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リュシー・エ・オーギュスト・リニエ ブルゴーニュ・ルージュ2010年 750ＭＬ
ブルゴーニュ・ルージュ2010年です！！！
※販売に際してのご注意
今回のワイン当店にて6年半寝かせていたワインで
エチケットに若干の汚れやカビの付着
キズなどもございます。
こちらだけご了承の上ご購入よろしくお願いいたします。
たぶん最後の最後のリュシー・エ・オーギュスト・リニエです。
今では相続やら様々な出来事で
分割されたりもめたものも
収まり
元のユベール・リニエのものへと収束したのかと思いますが
そのわずかな時期リリースされていた
リュシー・エ・オーギュスト・リニエのワインです。
だんだんと忘れ去られていくのかと思いますが
個人的には
リュシー・エ・オーギュスト・リニエの2006年に始まり
2007年のあの凄みあるワインに感動して
その後08、09ときての最後の2010年なので
しかも私自身も
今でもまだまだではありますが
特にブルゴーニュのワインに一時期はまるきっかけともなったワインの一つでもあり
忘れられない存在の
リュシー・エ・オーギュスト・リニエのワインです。
あの当時リアルワインガイドでの
ブルゴーニュの新しいレヴューなど出ると
今年のブルゴーニュの出来はどうなんだ！とかライジングスターは？とか
その生産者の中でも特に秀逸な仕上がりのワインは？なんて
一ファンとして見ていたような気がいたします。
リュシー・エ・オーギュスト・リニエのワインもいろいろとあったようですが
私の中でもいろいろと変わる部分成長する部分
ありまして
でもそんな最後のリュシー・エ・オーギュスト・リニエのワインご紹介にあたり
なんか感慨深いものがございます。
ある意味こんな想いや深い思い出とともにあるワイン
それがブルゴーニュワインの本当の魅力の一つなのかもしれません。
ビンテージが変わりその年を思い出したり
造り手サイドの
家族経営が多いがゆえに
相続や息子が帰ってきて若い感性のもと造りだされるワインから
一年一年経験積み成長していくワインを感じて
涙したり
そんなワインと自分の経験や結婚、出産、辛い経験から別れ、失敗
などなど
そんな人生の喜怒哀楽
それが重なることがシンクロすることができるワインそれがブルゴーニュワインなのかなと
なんてまだまだ私も道半ば知ったようなこといって申し訳ありませんし
まだまだ飲みたいワイン全然頂は見えないわけで・・・
逆に遠くへ・・・手の中からするりと零れ落ちているそんな状態でもあり・・・
ということで
リュシー・エ・オーギュスト・リニエ
2010年です。
三種類のみですが
ご紹介です。
まず
何度も飲んだ
モレ・サン・ドニV・V2010年です。
最後の最後で素晴らしい状態に出会えた嬉しさそれがこみ上げるワインでした。
いろいろあってもなんかよい終わり方で良かったそんな気がするワインです。
思い出は美化しがち・・・ではありますが
本当に素晴らしく感じたワイン
めっちゃ赤黒クリアーで
澱も下がり輝く液体
ふんわりロースト上品
これがモレ？と
今までのリニエのワインの良い状態で飲んでその力強さやネットリとしたとろけるような果実味それも
素晴らしいのですが
その先の力の抜けた黒エキスへとフワ~っと染みる
軽やかでエレガントにでもその中にやはりモレらしいトロケル感覚もやはり少しあり
でもドライなエキスへと
果実味の実の部分が甘みとか果肉とか抜けてエキスへと昇華する感じ
じんわりとずっと楽しめるこの無駄な力が抜けて
綺麗に酸が浮き上がり上品な液体へと
若かりし頃の好みの味わいから自分と同じく年を取り少し疲れてきた頃に
バッチリマッチしてくれる味わいでいいです。
個人的な感想が強くなるワインですが良く感じます。
その他のワインですが
ブルゴーニュ・ルージュ2010年
モレ・サン・ドニV・Vでこんな感じですので
ちなみに当店入庫は
2012年12月21日
今で6年半ですね
より枯れた印象も出てきているブルゴーニュ・ルージュかと思いますが
2011年のワインは軽やかなワインブルゴーニュには多く
2010年のワインはより陰陽のバランスあり骨太感もあるワイン多く感じておりましたが
熟成してやはり少々ダークな部分もあり面白い熟成を進むワイン
な感じがあるような
でも枯れていく様も予想よりも少し早いような気がいたしますが
そのへんはもう少し飲んでみないとわかりませんね
最後は
クロ・ド・ラ・ロッシュ2010年です。
リュシー・エ・オーギュスト・リニエのトップキュヴェになるのかな
グランクリュのクロ・ド・ラ・ロッシュ
このワインは蝋封です。
今と比べると当時の価格ですので
2万円切りますので安く感じますね
あとはどう成長しているのかそのへんですが
モレ・サン・ドニV・Vの今の状態からすると
断然期待できるのではと思いますが・・・・やはり未知数な部分も多く
でも2008年、2009年など
出始めちょっとバランス悪く堅い
それもけっこうな時間を要する感じでしたが
それがちゃんとこう伸びていく方向へちゃんと育ってくれる
そんな気がいたしました。
この2010年のクロ・ド・ラ・ロッシュ
必ずや期待に応えてくれるワインとなっていると信じております。
ということで
やや感傷的になった今回のワインのご紹介です。
これもブルゴーニュワインの魅力が成せる業かなと・・・
以下2009年ご紹介文
リュシー・エ・オーギュスト・リニエ
モレ・サン・ドニＶ・Ｖ2009年です！
若干のエチケット汚れなどございます。
ご了承ください。
数が少ないために御一人様1本限りでよろしくお願いいたします。
モレ・サン・ドニの名門
ユベール・リニエ
もともとはリッチなスタイル新樽も強めのスタイルだったユベール・リニエ
息子のロマン・リニエが参画することでよりバランス重視のスタイルとなり
評価を伸ばしていった
そのその息子ロマン・リニエが2004年に他界してから
このドメーヌは本当に揺れ動いたようであります。
私が認識しているもので
その後奥さんのケレン・リニエがドメーヌの中心となり奮闘
2006年を経て2007年は素晴らしいワインが生み出され羽広げ個人的にも心に残るワインとなりました。
ただ中心となりながらも折半耕作という形でユベール・リニエの名義も存在し
1/3はユベール・リニエ名義で出ていたり
ドメーヌ内の人間関係も二つに分かれてしまうことで
避けられない問題があったようです。
そして最終的にはその折半耕作も2014年には終了で
それに伴ってリュシー・エ・オーギュストは無くなるようです
その代りに全てがユベール・リニエ名義にてワインはリリースされるようで
一度引退したユベール・リニエ本人も復活
ただワインのスタイルはロマン・リニエが作り上げたバランス重視のものを
続けていくようですね
とこう認識しておりますが間違いなどございましたら
申し訳ありません
ということで正規インポーター様のリリースは
リュシー・エ・オーギュスト・リニエは
2010年までだったと認識しております。
当店は2006年、2007年、2008年、2009年、2010年と入荷しました。
08までは販売しておりますが
2009年、2010年と正直リリースしたての段階で
そして一年ごとにテイスティングして
まだ期待するものとまで成長していなかったと思いました。
そして今年2015年12月
やっと2009年このモレ・サン・ドニＶ・Ｖ2009年
素晴らしい状態になりました！
2009年ビンテージというとほとんどの生産者のワインが
リリース直後でもある程度楽しめるふっくらとした果実味中心で
愛想の良いイメージございましたが
リュシー・エ・オーギュスト・リニエのワインは
どこか固い印象がありその後広がりふっくらとした旨味出てくるものが
なかなか広がっていかないという現状に
販売を見合わせておりました。
一年ごとにテイスティングし
もともとの入荷量も少なかったので全然赤字となってしまいましたが
でも2007年のモレ・サン・ドニＶ・Ｖのあの感動が忘れることできなく
それゆえに適当なものご紹介もなかなかできないという
個人的なデススパイラルへと
もう最後の1本まで自分で飲むようになるかも・・・といった不安もありながら
そのどこかには
このリニエ家の問題とそのへんがワインにも反映してしまうのでしょうね
ワインに落ち着きがなかったり
なんか閉じこもって内向的な状態のままであったことなど
でもそのへんの問題もケレン・リニエの考える状況になったかどうかは別として
最終的に1本にまとまることで
落ち着いたのではとも思います。
それが今回のワインの状態にも影響あるのかな？
とかなりはばい思考も入るつつですがそんなこと考えながら飲めるワイン
素晴らしいではないですか！
ということで今回のテイスティングです。
あるお客様とのメールの中で
リュシー・エ・オーギュスト・リニエの話となり
実はうちまだ09、2010販売していないワインあるんですと
なかなか予想する味わいに伸びてくれなくて
まだなんです・・・と
そして今年も年末試してみるかと思いだし
思い出の
モレ・サン・ドニＶ・Ｖ2009年を・・・
当店インポーター様より入庫は
平成24年1月17日
そして現在
平成27年12月19日
実に三年11か月も待ちました。
早速抜栓でグラスに注ぐと
うん！？クリアーで赤黒さなんか気持ち良く美しくなっているような
どこかにあった迷いのような色あいは抜けているような
出た！
黒果実がとろける様な程よい熱が入りとろけだし
黒果実が成熟しつつある香り
リキュール様の集中力
黒スグリ、レーズン様の深み妖艶さがましというか出てきて
いい！
ワインに集中力が出てきております。
味わいは香りの黒さかなり出てきておりますが
入りはクリアーなモレがスッと入りその後
黒果実のエキスがじわじわと厚みを増していく感覚
入りのスパン！ときてググッと旨味のグリップ感広がる
この感じ
07はもっとふっくら感ありましたがよりエッジがきいて
黒いのにエネルギーも蓄えながら冷涼感もあるワイン
空気とふれさらになめし革やどんどん黒果実が熟したニュアンス出てまいります。
ますます官能的なモレを感じるワインと成長していき素晴らしいです！
長い間まっていただけに嬉しいですね
ぜひ！！！
以下2008年ご紹介文
リュシー・エ・オーギュスト・リニエ
2008年到着です！！！
2007年は身震いするほどの素晴らしいワインに
トロトロにされたワインでありますが
今回2008年ビンテージが到着いたしました！
現在市場では各生産者ブルゴーニュ2009年がリリースされ
話題になっておりますが
こちらは2008年であります。
2008年もなかなかに厳しいビンテージでありましたが
2007年にあれだけのワインをリリースしたケレン・リニエですので
今年も断然期待してしまうわけですが
到着してブルゴーニュ・ルージュ2008年テイスティングいたしました。
その後ワインを十分に落ち着かせて昨晩
モレ・サン・ドニＶ・Ｖ08
テイスティングいたしました。
昨年の2007年ではこのモレ・サン・ドニＶ・Ｖ07で
私はもうトロトロになってしまいました。
今年はどうか！というと
こちらは07よりもさらにエレガントに仕上がり
モレ・サン・ドニながらクリスタルな酸に
香りの複雑性、奥深さなど申し分ない出来でありました。
昨年の香りから液体の迫力ある感じはないですが
十分に美しくエレガントなワインとなっており
甘クリスタルな雰囲気で非常に透明感あるワインで
ありました。
ブルゴーニュ・ルージュ08もそう感じたのですが
もう少し落ち着かせてキュッと締まるようなものが
あり
このモレ・サン・ドニＶ・Ｖに関しても
各要素が一体感出てくるようになれば
より大きな喜びを感じることができるのではと
感じております。
2009年ブルゴーニュも良いですが
美しい2008年ブルゴーニュ
どうでしょうか？
以下インポーター様情報
Morey-Saint-Denis Vieilles Vignes
モレ・サン・ドニ ヴィエイユ・ヴィーニュ
Les Porroux (0.2ha)、Les Chenevery (0.6ha)、Clos Solon (0.15ha）で合計0.95ha。平均樹齢45年のVV。新樽率30%で18〜20ヶ月間熟成。年間生産本数4000本。
2004年、34歳の若さで天国へ旅立った、ドメーヌ・ユベール・リニエの元当主ロマン・リニエ。彼は生前、自分に万一のことがあった場合、実質的なドメーヌ運営の一切を、妻であり、弟子であり、同志であったケレン・リニエに託す手続きを済ませていました。それは、他界当時4歳であった長女リュシーと2歳のオーギュストへ託された、父としての意志でもありました。ロマンから4年間にわたって栽培と醸造をみっちりと学んでいたケレンは、新たにDRCの薫陶を受けるなど独自に研鑽を重ね、また、元ドメーヌ・ユベール・リニエの栽培長ドミニク・ポワルロットからも熱い支持を得て、確固たる醸造家の道を歩みはじめました。2006年ヴィンテージ以降は、栽培も醸造もすべてケレン自身の手で行われております。
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