくようです。
内容しっかりと詰まるワインそしてリリースしたての
この段階でも
その先その先が気になるがゆえ
またこの濃度感存在感あるワインでも飲み進められてしまうのは
素晴らしいワインの証拠でもあるのかと
そして残念ながらやはり最後のグラス1杯が
一番美味しく感じてしまうということで
その先が無くなったワインのあとさらに長く続く先があるのかと
想像してしまいます。

以下インポーター様情報
Soulà 2021 [ nouveauté ]
スーラ
品種：グルナッシュ・ノワール60%、ムーヴェドル40%
Grattaloups"グラタループ"という0.7haある区画に植えられた古樹のグルナッシュ、2016年に購入したタイユロークの裏にある
Barlande"バランド"という0.5haある区画に植えられた樹齢約25歳のムーヴェドル。ともにシスト土壌。1/3全房、2/3除硬で12日
マセラシオン。古樽で1年熟成。瓶詰後さらに1年。過酷な環境、偉大な土地でつくられるワイン。ブルゴーニュの偉大な畑を思わせ
る複雑で力強いアロマ。液体の中で冷ややかで美しくも深淵なミネラルを湛えています。アランの時代からジョルディへと継承され
た偉大なキュヴェ。小さなカーヴでワインを寝かせるには場所をとってしまいますが、このキュヴェに関しては1年長くカーヴでの熟
成を経たいんだとジョルディ。いつも詩的な言葉でワインを語るジョルディ。知れば知るほどにラグビーで鍛えられた逞しい体とは対
照的な繊細な人柄を感じています。どんなに丁寧に畑仕事をしても厳しい収量の畑。この畑の持つ偉大なテロワールへのジョルディ
のアプローチの先に見える景色を見てみたいです。

その他のワインですが
今回赤三種類に白一種類
どれもが偉大なワインと呼べるレベルにあるのかと思いますが
価格もそれぞれ上位ワインのレベル
ただ昨今のすべてのワインの価格上昇
そして銘醸ワインなどのやや驚くような価格上昇考えれば
まだまだ良心的な価格に収まるワインだと感じます。
各ワインの詳細はお伝えできませんが
ぜひともどのワインもが
長い年月寝かせて育てて楽しんでいただきたいワインです。

○エル・ニーニョ2022年
El Niño 2022 [ nouveauté ]
エル・ニーニョ
品種：グルナッシュ・グリ、ムーヴェドル、シラー、カリニャン
Taillelauque"タイユローク"、La Goudy"ラ・ゴーディ"、Barlande"バランド"の3区画からグルナッシュ・グリとムーヴェドル、カリ
ニャン。Grattaloups"グラタループ"のシラー。ムーヴェドルとカリニャンを全房。グルナッシュ・グリとシラーを除硬。樹齢20～
100歳の様々な品種が混植されたシスト土壌。ステンレスタンクで7ヶ月熟成。2021年は収量に恵まれずムーヴェドル単体でつくり
男性形のEl Niñoが女性形のLa Ninaというキュヴェ名に置き変わりましたが2022年はEl Niñoに戻っています。しっとりと濃密な仕
上がりの2022年。8年目のミレジムですが今までで一番静けさを感じる液体。土を感じるタンニンと煮詰めたカシスソースのような
濃密な果実味が交わりあいます。冷涼さを感じる線の細いミネラルがその後に。アランの畑を引き継いで迷いや葛藤があったと思い
ますがジョルディ自身がこの畑と向き合い表現するワインとは...改めてジョルディの感性に向き合いたいです。

○ブラン・デュ・カゾ2022年
Blanc du Casot 2022 [ nouveauté ]
ブラン・デュ・カゾ
品種：グルナッシュ・グリ、グルナッシュ・ブラン90%、ヴェルメンティーノ、ヴィオニエ
海の近く1haあるTaillelauque"タイユローク"という急斜面の区画から収穫したブドウを主として、バニュルスのすべての区画から収
穫したグルナッシュ・グリとグルナッシュ・ブランを加えました。樹齢20～100歳の様々な品種が混植されたシスト土壌。暑い年が
続き醸造を再考する必要があるとジョルディが導いたのは数日の短いマセラシオン。4～5日のマセラシンがいいと考えたそうですが
2022年は暑い年でブドウの実からとれるジュースが少なく、2021年に引き続き2日と短いマセラシオンにしました。6ヶ月古樽熟
成。2022年は1樽のみの生産。偉大なテロワールを持つ畑でつくられる白ワイン。ジョルディの8年目のBlanc du Casot。初期の頃
に近いニュアンス。かりん、アプリコットに蜜のニュアンス。山菜のようなえぐみにも似た旨み感。きめ細かな塩気のあるミネラル
が続く余韻。

○ヴィ・スィ・ナム2022年
Vi Si Num 2022 [ nouveauté ]
ヴィ・スィ・ナム
品種：カリニャン・グリ,ブラン,ノワール、グルナッシュ・グリ,ブラン,ノワール、ムーヴェドル
La Goudy"ラ・ゴーディ"という樹齢20～100歳の様々な品種が混植された0.8haの急斜面の区画に植えられたグルナッシュ（グリ,ブ
ラン,ノワール）、カリニャン（グリ,ブラン,ノワール）、ムーヴェドル。シスト土壌。1/3全房、2/3除硬で7日マセラシオン。古樽
で6ヶ月熟成。収量は毎年平均しても10ha/hl。偉大なテロワールを持つラ・ゴーディの畑。つくられるワインはアートのような液
体。フランスで最も感動したテロワールに加えて混醸から醸し出せれる複雑な味わい...唯一無二の世界観を持ったワイン。熟成を経
てさらに進化します。2022年は暑く凝縮したブドウでした。毎年品種の割合は違いますが赤品種が多かったそうです。寝かせられる
なら10年寝かしてみてほしいとジョルディ。アランから引き継いだ畑の仕事の厳しさ、とれるブドウの収量の低さはジョルディに
とって厳しい現実も突きつけられています。いつも笑顔だったアランの偉大さを感じます。ジョルディが畑の現実と向き合い醸す
ヴィ・スィ・ナム。今までで一番静けさのある仕上がり。妖艶なアロマに縦横左右に広がるような世界観。繊細なミネラル。地中か
ら湧きだる温泉成分のようなエキス感。ジョルディという何事にも真剣に考え向き合う人を介して表現されるヴィ・スィ・ナム。
ジョルディの言葉通り10年後を感じたいワインです。

以下前回ご紹介分
ル・カゾ・デ・マイヨール
コマクス・エティリクス2022年です！！！

そんなジョルディ・ペレスの造る
ル・カゾ・デ・マイヨール
2022年もの
三種類
二番通り酒店様より到着です。

今回は
いつもの赤、白
オブルプティス
コマクス・エティリクスだけじゃなく
ロゼのメデも到着
今回のロゼのメデ2022年いただきました。

素晴らしいの一言です。
グラスに注ぐと
真紅の赤みあるロゼ色
液体の磨きこまれた輝きとクリアーな清澄度の高い液体
そこからすでに妖艶な雰囲気を醸し出すロゼ
美の塊のような液体
赤や白のようなエキスの厚みとかそれじゃなく
焦点のあったエキスのみの昇華させた
そしてそこに詰まった生命力がギラギラとするようなそんな世界観
ツルスベの液体からは口中での香りの開きも
何か香水的なニュアンスそこにもどこにも
品があり大人っぽい表現
シラー80％にマルサンヌ20％のロゼで
基本にあるのはシラーの黒じゃなく赤系の果実ですが
ピュアさはありつつも煌びやかな夜の世界を思わせる様なところもあり
程よい緊張感とそれを緩和するマルサンヌの丸み
いや素晴らしいロゼです。

以下インポーター様情報
Médée 2022 [ nouveauté ]
メデ
品種：シラー80%、マルサンヌ20%
内陸に入ったピレネーの麓にあるタレラック村の標高550～600mにある畑。馬で耕す有機のブドウを購入してつくられるキュヴ
ェ。砂と花崗岩の混じった土壌に植えられたシラーとマルサンヌ。プレスディレクト。ステンレスタンクで3ヶ月熟成。濃い色調の
ロゼ。イチゴやクランベリーのフレッシュではつらつとした果実。ミルキーで甘みを感じるかのようなエキス感。ギリシア神話に登
場する王女からとったキュヴェ名。「マルサンヌはいつもワインをまろやかで美味しくしてくれるから各キュヴェに少しずつ混ぜる
んだ」とジョルディ。

次は
○オブルプティス2022年
ヴェルメンティーノ80％マルサンヌ20％の白
こちらも以前飲んだ時の印象として
ナチュールなれどもここまで焦点のあった表現力
それゆえに緊張感もあり程よい硬質感と
ワインが持つエネルギーなども
ダイレクトに感じる白
余計な表現が年々排除され凄みを増してきているようにも思える
ジョルディのワイン

今回飲んでおりませんので
前回飲んだ時の印象です。
オブルプティス
深くミネラリィで重厚感あるワイン
マセラシオンのワインとなりますが
24時間だけのマセラシオンということでそこまでその影響が強くでたワインではないのですが
まずグラスに注ぐと色の濃さクリアーで
美しい琥珀色ある液体
健全さもあり大人っぽい輝きも秘める
重厚さがまずあり液体の密度
流れるローヴもゆったりと粘性ありそしてすぐにナッティーな雰囲気
ゴツゴツとしたミネラル感ありボディの強靭さ
それも大柄なものでは決してなくそれぞれの密度感の高さ
それでいながら洗練された美しさも伴う
塩気感じるようなところもありマセラシオンの果皮感ほろ苦さなども後味にある
香りも柑橘も大人っぽくリキュールいや蒸留酒的なエキスへと昇華させたもので
ハーヴ系も野草感そこからさらに抽出されたエキスの深さもあるワイン
アルコール度数からは想像つかない要素の成長した姿があるとも思いますが
現状でまだまだシリアスさやエレガントさも自然の強さのような強靭な部分も
前に出ておりますので
飲み頃としてはまだまだ先にあるワインかと感じます。
この先の成長が非常に楽しみなワイン

以下インポーター様情報
Obreptice 2022 [ nouveauté ]
オブルプティス
品種：ヴェルメンティーノ80%、マルサンヌ20%
内陸に入ったピレネーの麓にあるタレラック村の標高550～600mにある畑。馬で耕す有機のブドウを購入してつくられるキュヴ
ェ。砂と花崗岩の混じった土壌に植えられたヴェルメンティーノとマルサンヌ。プレスディレクト。24時間だけ軽くマセラシオン。
ステンレスタンクで3ヶ月熟成。美しい黄金色の液体。アップルレモンティ、カモミールティなどのハーヴティを優しく煮出したよう
な味わい。そして透明感のある甘味と旨味。飲み疲れさせないきれいな酸味が液体を支え、アフターに優しいタンニン。

最後は
○コマクス・エティリクス2022年
シラー80％マルサンヌ20％
こちらも赤としてなんといいましょうか
ワイン造りに対しても真面目さありよりピュアな表現を求め
余分なものを排除し
より高い次元に到達するかのようなワインで
その分ややシリアスさがあったりドライな表現がストイックな印象も
若いうちは持つのかと思いますが
このへんが2022年どう表現されているのか楽しみなワイン

こちらも以前飲んだ時の印象ですが
標高550～600mにある砂と花崗岩の混じった土壌に植えられたシラー。馬で耕す有機の畑のブドウを購入してつくられるキュヴェ
とのことで買いブドウで造られるワイン
黒ブドウだけじゃなく白ブドウのマルサンヌも入るワインということで
これだけだと
心地よい軽やかさもあるワインかなと思いきや
これまたエキスの強さもありシリアスさミネラル感のぎっしりとあるワイン
グラスに注ぐと
赤紫の濃度感もありつつピュアさも伝わるワイン
そこからなんというかテンションの高さ
白同様に赤に関しても緊張感
静けさのなかに余計なものが排除され
張り巡らされたミネラルそしてドライな世界あるワイン
香りなども黒く熟度高くとも甘やかなニュアンスは無しで
研ぎ澄まされ洗練された黒果実
冷涼感も常に存在しバニュルスのワインながら熱ではなく
冷たさの中にあるシュールな世界
細やかなスパイス感と液体の精緻な仕上がり
何か突き詰めて仕上がるワインのようなところもあり
現状ではやはりまだまだ早い硬めな状態
ただこの美しさには今後の熟成で妖艶さへと繋がる要素もあると思えるもので
この先数年後また出会いたいワインですね

以下インポーター様情報
Comax Ethylix 2022 [ nouveauté ]
コマクス・エティリクス
品種：シラー80%、マルサンヌ20%
内陸に入ったピレネーの麓にあるタレラック村の標高550～600mにある畑。馬で耕す有機のブドウを購入してつくられるキュヴ
ェ。砂と花崗岩の混じった土壌に植えられたシラーとマルサンヌ。シラーは全房50%と除硬50%で5日マセラシオン。マルサンヌは
プレスディレクト。アッサンブラージュしてステンレスタンクで3ヶ月熟成。カシスやブラックチェリーのまろやかでピュアな果実
感。心地よい黒胡椒のスパイシーさ。艶やかなテクスチャーと優しいタンニン。心地よく喉元を過ぎ去る滑らかさ。Coma
Ethyliqueは飲み過ぎで病院に行ってしまう人のことで末尾に"x"をつけているのは言葉遊びだそうです。

以下前回ご紹介文
ル・カゾ・デ・マイヨール
オブルプティス2021年です。

ル・カゾ・デ・マイヨール
偉大な造り手アラン・カステックスから
若き生産者ジョルディ・ペレスへと引き継がれたドメーヌ
当店では2015年以降間開いてしまいましたが
今回久しぶりに2021年もの
御案内いただきました。
2015年の印象では
あまりに偉大なドメーヌを引き継ぎ
その中で表現される若い勢いとプレッシャーなども感じつつ
精一杯造られたそんな魅力もあるワインでしたが
久しぶりに飲んで
またさらに一歩も二歩も進んだ表現力
今回二種類いただきましたが
ワインとしてのポテンシャルもそうですが
地中からのエネルギーに加え
自然の厳しさなどもなんというか変に包み隠さず
伝えるワイン
そんなものを感じました。
アラン・カステックスからもジョルディの造るワインはよりエレガントさを
伝えるワインとなっているとの話もあるようです。

今回二種類
ともにいただきました。

○オブルプティス2021年
こちらはヴェルメンティーノで造るマセラシオンワイン
葡萄は
内陸に入ったピレネーの麓にあるタレラック村の標高550～600mにある畑。
馬で耕す有機のブドウを購入してつくられるキュヴェ
とのことで
買いブドウで造られるワイン
その分価格もここのワインとしては良心的なものとなっております。
ヴェルメンティーノというと比較的華やかさもでて親しみやすい白となる印象ありますが
今回のオブルプティス
深くミネラリィで重厚感あるワイン
マセラシオンのワインとなりますが
24時間だけのマセラシオンということでそこまでその影響が強くでたワインではないのですが
まずグラスに注ぐと色の濃さクリアーで
美しい琥珀色ある液体
健全さもあり大人っぽい輝きも秘める
重厚さがまずあり液体の密度
流れるローヴもゆったりと粘性ありそしてすぐにナッティーな雰囲気
ゴツゴツとしたミネラル感ありボディの強靭さ
それも大柄なものでは決してなくそれぞれの密度感の高さ
それでいながら洗練された美しさも伴う
塩気感じるようなところもありマセラシオンの果皮感ほろ苦さなども後味にある
香りも柑橘も大人っぽくリキュールいや蒸留酒的なエキスへと昇華させたもので
ハーヴ系も野草感そこからさらに抽出されたエキスの深さもあるワイン
アルコール度数からは想像つかない要素の成長した姿があるとも思いますが
現状でまだまだシリアスさやエレガントさも自然の強さのような強靭な部分も
前に出ておりますので
飲み頃としてはまだまだ先にあるワインかと感じます。
この先の成長が非常に楽しみなワイン

次は赤
○コマ・エティリクス2021年
葡萄はシラー80％マルサンヌ20％
こちらも
標高550～600mにある砂と花崗岩の混じった土壌に植えられたシラー。馬で耕す有機の畑のブドウを購入してつくられるキュヴェ
とのことで買いブドウで造られるワイン
黒ブドウだけじゃなく白ブドウのマルサンヌも入るワインということで
これだけだと
心地よい軽やかさもあるワインかなと思いきや
これまたエキスの強さもありシリアスさミネラル感のぎっしりとあるワイン
グラスに注ぐと
赤紫の濃度感もありつつピュアさも伝わるワイン
そこからなんというかテンションの高さ
白同様に赤に関しても緊張感
静けさのなかに余計なものが排除され
張り巡らされたミネラルそしてドライな世界あるワイン
香りなども黒く熟度高くとも甘やかなニュアンスは無しで
研ぎ澄まされ洗練された黒果実
冷涼感も常に存在しバニュルスのワインながら熱ではなく
冷たさの中にあるシュールな世界
細やかなスパイス感と液体の精緻な仕上がり
何か突き詰めて仕上がるワインのようなところもあり
現状ではやはりまだまだ早い硬めな状態
ただこの美しさには今後の熟成で妖艶さへと繋がる要素もあると思えるもので
この先数年後また出会いたいワインですね

以下インポーター様情報
Obreptice 2021 [ nouveauté ]
オブルプティス
品種：ヴェルメンティーノ
内陸に入ったピレネーの麓にあるタレラック村の標高550～600mにある畑。馬で耕す有機のブドウを購入してつくられるキュヴ
ェ。砂と花崗岩の混じった土壌に植えられたヴェルメンティーノ。マルサンヌも植えられている畑ですがミリデューでやられてしま
いヴェルメンティーノ単一です。24時間だけ軽くマセラシオン。ステンレスタンクで3ヶ月熟成。美しい黄金色の液体。アップルや
レモン、カモミールなどのハーヴティのような優しく奥ゆかしさのある味わい。優しく包みこむような柔らかい酸味とタンニン。飲
むほどに味わい深さが増していきます。

ComaX Ethylix 2021 [ nouveauté ]
コマ・エティリクス
品種：シラー80%、マルサンヌ20%
標高550～600mにある砂と花崗岩の混じった土壌に植えられたシラー。馬で耕す有機の畑のブドウを購入してつくられるキュヴ
ェ。シラーは50%除硬、50%全房でコンクリートタンクで5日マセラシオン。マルサンヌはプレスディレクト。アッサンブラージュ
してステンレスタンクで3ヶ月熟成。ブラックチェリーやプルーンの果実とハッカや胡椒のスパイシーさ、木の葉のような優しい香
りも混じり注ぎたてから心踊る液体。艶やかなテクスチャーとタンニン。心地よく喉元を過ぎ去る滑らかさ。素晴らしい仕上がりの
2021年。

以下2015年ご紹介文
ル・カゾ・デ・マイヨール
ブラン・デュ・カゾ2015年です！！！

ルーションはスペインとの国境にあるバニュルス
バニュルスというワイン聞いたことあるかと思いますが
それはだいたいが遅摘みして干し葡萄のような状態で作る天然甘口ワインのバニュルス
ワインアドバイザーの試験などでも
バニュルスといえば！みたいなところありますね
確かに長命なワインとなるので
ビンテージイヤー探すのには価格も手ごろで良いワインかもしれませんが
それとは別に
このバニュルスでは今偉大なワインが生まれているようです。

ブリュノ・デュシェンなども非常に品薄で偉大なワインとして有名ですが
ここにも伝説的な造り手が存在します。

ル・カゾ・デ・マイヨール
私も名前は聞いたことありますが飲んだことお取扱いするのは初めて
アラン・カステックスが造るワインですが
その次の伝説は今始まろうとしているようです。
その前に
まずアラン・カステックスの育てる葡萄畑
それはそれは過酷な環境にあるようです。
バニュルス自体ほとんどが厳しい斜面に葡萄畑あるようでさらにはこの地独特の
強風トモランタンと呼ばれる風が吹くようです。
地中海気候の典型的な産地で年間300日以上も快晴がある産地とかで
それだけに熟した糖度の高い葡萄が収穫できるようです。
そんな中アラン・カステックスの畑も信じられないような過酷な環境下
さらには高齢もあり
2015年からジョルディ・ペレスという青年に引き継がれました！
とのことです。

そのジョルジュ・ぺレスの初ビンテージとなる2015年であります。
もちろんアラン・カステックスとの共同作業で造られるわけで
ワインは今まで同様の仕上がりとのことです。

そんな特別なビンテージにお取扱いできる喜びを噛みしめつつご紹介です。

今回入荷のワインは

ル・カゾ・デ・マイヨール
●ロック・ブラン2015年　750ＭＬ＆1500ＭＬ

品種：シラー
マセラシオン・カルボニック。ステンレスタンクで熟成。樹齢20歳のシラー。
果実味の中にほんのり厚みを感じます。もちろん亜硫酸無添加。ナチュールでピュアな味わいです。

●エル・ニーニョ2015年　750ＭＬ＆1500ＭＬ

品種：グルナッシュ・グリ50%、カリニャン30%、ムーヴェドル10%、シラー10%
4品種を混ぜてマセラシオン・カルボニック。驚くほどの厚みを持ったワインです。
誰にも真似できないような圧倒的で贅沢な凝縮感。抜栓後からグイグイ変化していきます。

今回数少ないワインの中からこちらだけテイスティングさせていただきました。
まず驚愕です！
バニュルスの厳しい環境下そして医大と言われるワイン
その辺からも2015年でリリースされたばかり
まず本来の魅力感じることはできないだろうとあきらめながら少しでも感じることできたらと
思いながらのテイスティング
し・か・しです！
偉大なワインはいつ飲んでも偉大！と言われる
まさにそんな感覚楽しむことできました！
まずグラスに注ぐとその端正な仕上がりの液体
ツルツルで綺麗赤黒く深みある色調
香りがまず驚き！
濃密でいて2015年と出来立てリリースしたてにも関わらず
この集中力妖艶さもありナチュラル感
伝えたいものがストレートに入ってきます。
そして集中している余計な雑味は無く次から次へと出てくる
花の蜜のような果実香に磨きこまれた華やかなものドライさもありバラのようなシュールさも
そこに黒果実のリキュール様の香りもふんわりとそれでいて濃密なものも存在し
素晴らしいのです。
味わいもその延長線上にありまだ味わいに関しては開き切っていないのですが
その内包される核の塊感
さらには暴れている様子は無くここにも完成度の高さ
ヴァンナチュールでこの感じはなかなか無いですね
高級感ある目の詰まりある旨味それが流麗にながれ広がり上品さが素晴らしい
どんどん集中力増していくそしてスケール感出てきますが
二日目三日目と全然飽きないそれどころかこの後どう変化成長していくのか
そこが気になり引き込まれる魅力あります。
しっかりとした味付きでもくどいわけではなく
このバランス感覚濃密でも無理に造った感が無く自然体
それでこの完成度いいんですね
今回貴重なワインゆえにこの1本しか飲めませんでしたが
1本で引き込まれました！

●スーラ2015年　750ＭＬ＆1500ＭＬ

品種：グルナッシュ・ノワール
収量10hl/ha。過酷な環境、偉大な土地で造られる偉大なワインです。ブルゴーニュの素晴らしい畑を思わせる複雑で力強いアロマ。
しっかりとした酸があり、伸びやかな味わい。非の打ち所のない、素晴らしいナチュールワインです。

●ブラン・デュ・カゾ2015年

品種：グルナッシュ・グリ50%、グルナッシュ・ブラン40%、その他10%
ベルメンティーノというスペインの品種も少し含まれています。シュール・リーで樽熟成。
驚くほど凝縮した液体です。白ワインですが、どんな料理にも負けないくらいの力強さを持っています。

以上今回四種類
750ＭＬと1500ＭＬマグナムボトルとなります。

数もそれぞれ少なくなっております。
価格も安いワインではないです。
でも内容考えれば全然高くないです。
しかも寝かせておけるポテンシャルあるワイン
今後熟成していってどう進化していくのか
楽しみなワインばかり
新たな物語の始まったル・カゾ・デ・マイヨール
注目です！！！

ル・カゾ・デ・マイヨール。
若きジョルディによって新たな物語が始まります。
スペインとの国境付近、フランス最果ての地、バニュルス。目下に望む海の絶景とは裏腹に、働くのには過酷すぎる急斜面でのワイン造り。強い海風の中、こんな所に
葡萄畑があるのかと驚かされます。偉大な造り手アラン・カステックスとパートナーのジスレーヌが1994年から続けてきたル・カゾ・デ・マイヨールは、2015年より
ジョルディ・ペレスという青年に引き継がれました。ジョルディは33歳のまだ若き青年です。2010年にボルドーのシャトー・ベル・シュバル、2013年には南仏Fitou
のドメーヌで働いていました。ナチュールではないワイン造りをしていた中で出会ったル・カゾ・デ・マイヨール。偉大なテロワールを持つ畑を引き継ぎ、もちろん醸
造も今までと変わらずナチュールに。シスト土壌で足下もおぼつかない、もちろんトラクターも入れない3.7haの畑。ほとんどの樹がヴィエイユ・ヴィーニュ。全て手
作業。一年間、アランとともに畑仕事、醸造を行いながら、今ではジョルディにとってアランは父親のような存在です。大のラグビー好きの二人は一緒に試合を見に行
ったりと本当の親子のようです。2015年、彼の造るスーラもヴィ・スィ・ナムも今までと変わらず偉大なテロワールをしっかり表現してくれています。